永島聖羅が3月20日(日)のアンダー全国ツアー名古屋公演をもって乃木坂46を卒業
永島聖羅の涙と笑顔、11th選抜の発表から始まった2015年の長い旅 [19Dec15#2]
永島聖羅のいない乃木坂、らりん卒業を巡るグループの現状と未来 [19Dec15]
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
03月17日(木)
19 : 00 ~ [舞台]「【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』―血戦のラストダンス―」in 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo。[初日] 第1公演(井上小百合)。井上小百合と樋口日奈がWキャスト方式によりヒロイン「白鳥美美子」役で出演。11日間、17公演。
(2日目以降のスケジュール)
03月18日(金) [2日目] 第2公演(樋口日奈, 19:00~)
03月19日(土) [3日目] 第3公演(井上小百合, 13:00~)&第4公演(井上小百合, 18:00~)
03月20日(日) [4日目] 第5公演(樋口日奈, 13:00~)&第6公演(樋口日奈, 18:00~)
03月21日(月祝) [5日目] 第7公演(井上小百合, 13:00~)
03月22日(火) [6日目] 第8公演(樋口日奈, 19:00~)
03月23日(水) [7日目] 第9公演(井上小百合, 14:00~)&第10公演(井上小百合, 19:00~)
03月24日(木) [8日目] 第11公演(井上小百合, 14:00~)&第12公演(井上小百合, 19:00~)
03月25日(金) [9日目] 第13公演(樋口日奈, 19:00~)
03月26日(土) [10日目] 第14公演(樋口日奈, 13:00~)&第15公演(樋口日奈, 18:00~)
03月27日(日) [11日目千秋楽] 第16公演(井上小百合, 13:00~)&第17公演(井上小百合, 18:00~)
03月18日(金)
19 : 00 ~ 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』に生駒里奈が出演。
03月19日(土)
15 : 00 ~ 21 : 00 [ショー]『TOKYO GIRLS COLLECTION 2016 SPRING/SUMMER』in 代々木第一体育館 。乃木坂からモデルとして、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、橋本奈々未 、松村沙友理の5人が参加。
18 : 00 ~ [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演初日。名古屋国際会議場センチュリーホールで2日に渡って、『永島聖羅卒業コンサート』として開催。
25 : 05~25 : 35 [地デ] フジテレビ「うまズキッ!」。レギュラーMCの白石麻衣に加え、衛藤美彩、生駒里奈、高山一実が出演。
22 : 54 ~ 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『キラきら時間』。5分ほどの短い番組ながら、高山一実が1人で出演して、「肉まん作り」を初体験するようです。
03月20日(日)
11 : 40 ~ 11 : 45 [地デ] TBS『メトログ』。衛藤美彩がナビゲーターとなって「乃木坂駅」を紹介。
12 : 00 ~ (昼公演) & 17 : 00 ~ (夜公演) [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演2日目 in 名古屋国際会議場センチュリーホール。乃木坂メンバーとして、永島聖羅の最後のステージ。
20 : 30 ~ 21 : 00 [AM] 文化放送「乃木坂46の『の』」。星野みなみと堀未央奈の「みなみおな」が二人トーク。
03月21日(月)
22 : 00 ~ [AM] 文化放送『レコメン』。生駒里奈と桜井玲香が出演して、「春の胸キュンセンバツ甲子園!乃木坂のストライクゾーンに投げ込め!SP」企画。
03月23日(水)
乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃に」発売
03月26日(土))
25 : 53 ~ [地デ] TBS『『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』。乃木坂46が3月11日(金)に登場したフェスの模様を放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」
AKB48の43枚目「君はメロディー」のオリコン第1週売り上げ、つまり「初動」は124万枚で、前作「唇にBe My Baby」から33万枚の上昇となりました。
AKB48Gと乃木坂46のシングルは、複数の盤種を用意して、個別握手会、全国握手会、それ以外のファン交流イベント、生写真などなど、様々な特典を付けています。
そのため、収録楽曲の魅力というより、こういった「おまけ」を目的に、同じ内容のCDを複数枚買う人が、相当な数に上るので、CDの売り上げ枚数から、音楽的なヒットを見極めるのは、非常に難しい。
さらに、「君はメロディー」は、5種類の店頭販売CDに、四つの「支店」の独立曲と乃木坂46とのユニット曲がMV付きで入っているので、AKB48とは別グループの広範なファンが、それらを目当てに買い求めたケースも多かったと推測され、表題曲がどのくらい人気なのか、CDセールスだけでは、ますます判別しづらい状況です。
以前は、サウンドスキャンが、盤種ごとの売り上げ枚数を一般公表していたので、オリコンと併せて、個別握手会や各種特典の影響を、ある程度まで分析出来たのですが、現在は、経営陣が変わったのか、方針変更されて、数字が一切出て来なくなっています。
そのため、「シングル」全部の売り上げから、「おまけ」の効果を読み取って、表題曲のヒット度合いを考察することはほぼ不可能で、124万枚という合算された数字を、所在なく、だた漠然と眺めるしかありません(笑)。
このように、CDセールスに関しては、情報の透明性がどんどん低下している印象がある。
あるいは、見せられない、見せて欲しくない、そういった雰囲気の漂い始めたことこそ、日本における音楽CDの状況が、いよいよ分岐点を越えて、違う次元に入ってきたことを示すのかもしれません。
考えてみると、最近のMacには、DVDなどを読み取る光学式ドライブを内蔵していないものが多く、インターネットを介した情報のやりとりが前提になりつつある。
また、「君はメロディー」が100万枚を突破して1位となった3月21日付のオリコン週間ランキングを見ると、2位以下の売り上げ枚数は5万枚に届いておらず、オリコン公式サイトに一般公開される下限の50位付近には、2千枚を大きく割り込む数字が並んでいる。
これらの数字は、楽曲が売れていないというより、CDを買って音楽を聴く人が少なくなりつつあることを物語っているんじゃないでしょうか。
音楽配信の方法が、CDからダウンロードへ急速に移行しつつある今、AKB48Gや乃木坂46は、その流れに抗うように、大量のCDを売り続けている数少ない歌手です。
しかし、ファンの間にも、連続ミリオンや前作越え「上り坂」にこだわって、何日にも渡る握手会やその他特典イベントに、メンバーが膨大な時間を取られることを、疑問視する声がある。
日本のCDセールスを取り巻く現状を眺めていると、48Gや坂道シリーズの売り上げ枚数が、今後、どう変化するかより、そういった数字に対する、人々の意識がどう変化するかの方が、大きな意味を持つかもしれません。
ネット配信がまだ存在せず、ミリオンセラーが連発していた90年代と、光ケーブル網が普及し、映画や音楽のネット視聴が当たり前になった2010年代後半で、人々が同じ意識を持つなんてことは、そもそもあり得ない話で、100万枚のCDを売ることの意味も、時代と共に、変わっていくのは当然と言えば、当然です。
さて、Billboard JAPAN も、「君はメロディー」発売週のチャートを発表しているので、ちょっと見ておきましょう。
(表1) Billboard JAPAN Hot100 における「君はメロディー」「ハルジオンが咲く頃」「サイレントマジョリティー」の順位推移
#「総合」は総合順位
# 各項目の意味は以下
A : ストリーミング数
B : ラジオ放送回数
C : PCによる読み取り回数
D : ツイート数
E : 動画再生回数
# 最後の(回)はランクイン回数
# 青色の日付はCD発売週を表す
# MVの公開日部分をクリックするとYouTubeにアップされた公式MVを観ることが出来ます。いきなり動画が始まるので、音声などにご注意下さい
「君はメロディー」AKB48 (03/09発売)
02月22日付(02/08~02/14) (総合)65位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]05位 [E]--- (1回)
02月29日付(02/15~02/21) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]--- [E]--- (1回)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)78位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]10位 [E]--- (2回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)63位 [A]--- [B]23位 [C]--- [D]15位 [E]--- (3回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)01位 [A]01位 [B]14位 [C]01位 [D]03位 [E]--- (4回)
# MV(Short Ver.)公開は02/12
「ハルジオンが咲く頃」乃木坂46 (03/23発売)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)20位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]02位 [E]--- (1回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)23位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]04位 [E]27位 (2回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)45位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]13位 [E]32位 (3回)
# MV(Full Ver.)公開は03/01から03/22(23:59)まで
「サイレントマジョリティー」欅坂46 (04/06発売)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]19位 [E]--- (---)
# MV(Full Ver.)公開は03/15から04/05(23:59)まで
3月21日付チャートにおける「君はメロディー」は、CDセールスが関わってくる「ストリーミング数」(A)と「PCによる読み取り数」(C)が共に1位、「ツイート数」(D)も発売週ということで話題を集めて3位となり、予想通り総合1位を獲得しています。
ただ、「ラジオ放送回数」(B)は14位に留まっていて、乃木坂と同じく、この辺が、ウィークポイントになっている感がある。
一方、YouTubeに公開されているMVは、再生回数が300万を突破しているのですが、「動画再生回数」(E)の項は圏外となっています。
私の探し方が足りないのか、各項目の詳しい説明が、見当たらないので、何とも言えないんですが、300万回を越えるMVが、100位に入らないとは思えないので、ショートバージョンは、カウント対象にならないのかもしれません。
「ハルジオンが咲く頃」のチャートを見ると、「ツイート数」は13位、「動画再生回数」は32位と、前回より、ともにやや下げていて、総合も45位にダウンです。
まあ、乃木坂の場合も、とんでもないCDセールスが確実なので、CD発売週には、「ストリーミング数」と「PCによる読み取り数」が1位となり、総合1位となる可能性が濃厚です。
ただ、そのときに、「ラジオ放送回数」「ツイート数」「動画再生回数」がどこまで順位を上げているかが、一つの焦点で、乃木坂に対する現在の注目度を推測する、目安になると思います。
ところで、欅坂46のデビューシングル表題曲「サイレントマジョリティー」が、「ツイート数」で、何と何と、19位に入っていました。
総合順位は、まだ100位圏内ではないようですが、ネット上でかなり話題になっていることが窺えます。
この19位というランキングは、おそらく、欅坂の楽曲に初めて付いた、記念すべきチャートじゃないでしょうか(笑)。
来週は、公開されたMVの数字が入ってくるので、「動画再生回数」にも順位が付いて、Hot100にランクインする可能性は十分ある。
やはり、CDデビュー前から、大型歌謡祭に出演したり、複数のメンバーが雑誌のグラビアに登場したり、分厚いプロモーションを仕掛けているので、その成果が出ているのだと思います。
こうやって、新人が、元気に切り込んでくるのは、見ていて、気持ちが良いですね。
まあ、乃木坂ファンとしては、全部持っていかれるんじゃないかと、少々、複雑な部分もありますが(笑)。
ところで、「サイレントマジョリティー」のMV、カッコいいですね。
振り付けは、マドンナの専属ダンサーを務めたこともある、TAKAHIRO(上野隆博)氏で、次々に、パンチの効いた踊りが繰り出され、アップテンポなメロディーと重なって、躍動感のある作品に仕上がっている。
最近の乃木坂は、WARNERさんがずっと振り付けを担当しているようで、どちらかというと、可愛らしさにポイントが置かれた、柔らかいダンスが多い。
ファンとして、こういう踊りを見慣れていたので、「サイレントマジョリティー」MVにおける、攻撃的なダンスには、新鮮さを感じて、引き込まれるものがあります。
前々回の記事に、「サイレントマジョリティー」個別握手会の完売状況から、欅坂デビューシングルのオリコン初動は、「制服のマネキン」レベルに、届くのではないかと予想しましたが、MVは、この乃木坂4枚目表題曲を彷彿させる内容で、欅坂運営は、CDセールスも楽曲イメージも、乃木坂3枚抜きを狙っているんじゃないかと、ちょっと考え込んでしまいました(笑)。
私も、「制服のマネキン」MVを観て、本格的な乃木坂ファンになったので、こういうアグレッシブなダンスナンバーは大好物で、「ああ、相当な乃木坂ファンが、欅坂ファンになるだろうな」と、ノリノリで聴きながら、若干、ブルーな気分になってしまうという、奇妙な感慨に浸ってしまいました。
まあ、「制服のマネキン」MVは、ショートバージョンに差し替えられる直前において、乃木坂で、唯一、再生回数が1千万回を突破していた作品で、一般アピール力の高いことは証明済みですから、「サイレントマジョリティー」が、それを意識した出来になっていても、何ら不思議ではないですが。
非常に印象的なMVで、「ハルジオンが咲く頃」に収録されるもので、現在フルバージョンが公開されているどの作品と比べても、「サイレントマジョリティー」の方が、個人的には好きですね。
とくに、ストレートに叩き付けて来る勢いがあって、新しく何かが始まる、ワクワクするような高揚感が漲ってるのが良い。
ただ、幾つか気になった点はあります。
一つは、センターの平手友梨奈が、フィーチャーされ過ぎていて、他メンバーの存在を薄く感じる点です。
平手さんは、個性的な雰囲気を持っていて、パンチがあって良いのだけど、ソロ曲ではないのだから、もっと周りとの絡みが観たかったなと。
「制服のマネキン」MVでは、冒頭、次々と後ろから飛び出してくる、生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみのフロント3人がイメージの中核を形成し、そこに、2列目の白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理といったメンバーが関わり、全体ダンスでは乃木坂全員が登場して、グループとしての膨らみを感じさせる作りになっている。
欅坂は、まだ発足して間もないグループなので、メンバー同士の関係性は、さほど積み上がっていないのだと思いますが、こういうダンスは、誰か1人が引っ張るより、チームとして団結して踊った方が、より迫力が出る気がします。
とくに欅坂は、乃木坂と同じく、渡辺梨加や小林由依など、優しく柔らかい空気を纏ったメンバーが多いので、平手友梨奈が1人で尖っている部分を背負うような、孤独感がどこか漂っている。
生田生駒星野のふてぶてしい表情は、「制服のマネキン」MVの見どころの一つですが、「私たち、まだ14、15ですけど、それが何か?」とでも言いたげな、「尖ったチワワたち」といった(笑)、堪らないアピール感を、平手さんだけでなく、もっと複数のメンバーでやれば、よりインパクトがあった気がします。
この辺は、欅坂が活動を重ね、メンバー相互の人間関係がより豊かに、より複雑になっていく中で、徐々に、可能になっていくのかもしれません。
「生生星」「御三家」「ポンコツキャプテン」「帰って来た真夏」などなど、グループ内に存在する構造群が、欅坂では、まだ形成されていないのであれば、それらを選抜や、MVに取り込むことも出来ないわけで、今後の課題じゃないでしょうか。
そういった構造が出来る前に、1人のメンバーだけを、突出して前面に出すのは、平手さんと欅坂のイメージを縛る危険があって、ちょっと気になりました。
乃木坂が、集団性を重視する「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー」「走れ!Bicycle」を経て、「生生星」や「御三家」が要となる「制服のマネキン」に辿り着いたのは、それなりに意味があったんじゃないかと思います。
もう一つ、気になったのは、歌詞ですね。
群衆の中に紛れて、没個性となり、言いたいことを言えない「サイレントマジョリー」化する若者。
リースマンの「孤独な群衆」を想起させるテーマですが、若い世代が、こういった問題意識を共有していたのは、もう、随分と前のことじゃないでしょうか。
今の若者が、他者と自分の差別化に悩むほど、社会全体を意識している印象はなく、自分の好きなことにのめり込んで、その中で、自己実現を図ろうとする、より進んだ個人主義的メンタルを備えている気がします。
アイドル、アニメ、コスプレなど、数々のジャンルで、個性的な文化が生まれているのは、他人と自分の違いより、自分とは何かにより興味を持った人々が、仕事や趣味の区別を越え、決然として、自分の好きなことに、時間とお金を投入しているからだと思います。
秋元康氏が学生だった頃は、「大人たちへの反抗」や「没個性への反発」は、多くの若者が感じた共通テーマだったかもしれないけど、今の10代がほとんどである欅坂メンバーが歌うとなると、違和感を覚える面がある。
超高齢化社会日本において、若い層は、「マジョリティー」ですらないわけで(笑)、声を上げることの重要性は普遍であっても、何か、70年代、80年代と比べて、明確な「敵」や、共通する「悩み」が浮かばず、今ひとつピンとこない。
私が、最近、これは秀逸な歌詞だと感じた曲は、映画「アイズ」の主題歌になったSuGの「teenAge dream」です。
中心メンバーの武瑠氏が作詞作曲していますが、自分自身の内面に没入して、それと正面から向き合う歌詞は、現代的なテーマを感じさせるもので、今の若者が持っている、瑞々しい感性がひしひしと伝わってくる。
夢中になればなるほどに
ほら僕らの世界は加速していくから
重要なのは、何かに「夢中」になり、「僕らの世界」が「加速」していくことで、自分が他者との関係において、「個性的」であるのかどうか、その問題意識から出発しているわけではない。
あるいは、何十年か前の日本において、若者文化の中心にあった「尖る」という発想が、今の若い層には、響かないのかもしれません。
ただ、欅坂46の「サイレントマジョリティー」を視聴するのが、若い世代だけでなはない可能性は十分にある。
ハリウッド映画に出て来る「日本人」が、アメリカ人のイメージする「日本人」であることが多いように、年齢の高い世代がイメージする「若者」が、映像作品に登場することで、そういった層の関心を惹き付けることが出来るかもしれない。
私は、CDを手元に置いて、そこから音楽を聴くことで、ネットからのダウンロードでは味わえない、妙な安心感というか、充実感というか、そんなものを感じる面があって、おそらく、レコード時代に身に付いた名残りが、心のどこかに息づいているのでしょう。
一通り聴き終わったあと、CDを裏返して入れるなんて動作は、さすがにしなくなりましたが(笑)、CDという物理的な存在として、音楽を感じたい、そんなフィーリングは、まだ残っている気がします。
電子書籍ではなく、本屋で紙の本を買って読み、CDショップに行って、CDを買って音楽を聴き、添付のDVDでMVを観て、自分がイメージする「尖った若者」を見つけて、大いにエキサイトする。
そうそう、若い人は、こうじゃなくっちゃ!と(笑)。
紙の書籍にしても、CDにしても、そのセールスを、これから支えていくのは、私のような、おじさん世代なのかもしれません。
とはいっても、握手会に行くようなメンタルと体力はなく、「応援」としての複数買いなんてのも、サラサラやるつもりはないので、「支える」と言っても、細々と「ゼロ」にならない程度だと思いますが(笑)。
そうそう、振り付けが「TAKAHIRO」氏と聞いて、いよいよEXILEとコラボするのか、しかも、武井咲とのロマンスを報じるニュースが流れていて、何てタイムリーなんだ!と、しばらく感心していたのは、ここだけの秘密です(笑)。
「サイレントマジョリティー」の振り付けを担当した方は、EXILEのボーカルの方とは、全然、別人なので、気をつけましょう、って皆さんご存知ですよね。
私は、MVを見終わったあと、「くぅーー、EXILE仕込みのダンスは、やっぱりキレが違うなぁ」と、小一時間、1人で唸ってました(笑)。
関連記事
生駒里奈がグアム騒動に一部言及、AKB48「君はメロディー」が示すCDセールス終わりの始まり [14Mar16]
生駒里奈、何も語れず、グアム飲酒騒動で乃木坂運営が危うい沈黙ゲーム、欅坂は初動20万枚の勢い [11Mar16]
「ハルジオンが咲く頃」MVは、欲望渦巻く「美少女の園」を散りばめた卒業アルバム的「良作」 [04Mar16]
乃木坂と欅坂のシングル日程を左右する楽曲提供の遅れ、14枚目を巡る「誤算」と女子層への傾斜 [02Mar16]
泣く齋藤飛鳥と紅潮する衛藤美彩、秀逸なバレンタイン企画、欅坂デビューCDは初動15万枚が目安 [09Feb16]
遅れる14th選抜発表、不透明な乃木坂とAKB48の今後、但し握手会応募は始まり初動予想は66万枚 [19Jan16]
プチNogi ~ 14th選抜の注目は生駒里奈と寺田蘭世、「乃木坂AKB」の向こうに見える「総選挙」 [16Jan16]
AKB48本体の握手会人気は「支店」の3分の2、乃木坂の7分の1、生駒里奈が苦しむ「兼任」効果 [14Jan16]
「唇にBe My Baby」は累計ミリオン達成が濃厚、見えない乃木坂・欅坂の日程とAKB48の43枚目 [16Dec15]
AKB48「唇にBe My Baby」オリコン初動がミリオン割れ、パンドラの箱が開き始めている [15Dec15]
// 過去の記事を読みたい方へ
2015年9月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)
2014年7月 ~ 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~ 31Aug15)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
永島聖羅の涙と笑顔、11th選抜の発表から始まった2015年の長い旅 [19Dec15#2]
永島聖羅のいない乃木坂、らりん卒業を巡るグループの現状と未来 [19Dec15]
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
03月17日(木)
19 : 00 ~ [舞台]「【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』―血戦のラストダンス―」in 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo。[初日] 第1公演(井上小百合)。井上小百合と樋口日奈がWキャスト方式によりヒロイン「白鳥美美子」役で出演。11日間、17公演。
(2日目以降のスケジュール)
03月18日(金) [2日目] 第2公演(樋口日奈, 19:00~)
03月19日(土) [3日目] 第3公演(井上小百合, 13:00~)&第4公演(井上小百合, 18:00~)
03月20日(日) [4日目] 第5公演(樋口日奈, 13:00~)&第6公演(樋口日奈, 18:00~)
03月21日(月祝) [5日目] 第7公演(井上小百合, 13:00~)
03月22日(火) [6日目] 第8公演(樋口日奈, 19:00~)
03月23日(水) [7日目] 第9公演(井上小百合, 14:00~)&第10公演(井上小百合, 19:00~)
03月24日(木) [8日目] 第11公演(井上小百合, 14:00~)&第12公演(井上小百合, 19:00~)
03月25日(金) [9日目] 第13公演(樋口日奈, 19:00~)
03月26日(土) [10日目] 第14公演(樋口日奈, 13:00~)&第15公演(樋口日奈, 18:00~)
03月27日(日) [11日目千秋楽] 第16公演(井上小百合, 13:00~)&第17公演(井上小百合, 18:00~)
03月18日(金)
19 : 00 ~ 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』に生駒里奈が出演。
03月19日(土)
15 : 00 ~ 21 : 00 [ショー]『TOKYO GIRLS COLLECTION 2016 SPRING/SUMMER』in 代々木第一体育館 。乃木坂からモデルとして、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、橋本奈々未 、松村沙友理の5人が参加。
18 : 00 ~ [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演初日。名古屋国際会議場センチュリーホールで2日に渡って、『永島聖羅卒業コンサート』として開催。
25 : 05~25 : 35 [地デ] フジテレビ「うまズキッ!」。レギュラーMCの白石麻衣に加え、衛藤美彩、生駒里奈、高山一実が出演。
22 : 54 ~ 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『キラきら時間』。5分ほどの短い番組ながら、高山一実が1人で出演して、「肉まん作り」を初体験するようです。
03月20日(日)
11 : 40 ~ 11 : 45 [地デ] TBS『メトログ』。衛藤美彩がナビゲーターとなって「乃木坂駅」を紹介。
12 : 00 ~ (昼公演) & 17 : 00 ~ (夜公演) [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演2日目 in 名古屋国際会議場センチュリーホール。乃木坂メンバーとして、永島聖羅の最後のステージ。
20 : 30 ~ 21 : 00 [AM] 文化放送「乃木坂46の『の』」。星野みなみと堀未央奈の「みなみおな」が二人トーク。
03月21日(月)
22 : 00 ~ [AM] 文化放送『レコメン』。生駒里奈と桜井玲香が出演して、「春の胸キュンセンバツ甲子園!乃木坂のストライクゾーンに投げ込め!SP」企画。
03月23日(水)
乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃に」発売
03月26日(土))
25 : 53 ~ [地デ] TBS『『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』。乃木坂46が3月11日(金)に登場したフェスの模様を放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」
AKB48の43枚目「君はメロディー」のオリコン第1週売り上げ、つまり「初動」は124万枚で、前作「唇にBe My Baby」から33万枚の上昇となりました。
AKB48Gと乃木坂46のシングルは、複数の盤種を用意して、個別握手会、全国握手会、それ以外のファン交流イベント、生写真などなど、様々な特典を付けています。
そのため、収録楽曲の魅力というより、こういった「おまけ」を目的に、同じ内容のCDを複数枚買う人が、相当な数に上るので、CDの売り上げ枚数から、音楽的なヒットを見極めるのは、非常に難しい。
さらに、「君はメロディー」は、5種類の店頭販売CDに、四つの「支店」の独立曲と乃木坂46とのユニット曲がMV付きで入っているので、AKB48とは別グループの広範なファンが、それらを目当てに買い求めたケースも多かったと推測され、表題曲がどのくらい人気なのか、CDセールスだけでは、ますます判別しづらい状況です。
以前は、サウンドスキャンが、盤種ごとの売り上げ枚数を一般公表していたので、オリコンと併せて、個別握手会や各種特典の影響を、ある程度まで分析出来たのですが、現在は、経営陣が変わったのか、方針変更されて、数字が一切出て来なくなっています。
そのため、「シングル」全部の売り上げから、「おまけ」の効果を読み取って、表題曲のヒット度合いを考察することはほぼ不可能で、124万枚という合算された数字を、所在なく、だた漠然と眺めるしかありません(笑)。
このように、CDセールスに関しては、情報の透明性がどんどん低下している印象がある。
あるいは、見せられない、見せて欲しくない、そういった雰囲気の漂い始めたことこそ、日本における音楽CDの状況が、いよいよ分岐点を越えて、違う次元に入ってきたことを示すのかもしれません。
考えてみると、最近のMacには、DVDなどを読み取る光学式ドライブを内蔵していないものが多く、インターネットを介した情報のやりとりが前提になりつつある。
また、「君はメロディー」が100万枚を突破して1位となった3月21日付のオリコン週間ランキングを見ると、2位以下の売り上げ枚数は5万枚に届いておらず、オリコン公式サイトに一般公開される下限の50位付近には、2千枚を大きく割り込む数字が並んでいる。
これらの数字は、楽曲が売れていないというより、CDを買って音楽を聴く人が少なくなりつつあることを物語っているんじゃないでしょうか。
音楽配信の方法が、CDからダウンロードへ急速に移行しつつある今、AKB48Gや乃木坂46は、その流れに抗うように、大量のCDを売り続けている数少ない歌手です。
しかし、ファンの間にも、連続ミリオンや前作越え「上り坂」にこだわって、何日にも渡る握手会やその他特典イベントに、メンバーが膨大な時間を取られることを、疑問視する声がある。
日本のCDセールスを取り巻く現状を眺めていると、48Gや坂道シリーズの売り上げ枚数が、今後、どう変化するかより、そういった数字に対する、人々の意識がどう変化するかの方が、大きな意味を持つかもしれません。
ネット配信がまだ存在せず、ミリオンセラーが連発していた90年代と、光ケーブル網が普及し、映画や音楽のネット視聴が当たり前になった2010年代後半で、人々が同じ意識を持つなんてことは、そもそもあり得ない話で、100万枚のCDを売ることの意味も、時代と共に、変わっていくのは当然と言えば、当然です。
さて、Billboard JAPAN も、「君はメロディー」発売週のチャートを発表しているので、ちょっと見ておきましょう。
(表1) Billboard JAPAN Hot100 における「君はメロディー」「ハルジオンが咲く頃」「サイレントマジョリティー」の順位推移
#「総合」は総合順位
# 各項目の意味は以下
A : ストリーミング数
B : ラジオ放送回数
C : PCによる読み取り回数
D : ツイート数
E : 動画再生回数
# 最後の(回)はランクイン回数
# 青色の日付はCD発売週を表す
# MVの公開日部分をクリックするとYouTubeにアップされた公式MVを観ることが出来ます。いきなり動画が始まるので、音声などにご注意下さい
「君はメロディー」AKB48 (03/09発売)
02月22日付(02/08~02/14) (総合)65位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]05位 [E]--- (1回)
02月29日付(02/15~02/21) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]--- [E]--- (1回)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)78位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]10位 [E]--- (2回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)63位 [A]--- [B]23位 [C]--- [D]15位 [E]--- (3回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)01位 [A]01位 [B]14位 [C]01位 [D]03位 [E]--- (4回)
# MV(Short Ver.)公開は02/12
「ハルジオンが咲く頃」乃木坂46 (03/23発売)
03月07日付(02/22~02/28) (総合)20位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]02位 [E]--- (1回)
03月14日付(02/29~03/06) (総合)23位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]04位 [E]27位 (2回)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)45位 [A]--- [B]--- [C]--- [D]13位 [E]32位 (3回)
# MV(Full Ver.)公開は03/01から03/22(23:59)まで
「サイレントマジョリティー」欅坂46 (04/06発売)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)--- [A]--- [B]--- [C]--- [D]19位 [E]--- (---)
# MV(Full Ver.)公開は03/15から04/05(23:59)まで
3月21日付チャートにおける「君はメロディー」は、CDセールスが関わってくる「ストリーミング数」(A)と「PCによる読み取り数」(C)が共に1位、「ツイート数」(D)も発売週ということで話題を集めて3位となり、予想通り総合1位を獲得しています。
ただ、「ラジオ放送回数」(B)は14位に留まっていて、乃木坂と同じく、この辺が、ウィークポイントになっている感がある。
一方、YouTubeに公開されているMVは、再生回数が300万を突破しているのですが、「動画再生回数」(E)の項は圏外となっています。
私の探し方が足りないのか、各項目の詳しい説明が、見当たらないので、何とも言えないんですが、300万回を越えるMVが、100位に入らないとは思えないので、ショートバージョンは、カウント対象にならないのかもしれません。
「ハルジオンが咲く頃」のチャートを見ると、「ツイート数」は13位、「動画再生回数」は32位と、前回より、ともにやや下げていて、総合も45位にダウンです。
まあ、乃木坂の場合も、とんでもないCDセールスが確実なので、CD発売週には、「ストリーミング数」と「PCによる読み取り数」が1位となり、総合1位となる可能性が濃厚です。
ただ、そのときに、「ラジオ放送回数」「ツイート数」「動画再生回数」がどこまで順位を上げているかが、一つの焦点で、乃木坂に対する現在の注目度を推測する、目安になると思います。
ところで、欅坂46のデビューシングル表題曲「サイレントマジョリティー」が、「ツイート数」で、何と何と、19位に入っていました。
総合順位は、まだ100位圏内ではないようですが、ネット上でかなり話題になっていることが窺えます。
この19位というランキングは、おそらく、欅坂の楽曲に初めて付いた、記念すべきチャートじゃないでしょうか(笑)。
来週は、公開されたMVの数字が入ってくるので、「動画再生回数」にも順位が付いて、Hot100にランクインする可能性は十分ある。
やはり、CDデビュー前から、大型歌謡祭に出演したり、複数のメンバーが雑誌のグラビアに登場したり、分厚いプロモーションを仕掛けているので、その成果が出ているのだと思います。
こうやって、新人が、元気に切り込んでくるのは、見ていて、気持ちが良いですね。
まあ、乃木坂ファンとしては、全部持っていかれるんじゃないかと、少々、複雑な部分もありますが(笑)。
ところで、「サイレントマジョリティー」のMV、カッコいいですね。
振り付けは、マドンナの専属ダンサーを務めたこともある、TAKAHIRO(上野隆博)氏で、次々に、パンチの効いた踊りが繰り出され、アップテンポなメロディーと重なって、躍動感のある作品に仕上がっている。
最近の乃木坂は、WARNERさんがずっと振り付けを担当しているようで、どちらかというと、可愛らしさにポイントが置かれた、柔らかいダンスが多い。
ファンとして、こういう踊りを見慣れていたので、「サイレントマジョリティー」MVにおける、攻撃的なダンスには、新鮮さを感じて、引き込まれるものがあります。
前々回の記事に、「サイレントマジョリティー」個別握手会の完売状況から、欅坂デビューシングルのオリコン初動は、「制服のマネキン」レベルに、届くのではないかと予想しましたが、MVは、この乃木坂4枚目表題曲を彷彿させる内容で、欅坂運営は、CDセールスも楽曲イメージも、乃木坂3枚抜きを狙っているんじゃないかと、ちょっと考え込んでしまいました(笑)。
私も、「制服のマネキン」MVを観て、本格的な乃木坂ファンになったので、こういうアグレッシブなダンスナンバーは大好物で、「ああ、相当な乃木坂ファンが、欅坂ファンになるだろうな」と、ノリノリで聴きながら、若干、ブルーな気分になってしまうという、奇妙な感慨に浸ってしまいました。
まあ、「制服のマネキン」MVは、ショートバージョンに差し替えられる直前において、乃木坂で、唯一、再生回数が1千万回を突破していた作品で、一般アピール力の高いことは証明済みですから、「サイレントマジョリティー」が、それを意識した出来になっていても、何ら不思議ではないですが。
非常に印象的なMVで、「ハルジオンが咲く頃」に収録されるもので、現在フルバージョンが公開されているどの作品と比べても、「サイレントマジョリティー」の方が、個人的には好きですね。
とくに、ストレートに叩き付けて来る勢いがあって、新しく何かが始まる、ワクワクするような高揚感が漲ってるのが良い。
ただ、幾つか気になった点はあります。
一つは、センターの平手友梨奈が、フィーチャーされ過ぎていて、他メンバーの存在を薄く感じる点です。
平手さんは、個性的な雰囲気を持っていて、パンチがあって良いのだけど、ソロ曲ではないのだから、もっと周りとの絡みが観たかったなと。
「制服のマネキン」MVでは、冒頭、次々と後ろから飛び出してくる、生田絵梨花、生駒里奈、星野みなみのフロント3人がイメージの中核を形成し、そこに、2列目の白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理といったメンバーが関わり、全体ダンスでは乃木坂全員が登場して、グループとしての膨らみを感じさせる作りになっている。
欅坂は、まだ発足して間もないグループなので、メンバー同士の関係性は、さほど積み上がっていないのだと思いますが、こういうダンスは、誰か1人が引っ張るより、チームとして団結して踊った方が、より迫力が出る気がします。
とくに欅坂は、乃木坂と同じく、渡辺梨加や小林由依など、優しく柔らかい空気を纏ったメンバーが多いので、平手友梨奈が1人で尖っている部分を背負うような、孤独感がどこか漂っている。
生田生駒星野のふてぶてしい表情は、「制服のマネキン」MVの見どころの一つですが、「私たち、まだ14、15ですけど、それが何か?」とでも言いたげな、「尖ったチワワたち」といった(笑)、堪らないアピール感を、平手さんだけでなく、もっと複数のメンバーでやれば、よりインパクトがあった気がします。
この辺は、欅坂が活動を重ね、メンバー相互の人間関係がより豊かに、より複雑になっていく中で、徐々に、可能になっていくのかもしれません。
「生生星」「御三家」「ポンコツキャプテン」「帰って来た真夏」などなど、グループ内に存在する構造群が、欅坂では、まだ形成されていないのであれば、それらを選抜や、MVに取り込むことも出来ないわけで、今後の課題じゃないでしょうか。
そういった構造が出来る前に、1人のメンバーだけを、突出して前面に出すのは、平手さんと欅坂のイメージを縛る危険があって、ちょっと気になりました。
乃木坂が、集団性を重視する「ぐるぐるカーテン」「おいでシャンプー」「走れ!Bicycle」を経て、「生生星」や「御三家」が要となる「制服のマネキン」に辿り着いたのは、それなりに意味があったんじゃないかと思います。
もう一つ、気になったのは、歌詞ですね。
群衆の中に紛れて、没個性となり、言いたいことを言えない「サイレントマジョリー」化する若者。
リースマンの「孤独な群衆」を想起させるテーマですが、若い世代が、こういった問題意識を共有していたのは、もう、随分と前のことじゃないでしょうか。
今の若者が、他者と自分の差別化に悩むほど、社会全体を意識している印象はなく、自分の好きなことにのめり込んで、その中で、自己実現を図ろうとする、より進んだ個人主義的メンタルを備えている気がします。
アイドル、アニメ、コスプレなど、数々のジャンルで、個性的な文化が生まれているのは、他人と自分の違いより、自分とは何かにより興味を持った人々が、仕事や趣味の区別を越え、決然として、自分の好きなことに、時間とお金を投入しているからだと思います。
秋元康氏が学生だった頃は、「大人たちへの反抗」や「没個性への反発」は、多くの若者が感じた共通テーマだったかもしれないけど、今の10代がほとんどである欅坂メンバーが歌うとなると、違和感を覚える面がある。
超高齢化社会日本において、若い層は、「マジョリティー」ですらないわけで(笑)、声を上げることの重要性は普遍であっても、何か、70年代、80年代と比べて、明確な「敵」や、共通する「悩み」が浮かばず、今ひとつピンとこない。
私が、最近、これは秀逸な歌詞だと感じた曲は、映画「アイズ」の主題歌になったSuGの「teenAge dream」です。
中心メンバーの武瑠氏が作詞作曲していますが、自分自身の内面に没入して、それと正面から向き合う歌詞は、現代的なテーマを感じさせるもので、今の若者が持っている、瑞々しい感性がひしひしと伝わってくる。
夢中になればなるほどに
ほら僕らの世界は加速していくから
重要なのは、何かに「夢中」になり、「僕らの世界」が「加速」していくことで、自分が他者との関係において、「個性的」であるのかどうか、その問題意識から出発しているわけではない。
あるいは、何十年か前の日本において、若者文化の中心にあった「尖る」という発想が、今の若い層には、響かないのかもしれません。
ただ、欅坂46の「サイレントマジョリティー」を視聴するのが、若い世代だけでなはない可能性は十分にある。
ハリウッド映画に出て来る「日本人」が、アメリカ人のイメージする「日本人」であることが多いように、年齢の高い世代がイメージする「若者」が、映像作品に登場することで、そういった層の関心を惹き付けることが出来るかもしれない。
私は、CDを手元に置いて、そこから音楽を聴くことで、ネットからのダウンロードでは味わえない、妙な安心感というか、充実感というか、そんなものを感じる面があって、おそらく、レコード時代に身に付いた名残りが、心のどこかに息づいているのでしょう。
一通り聴き終わったあと、CDを裏返して入れるなんて動作は、さすがにしなくなりましたが(笑)、CDという物理的な存在として、音楽を感じたい、そんなフィーリングは、まだ残っている気がします。
電子書籍ではなく、本屋で紙の本を買って読み、CDショップに行って、CDを買って音楽を聴き、添付のDVDでMVを観て、自分がイメージする「尖った若者」を見つけて、大いにエキサイトする。
そうそう、若い人は、こうじゃなくっちゃ!と(笑)。
紙の書籍にしても、CDにしても、そのセールスを、これから支えていくのは、私のような、おじさん世代なのかもしれません。
とはいっても、握手会に行くようなメンタルと体力はなく、「応援」としての複数買いなんてのも、サラサラやるつもりはないので、「支える」と言っても、細々と「ゼロ」にならない程度だと思いますが(笑)。
そうそう、振り付けが「TAKAHIRO」氏と聞いて、いよいよEXILEとコラボするのか、しかも、武井咲とのロマンスを報じるニュースが流れていて、何てタイムリーなんだ!と、しばらく感心していたのは、ここだけの秘密です(笑)。
「サイレントマジョリティー」の振り付けを担当した方は、EXILEのボーカルの方とは、全然、別人なので、気をつけましょう、って皆さんご存知ですよね。
私は、MVを見終わったあと、「くぅーー、EXILE仕込みのダンスは、やっぱりキレが違うなぁ」と、小一時間、1人で唸ってました(笑)。
関連記事
生駒里奈がグアム騒動に一部言及、AKB48「君はメロディー」が示すCDセールス終わりの始まり [14Mar16]
生駒里奈、何も語れず、グアム飲酒騒動で乃木坂運営が危うい沈黙ゲーム、欅坂は初動20万枚の勢い [11Mar16]
「ハルジオンが咲く頃」MVは、欲望渦巻く「美少女の園」を散りばめた卒業アルバム的「良作」 [04Mar16]
乃木坂と欅坂のシングル日程を左右する楽曲提供の遅れ、14枚目を巡る「誤算」と女子層への傾斜 [02Mar16]
泣く齋藤飛鳥と紅潮する衛藤美彩、秀逸なバレンタイン企画、欅坂デビューCDは初動15万枚が目安 [09Feb16]
遅れる14th選抜発表、不透明な乃木坂とAKB48の今後、但し握手会応募は始まり初動予想は66万枚 [19Jan16]
プチNogi ~ 14th選抜の注目は生駒里奈と寺田蘭世、「乃木坂AKB」の向こうに見える「総選挙」 [16Jan16]
AKB48本体の握手会人気は「支店」の3分の2、乃木坂の7分の1、生駒里奈が苦しむ「兼任」効果 [14Jan16]
「唇にBe My Baby」は累計ミリオン達成が濃厚、見えない乃木坂・欅坂の日程とAKB48の43枚目 [16Dec15]
AKB48「唇にBe My Baby」オリコン初動がミリオン割れ、パンドラの箱が開き始めている [15Dec15]
// 過去の記事を読みたい方へ
2015年9月 ~
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)
2014年7月 ~ 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~ 31Aug15)
2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)
2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
さらに詳しく
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています