ゲームホリック

ゲーム大好きぃ!!でゲーム脳なのであること無いこと書き散らします。

龍が如きゲームの古臭さ

2009年02月21日 | ゲーム
『龍が如く3』の体験版が配信されたので、プレイ。全くのシリーズ初体験であったので興味深くプレイしました。言われていたように、このソフトは本当に全て割り切って作っているなぁというのが第1印象。『GTAⅣ』のようなフリーローミング系のゲームの外観はありますが、フリーローミングを装ったアクションRPG、それもアクションがかなり独立したアクションRPGです。

そもそもバトルがエンカウントでシームレスですらなく、マップを歩いていたら指定の場所にエンカウントエネミーが配置されていて接触するとカットが変わり会話シーンとなってそこからシームレスにバトルに突入。そういった基本的なシステムを埋めるようにそれぞれ独立した音ゲーやゲームセンターのゲーム、製品版では登場するキャバクラ運営などを入れることでかさ増しさせている印象です。

すごく作り自体は古いPS以降のアクションゲームやアクションRPGの延長線上に存在するゲームだと思います。システム回りなどは『鬼武者』などに近いかなぁ。シームレスなアクションにもう慣れてしまった海外で受けないというのは当然といえば、当然だと思います。極端な光原処理が印象的なムービーとその間のリアルタイムレンダリングのモデルのモーションの差がまた非常に残念な具合。


でも何でしょうか、ムービーシーンとリアルタイムデモとの差が在るゲームは大嫌いで、それならどちらかに統一した方が統一感があって良いと思いますが、バトルは体験版を弄った限りはシンプルさが丁度良く面白いです。単にコンボを決めるばかりではなくスウェイによる回避行動でバトルが単純になりすぎません。ミニゲームも例えばカラオケも音ゲーとしては緩い作りですが、押さえるところは押さえていて面白い音ゲーになっています。ゲームセンターのゲームもそれぞれ単純ですが完成度が高く寄り道も面白いです。



単純すぎて古臭いシステムやモデリングの甘さなど不満な点は確かに在りますがそれを仕方が無いと潔くスパッと切り捨てていて、それを踏まえた上でゲームがデザインされているので並以上の面白さを獲得できているように思います。確かにフリーローミングゲームは楽しいですが、日本人がフリーローミングを求めているかといえば多分そうではないので、この選択はある種とても正しいと思います。極端なテカリとドギツイフォーカスとボケのムービーシーンは凄いワンアンドオンリーで良いなぁ。



これからこういう作り方の作法が見直されてゆくのやもしりません。