Action is my middle name ~かいなってぃーのMorrisseyブログ

かいなってぃーのMorrissey・The Smithsに関するよしなしごと。

モリッシーのインタビューがトルコの新聞に載った

2012-07-18 00:34:37 | Morrissey News

7月5日より始まったモリッシーのヨーロッパツアー。

7日~13日のイタリアの日程を着々とこなし、昨日16日はギリシャ、

そして今週19日はトルコと進んでいきます。

 

トルコのライブの前に、トルコのモリッシーファンブロガーZülal Kalkandelenさんが

モリッシーにメールインタビューした模様。それが、Cumhuriyet紙に掲載された模様。

こちらは中東に詳しいお友達によると、歴史のあるインテリ向けの左派リベラル紙だそうです。

へぇ~。

ネット版ではこんな感じ。

Zülal Kalkandelenさん、こんな方。すごくきれい!

ちょっと90年代の「渋谷系」みたいなオサレさんですが、

アンカラ生まれのハードコアヴィーガンなジャーナリストさんです。

プロフィール見ると、すっごい音楽リスナー!!

60年代以降のあらゆる音楽聴いていらっしゃりお詳しそう・・・

レナード・コーエン爺ともパチリ。

 

でも、モリッシーは「命を救った」とまで言うとっくべつなアーティスト

らしいです。英文バージョンは、こちらのご本人ブログで読めます。

MORRISSEY : YOU SAVED MY LIFE

Zülalさんはミート・イズ・マーダーを聴いてベジタリアンになり、
 
動物愛護の観点でもモリッシーと目的を同じくしているそうです。
 
ブログには、刻一刻と地球上から抹殺されていっている動物さん
 
カウンターもつけられており、その真剣さもうかがえます。
 
 
このインタビュー、おもしろかった!!
 
モリっ節炸裂・・・さすがファンであり、鋭いジャーナリスト。
 
35年にわたるキャリアにおけるモリッシーの思い、音楽観、
 
王室問題、詩の問題、レコードリリース問題にまんべんなく言及しています。
 
質問内容がいちいちモリッシーの語りたいであろうコアなところにささっている。
 
 
以下、印象的なモリッシーの回答。
 
 
「僕にありがたいと思わないでくれ。命を救ってくれたのは曲を聴いてくれた君たちだ。
 
僕は自分を羊飼いの群れを導く、よき羊飼いだなんて思わない」
 
 
「デビッド・ボウイとアルバート・フィニーがナイツの称号を拒否したことを誇りに思う」
 
 
「英国女王は突然まわりをポップスターで固め出した。英国の若年層向け、
 
ロイヤルファミリーPRのためだ」
 
 
「僕は音楽業界から離れてるから、変だから、まだまだ興味は持ってもらっていると
 
感じる。僕のオーディエンスは僕への熱意の代弁者、彼らだけが、音楽の重要性を
僕に確信させてくれる」
 
 
「君がもし詩を見つけたら、その歌が君の胸をかきむしったら、その時君は確かに
 
詩以上のものと対峙している。それらは紙に書かれた言葉ではない。
 
君がきかなくてはならない言葉だから君に呼びかけ、身体を揺さぶるんだ。
 
僕が思うに、エモーションていうのは、単なる詩よりもっと強くて大きなもの」
 
 
 
そして話はもちろんレコードリリースのことにもおよび…
 
Zülalさんは
 
「あなたがレコード会社に信頼を喪失していることも知ってます、
 
でも、皆の衆はど~しても新曲が聴きたくて飢え死にしそうなのです!!
 
後生ですから、後生ですから、デジタルダウンロードでもいいから
 
村人にお与えくださいまし、お代官様~」
 
と懇願していらっしゃるのですが、
 
モリッシー悪代官(悪じゃなかった、てかそもそも代官でもなかった)
 
(★参考画像:悪代官)
 
 
「わしの曲を好きで、ちゃんとプロモートしてくれるレーベルから
 
しか出すつもりないわい!!
 
そうでなければまったく意味無し法一じゃ!!
 
聴きたきゃ皆の衆、ライブに来い!つべで流せ!
 
レコードレーベルに、サインしてくれなんて頭下げる気も
 
これっぽっちもないわい!
 
運命の救いの風というのは、どうにかこうにか、
 
こっち向きにちゃんと吹いてくるんじゃ!!
 
がたがた抜かすな~ぐわーっはっはっ!!」
 
(※代官バージョン超訳です)
 
 
えっと、
 
そして、そして…
 
「レコードがないなら、自伝を食べればいいじゃないの!」
 
と、ファン頼みの綱、待望の自伝について。今年出版されるとのことでしたが
 
「急ぐことはないんじゃ~。今年出すのはやめるぅー」
 
とのこと…
 
 
ああ。そうなんだ。まあ、いつものことじゃわい。
 
待つことに慣れてしまっている、
 
モリッシーファンのテーマ曲はいつもこれだった…(違っ)
 
 
 
 
でも、本当に素敵なインタビューのおかげで、素敵なモリッシーのご意見を
 
またまた知ることができました!
 
Zülalさん、どうもありがとう!!