亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

今年の市民大学講座を終えて

2016-11-09 | 学問

今年も市民大学を皆出席した。

「今年は人気が高く二日間で殆ど売れました。明日来ると無いかもしれません」と言われた。

全6回、今年は著名人6人の方の話を聞いた。

「武士の家計簿」の磯田道史の話は凄かった。水泳の田中雅美はシドニーオリンピックの銅メダルを披露してくれた。会場に廻されたので本物の重い銅メダルに触れられると順番が廻ってくるのを楽しみにしていたが、残念にも手元まで回ってこなかった。片岡鶴太郎は歳のわりにものすごいスピードでいい加減な話をして会場を沸かせた。後で家内に話すと「あの人はあんな人だ」と言う。テレビでもいい加減なこと言っているらしい。指絵に挑戦していて指紋が無くなっているそうだ。野村万作は今テレビで人気の高い野村萬斉の父で今流行のプロジェクターで萬斉が猿回しで出演している狂言「靭猿(うつぼざる)」と万作が熱演している「釣狐」をみせてくれた。万作はこれで芸術大賞を受賞したそう。

3日間で売り切れるような盛況ぶりだと言う割には人がいなかった。

以前、会場前に長い行列が出来ていた。私は真面目にその後ろに順番をついていた。ところが、後から来た人が次々と会場に入っていく、不思議でしょうがなかった。後で小耳に挟む所によるとその行列は当日券を求める人の行列だと分かった。行列を見るとその後に並ばなければならないと考えるのが日本人だと言う。

帯状疱疹になって10日ばかり、本当は行きたくなかったが、欲んべの私はお金を払ってあるんだから行かねば損と、みっともない顔を隠す為夜だと言うのにサングラスをかけて行った。でもその日の講演は一番良かった。

プロジェクターという、パソコンで操作する、幻灯機のような、映画のようなものが最近はやってきて、講演会では良く使われるようになった。私のような聴覚障害者はレコーダーというものを持ち込んで収録して家で復習をするのだが、それがプロジェクターを使われると、プロジェクターで映し出された絵を覚えていないのでどこをどう説明しているのか分からなくなってしまう。今度カメラを持って行かなくてはと思う。が、カメラはあまりにも目立ちすぎてさすがに使えない。どうしよう。

でも最近は大分耳が馴れてきたのか少しずつ分かるようになった。

コメント
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