森林インストラクターのメンバーで菌友の2人と合流し
吉和(広島県廿日市市)から深い深い西中国山地へ
ナビにも一切出てこないから、地名等は分からない・・
もちろん踏み痕なんてものはなく
ササを泳いで進まないといけないので
ひとりで入るのはかなり勇気がいります。
まず道中は普通の車では入れません。
悪路走行可能な車高をあげたSUV車でないと無理。
標高約600mの地点で落葉樹主体の林。
やっと芽吹き始めたばかりなので林床はとても明るいのですが
湿地で足元はずぶずぶと埋まる (;´Д`);
ダイナミックなバイケイソウが群生しています。
ニシキゴロモ
そういえば、前回訪ねたときは
足の踏み場に困るくらいギンリョウソウがニョロニョロ生えていたのに
今回はやはりひと株もありません。
今年は菌従属系は厳しい年になるかも(!?)
クマの巣穴があっちにもこっちにも
オッカネ~ ( ゚Д゚)!
で!目当てのユウシュンラン(希少種)
あるにはありましたけど、すべてツボミの状態(汗)。
何度も同じ時期にここを訪ねていますが
まったく咲いていなかったのは初めて。
約1時間でトータル15株ほど見つけましたが
最初の写真のものが一番咲きそうだったくらいかな。
なお、ユウシュンランはギンランの変種とする説が一般的ですが
ギンランとはまったくの別種とする見解もあります。
まあ、外見はまったく似ていません ^-^;
ユウシュンランはちゃんと花開きますし。
一応葉はあるものの、ほとんど退化してしまっています。
菌への依存度が非常に高いランです。
オシャグジデンダ
ウスギヨウラク
地元ではなかなかお目にかかれない植物たちの数々
遠出した甲斐があったというもの。
ユウシュンランはツボミでしたが
確認ができただけで満足です。
さて、離合不可能な狭い林道を抜けて島根県側へ
続く ^-^;