KaLuck 花壇苗生産ブログ

花壇苗生産農家の毎日

適正であれば矮化剤は悪者にはなりません

2013-01-11 20:08:01 | 農薬
今日のオヤツは、いただきものの甘栗です。



京都新京極にある林万昌堂:甘栗の老舗らしいのですが、私はよく知りませんでした。
ヨメは昔からここの甘栗が大好きだそうです。

さあ、ひとくち。
ん? んま~!!
うんまい甘栗、やめられない止まらない・・・で一気に一袋終了です。
ありがとうございました~。



さて、食べてばっかりしないで、お仕事です。

これからオステオスペルマム・トレードウィンズに矮化剤を散布します。
矮化剤はバウンティを使用。
バウンティ原液では使いにくいので、あらかじめ10倍に薄めたバウンティ1/10液をメスシリンダーで計測。



見た目は牛乳のようですね。
間違えて飲む方もいらっしゃいます・・・いるはずありませんよね。

計測した液をさらに希釈し、これを噴霧器で散布します。





オステオは色によって背丈が異なりますので、高さを揃えて開花させるには、色毎に矮化剤の濃度を変えて散布します。
この濃度がクセモノでガイドラインが存在しません。
KaLuckでは何度も試行錯誤しながら適正な濃度を見つけます。

矮化剤の散布は、花壇苗生産でもっとも慎重になる作業です。
濃度を間違えると、植物に負荷がかかってしまい、醜い姿になってしまいます。
また均等に散布しないと、効果に偏りがでてしまいます。
二日酔いの時や、急いでいる時などに散布を行うと、ばらつきが出てしまうかもしれませんね。
散布中に電話が鳴っても、無視してしまいます。(→大変失礼でスミマセン)

KaLuckのオヤジ、今日の体調は万全で、絶好の矮化剤散布日和です。

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