乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
03月02日(水) 19 : 00 ~ 20 : 54 [地デ] フジテレビ『世界の何だコレ!?ミステリー2時間SP』に生駒里奈が出演。
03月03日(木) 19 : 25 ~ 19 : 54 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル』。中元日芽香が主演する番組内ドラマあり。秋元真夏に続いて、乃木坂メンバーの出演は2人目。3月8日(月) 24 : 25 ~ 24 : 54 に再放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
2月28日(日)、4時間半に渡って生放送された『スカパー!音楽祭』に関して、番組を制作したフジテレビのきくち伸氏、通称「きくちP」が、各ステージの感想と舞台裏を、かなり詳しくブログに載せています。
昨年の第1回には乃木坂46が出演して、「命は美しい」と「君の名は希望」の2曲を披露しました。
第2回となる今年は、乃木坂ではなく、欅坂46が参加して、武部聡志氏のピノア伴奏のみで、「君の名は希望」を歌い、その後、「制服のマネキン」をパフォーマンスしました。
「君の名は希望」のステージについて、きくちP氏は、
はじめて生演奏で歌うということで
ワイヤレスマイク足りないメンバーには
ワイヤードのマイクを用意して
21人全員のマイクが生きてます!
と述べています。
確かに、放送を聴いたときも、合唱が揃ってない部分があって、抜群に上手いとは言えないけど(笑)、透き通るような地声の魅力がよく出ていて、ほぼ100%の生歌だったと思います。
少々、音を外しても、機械加工された声より、揺れやかすれが入った、ありのままの声の方が、断然、聴いてて楽しいわけで、欅坂の「君の名は希望」は、生歌ステージの良さを再認識させてくれました。
このステージで、有線、つまり「ワイヤード」のマイクを持っていたのは、7人であるように見えました。
従って、「21人全員のマイクが生きていた」とすれば、「ワイヤレス」が使えるのは14人までになる。
大晦日のNHK紅白歌合戦は、37人がステージに上がり、全員が「ワイヤレス」だったので、少なくとも23人は、歌声が届かなかったことになります。
また、乃木坂選抜の標準定員16人だと、どうしても2人は「ワイヤレス」を持てないわけで、「ワイヤード」では対処出来ない、全体フォーメショーンの変化を伴うパフォーマンスの場合、全員の歌声を入れるのは不可能です。
つまり、有効な「ワイヤレス」マイクを持てるのは、選抜の一部ということになる。
しかも、以前、生放送である『MUSIC STATION』で、「太陽ノック」をパフォーマンスしているとき、橋本奈々未が放り投げるようにマイクを落とすという、壮絶なハプニングが起こりましたが(笑)、相当な勢いで床にぶつかった筈なのに、ほとんど、というか一切、衝撃音が聴こえなかった。
フロントメンバーの橋本ななみんですら、有効なマイクでないとすれば、生きたマイクを持っているのは、上限である14人より、ずっと少ない可能性がある。
先日のMステで初披露された「ハルジオンが咲く頃」を聴くと、サビなど、多人数で合唱する部分は「口パク」で、ソロや2、3人のユニゾンでは、深川麻衣や生田絵梨花など、歌の上手い人だけ、生歌比率を高くするタイプの「被せ」だと感じました。
この推測が正しければ、有効なマイクを持っているメンバーは、5、6人といったところじゃないでしょうか。
その5、6人が、曲の大部分を、しっかり生で歌えば、音楽的に心弾むステージになるのだけど、生声が入るのは、ごく一部のパートに限られていて、多くのパートが「口パク」と「被せ」で進むため、すぐに飽きてしまって、ツマラナイんですね。
折角、有名な音楽番組で新曲を初披露するのだから、『スカパー!音楽祭』における、欅坂の「君の名は希望」のように、生の声で、歌を届けて欲しかった。
乃木坂の曲が、なかなか一般「ブレイク」しないのは、メンバーの地声による歌唱の魅力を軽視していることが原因の一つだと思います。
『MUSIC JAPAN』は、NHKホールなど大きな会場での公開収録なので、生歌が厳しいのは分かるけど、Mステは、スタジオライブであり、生歌ステージの絶好のチャンスです。
アイドルなのだから、もの凄く上手い必要はなく、少し練習すれば、なんとか形は作れる筈です。
こういったチャンスを、何度も逃していることが、ヒットを遠ざけている気がします。
全員のマイクが生きていると指摘するのは、さすがに、生歌へのこだわりが強い、きくち伸氏ならではですが、それ以外に、オリジナル楽曲に関して、記事には、重要な情報が書かれています。
欅坂46のもう1曲
全体のオリジナル曲は振付も含め
全くまにあわなかったので、
オリジナルユニット曲を
武部楽団でと待ちかまえてましたが、
週あたままで待って
まにあわず断念しました。
欅坂側と同じく、きくちPさんも、出来れば、新しいオリジナル曲を流したいと考えていたようです。
そりゃそうですよね、まだ世に出ていない楽曲を、そのアーティストが初披露することは、ニュースとしての価値もある。
このように、音楽番組制作者がオリジナルの新曲にこだわるのは、よく分かるので、近年のNHK紅白歌合戦で、昔のヒット曲ばかりが歌われるのは、本当に不思議な話です。
視聴率を低下させまいと「守り」に入ると、誰もが知っている往年の「名曲」を選びがちで、今年のヒット曲すら、スルーする心理になるんでしょうか。
上記の文章によると、どうやら、欅坂のデビューシングルには、全体で歌う表題曲に加え、ユニット曲があるようですが、私が、一番注目したのは、「まにあわなかった」という言葉です。
当初、欅坂は3月デビューとの情報が流れていたのに、2月に入っても歌唱メンバーが発表されず、ごく最近になって、4月6日(水)の1stシングル発売が告知され、『スカパー!音楽祭』が行われた2月28日(日)の深夜、平仮名「けやき」の長濱ねるを除いた20人が表題曲を担当することが、テレビの冠番組でようやく明かされます。
もともと予定していたスケジュールが、何らかの事情で、遅れに遅れたように見える。
CDデビューを間近に控えたアイドルが、『スカパー!音楽祭』に出演できるのは、桁外れにラッキーなことで、新曲を初披露する絶好の機会だし、番組の制作側も、そのつもりでいた。
しかし、2月28日(日)の音楽祭に間に合わないほど、楽曲提供が遅れ、欅坂はオリジナル曲の披露を断念せざるを得なかった。
そして、2月末に間に合わないのであれば、3月のCDリリースが無理なのは当然です。
従って、きくちPの「まにあわなかった」という言葉は、楽曲が予定通り届かなかったため、選抜発表やCDデビューなどの日程に、遅れが生じたことを示唆しています。
同じことが乃木坂46にも起こっている可能性がある。
2月26日(金)のMステに関して、テレビ朝日番組公式サイトは、1週間ほど前から、AI「みんながみんな英雄」、嵐「復活LOVE」、水曜日のカンパネラ「桃太郎」「ラー」、TOKIO 「fragile」と、出演アーティストと歌唱曲の両方を発表しましたが、乃木坂46だけは、曲名がなかなか載らなかった。
結局、本番4日前の22日(月)に、乃木坂公式サイトで14枚目のタイトルが「ハルジオンが咲く頃」であると発表され、ほぼ同時に、Mステ公式サイトが、乃木坂が新シングルの表題曲を歌うと告知します。
Mステ公式サイトに歌手名と楽曲のタイトルが載るのは、それ自体、大きな宣伝効果を持つので、アーティスト側が、情報を出すことを、意図的に遅らせることは、まずあり得ません。
「ハルジオンが咲く頃」という曲名がしばらく載らなかったのは、2月26日(金)のMステで、新曲を披露出来るかどうか、22日(月)の時点まで分からなかったからだと思われます。
歌詞の入った音楽が届けば、振り付けは1日で仕上げられるので、これほど直前まで曲名を発表出来ないのは、楽曲提供の遅れが原因じゃないでしょうか。
つまり、生放送による初披露の数日前まで、振り付けを含め、パフォーマンスを完成させる目処が立たず、既存曲を選択せざるを得ない可能性があった。
おそらく、22日(月)になって、少なくとも、前日25日(木)までには、曲が届く状況になって、ゴーサインが出て、新曲の歌唱が決定した。
14枚目表題曲の初披露は、綱渡りだったということですね(笑)。
欅坂と乃木坂に対する楽曲提供が遅れる理由は、AKB48Gのシングル発売予定を眺めると、一目瞭然です。
(表1) AKB48Gと乃木坂46・欅坂46のシングルCD発売予定
03月09日(水) AKB48の43枚目「君はメロディ」
03月23日(水) 乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃」
03月30日(水) SKE48の19枚目「チキンLINE」
04月06日(水) 欅坂46の1枚目「タイトル未定」
04月13日(水) HKT48の7枚目「タイトル未定」
04月27日(水) NMB48の14枚目「タイトル未定」
3月4月の2月間に、なんと、6グループのシングルが発売されるスケジュールが組まれている。
そして、おそらく、すべての収録楽曲について、秋元康氏が曲を選び、歌詞を付け、仕上げまで持っていく。
1シングルに7曲が収録されるなら、全部で42曲を作る必要があって、超人的な仕事量になるのは、容易に推測出来ます。
短期間に、これだけの注文を抱えたら、楽曲のクオリティを維持するのは至難の業で、しかも、予定通りの日程で曲を届けられないグループが出てきても、何ら不思議はない。
秋元康氏が全楽曲をプロデュースするシステムは、もともと無理があって、クオリティやスケジュールを保てるのか、以前から、懸念はありました。
そのため、新規グループを増やすのは、楽曲提供の面からも危険なのは、火を見るより明らかだった。
しかし、2015年、NGT48と欅坂46を、相次いで立ち上げてしまった。
その結果、2016年に入って、6グループが一気に新しいシングルを発売する、超過密日程となり、さらに、NGT48のデビューも控えている。
当然、作るべき楽曲数は飛躍的に増加し、乃木坂46や欅坂46の新曲スケジュールが、目に見えて遅れる事態となっています。
個人的には、13枚目初回限定盤の特典である「スペシャルイベント」と、14枚目発売の日程的関係を見たとき、違和感を覚えて、何らかの「誤算」が生じているのではないかと考え始めました。
(表2) 前作「お茶会」イベントと今作リリースの日程的関係
凡例
前作シングル番号「イベント内容」[その時点で未消化の握手会] =間隔日数=> 今作シングル番号
05枚目「録音会」 [全0個0] =17日=> 06枚目発売
06枚目「お茶会」 [全0個0] =10日=> 07枚目発売
07枚目「お茶会」 [全0個0] =11日=> 08枚目発売
08枚目「お茶会」 [全0個1] =11日=> 09枚目発売
09枚目「お茶会」 [全1個2] =15日=> 10枚目発売
10枚目「似顔絵会」 [全0個0] =35日=> 11枚目発売
11枚目「サイン会」 [全0個0] =13日=> 12枚目発売
13枚目「サイン会」 [全1個2] =54日=> 14枚目発売
#「全1個2」は、全国握手会1日と個別握手会2日が、イベント開催時点でまだ残っていたことを示す
「スペシャルイベント」は、そのシングルの最終イベントという意味合いがあって、少数の例外を除き、握手会がすべて終わってから行われ、開催日の2週間ほど後に、次のシングルが発売される流れになっています。
ところが、13枚目の「サイン会」は、全国握手会を1日、個別握手会を2日残した段階で行われている。
しかも、9枚目のように、15日後に次作CDのリリースが迫っているなら、やむを得ない措置として分かるけど、13枚目「サイン会」から14枚目発売までは、過去最長となる54日も間隔がある。
2ヶ月近い期間があるのだから、そこで握手会を消化して、その後、「サイン会」を開催するのが、これまでの運営の進め方なのに、なぜ、そんなに急いで行うのか、不思議な印象を受けました。
しかし、1月29日(金)「サイン会」の後、いつも通り、2週間ほどして、14枚目を発売する日程を考えると、実は、理に適ったスケジュールが出来上がる。
(表3) 13枚目「サイン会」から逆算した、14枚目の「仮想スケジュール」
2016年01月29日(金)「サイン会」
↓
12日
↓
2016年02月10日(水) 14枚目発売日(候補)
↑
11週+3日
↑
2015年11月22日(日) 14th選抜発表(候補)
2015年11月19日(木) 13枚目個別握手会15次応募受付
2015年11月26日(木) 13枚目個別握手会16次応募受付
2015年12月03日(木) 13枚目個別握手会17次応募受付
2015年11月17日(火)『リボンの騎士』東京公演千秋楽
2015年11月26日(木) NHK『第66回紅白歌合戦』の出場歌手発表
2015年12月03日(木)『リボンの騎士』大阪公演初日
2015年12月06日(日)『リボンの騎士』大阪公演千秋楽
2015年12月14日(月) NHK総合『MUSIC JAPAN』の収録
「スペシャルイベント」の10日後から17日後に、次作発売という慣例を当てはめると、2月10日(水)が14枚目発売の候補となる。
選抜発表からCD発売までの期間は、3枚目以降、8~10週プラス3日です。
年始休みを考慮した少し長めの11週プラス3日で、2月10日(水)から遡って、14th選抜発表日を求めると、2015年11月22日(日)深夜の『乃木坂工事中』が、候補として浮上します。
2015年11月17日(火)に、舞台『リボンの騎士』東京公演が終了するので、11月22日(日)の選抜発表は、出演する生田絵梨花と桜井玲香が、シングル制作に参加する良いタイミングです。
また、選抜発表のすぐ後に、NHK『第66回紅白歌合戦』の出場歌手発表あり、一般からの注目が集まるときに、新選抜を発足させることが出来る。
さらに、選抜が発表された週の木曜日から14枚目個別握手会の応募を開始すれば、13枚目第16次応募に、「前倒し」なしで重ねることになり、これも、従来通りの進め方と一致します。
確かに、12月は、年末の大型歌謡祭が複数開催され、武道館ライブも予定していたので、11月下旬の選抜発表、2月上旬のCD発売は、避けたくなる要素を含んでいます。
しかし、乃木坂が初めて紅白に出場する可能性が、秋頃から濃厚になる中、1月2月に新曲プロモーションを仕掛けることが、グループの発展にとって、極めて重要な意味を持つことは、事前に分かっていました。
もし、11月22日(日)に14th選抜を発表して、すぐさまシングル制作に取り組めば、12月14日(月) に行われた、1月放送予定のNHK『MUSIC JAPAN』収録で、新しい表題曲を披露することが可能だった。
また、年明け早々から、表題曲をネット配信に流し込めば、紅白初出場を果たして注目度の上がっている乃木坂の楽曲が、同じアドバンテージを持つ、星野源やSuperflyと共に、ダウンロードランキングの上位に、長く留まった可能性があった。
最近の乃木坂は、新曲であれば、期間は短いものの、一度はベスト3に入るまでに、注目を集めるグループになっていて、そこに、紅白効果が加われば、かなりのヒットにつながったかもしれない。
さらに、ベッキーの恋愛騒動がヒートする中、渦中の川谷絵音がボーカルを務めるゲスの極み乙女。の出演で、1月は、Mステが大きな話題を集めていて、そこに同じ紅白初出場組である乃木坂が、新曲を引っさげて登場するなんて、美味しい展開もあり得たわけです。
まさに、「ゲスの極み」な期待ですが、とにかく人々の関心が集まる場所に、タイムリーに出ていくのは、芸能界を生き抜く基本戦略で、実に惜しいことをしたと、個人的に、密かに悔やんでいる次第です(笑)。
2014年末から2015年始めの乃木坂は、まさに大晦日の紅白で弾みをつけ、1月2月に音楽的攻勢を仕掛けるスケジュールを組んでいました。
1月7日(水)に1stアルバムをリリースして、年明けから、精力的に、数々の音楽番組に出演し、「僕がいる場所」を中心に、新曲キャンペーンを展開することになる。
結局、紅白は逃したけど、直前で「内定」が取り消されたと、多くのメディが乃木坂を取り上げたので、それが追い風となり、年始のプロモーションが相当な効果を挙げた面はあると思います。
2105年に乃木坂が飛躍したのは、紅白「落選」をバネにして、良いスタートダッシュを切れたことが、大きかったんじゃないでしょうか。
そして、13枚目「サイン会」を、2月上旬の14枚目発売が視野に入る、2016年1月29日(金)に設定したとき、今度は、「初出場」をバネにして、より強力なスタートダッシュを切りたいという意図が、運営にあった気がします。
しかし、NGT48と欅坂46の出現もあって、一気に高まった楽曲需要が、新曲提供の大渋滞を引き起こし、11月下旬までに14枚目が届くなんて日程は、夢のまた夢になってしまった。
そのため、12月23日(水)に、MV集「ALL MV COLLECTION~あの時の彼女たち~」を発売する方針に切り替えて、14枚目の発売は、3月23日(水)まで先延ばしとなった。
楽曲が思うように届かなかったのは、MV集に、新曲MVが一つも入っていないことからも分かります。
もし、1曲でも新曲があれば、そのプロモーションによって、1月2月、『MUSIC JAPAN』『 MUSIC STATION』『MUSIC FAIR』など、有名な音楽番組に集中的に出演できたかもしれません。
ところが、新しいMVが作られたものの、すべて過去にリリースされた曲で、新曲MVはなかった。
かくして、2015年の大晦日に紅白初出場を果たした乃木坂は、昨年以上の猛烈なスタートダッシュを切る筈だったのに、静かで穏やかな、2016年の1月を迎えることになったのだと思います(笑)。
2月上旬に14枚目を発売する目論見が、露と消え去った後、では、3月23日(水)に向けて、順調に進んだかというと、全然、そんなことはない。
(表4) 乃木坂シングルにおける、選抜発表とCDリリースの日程的関係
01枚目選抜発表 ==06週+3日==> 01枚目発売
02枚目選抜発表 ==06週+3日==> 02枚目発売
03枚目選抜発表 ==09週+3日==> 03枚目発売
04枚目選抜発表 ==10週+3日==> 04枚目発売
05枚目選抜発表 ==09週+3日==> 05枚目発売
06枚目選抜発表 ==10週+3日==> 06枚目発売
07枚目選抜発表 ==07週+3日==> 07枚目発売
08枚目選抜発表 ==09週+3日==> 08枚目発売
09枚目選抜発表 ==08週+3日==> 09枚目発売
10枚目選抜発表 ==09週+3日==> 10枚目発売
11枚目選抜発表 ==08週+3日==> 11枚目発売
12枚目選抜発表 ==10週+3日==> 12枚目発売
13枚目選抜発表 ==08週+3日==> 13枚目発売
14枚目選抜発表 ==07週+3日==> 14枚目発売
14th選抜のメンバーは1月31日(日)深夜の『乃木坂工事中』で発表されましたが、上表のように、CD発売までの期間が、3枚目以降、もっとも短い。
この期間に、振り入れやレコーディングを行い、ジャケット、MV、特典映像などを撮影して、シングルを制作、さらに、音楽番組や音楽祭で新曲を披露することで、キャンペーンを行うので、ある程度の長い方が良い。
そのため、多くのシングルでは、8~10週プラス3日の時間を取っています。
ところが、14枚目は、7週プラス3日という、最近では見ないほど、ショートな設定になっている。
例えば、『プリンシパル』のような、全員が参加する大型イベントがあって、その終了を待っていたので、選抜発表がタイトになってしまったなら分かります。
しかし、1月は、多くのメンバーが、家族や友人と旅行を楽しむなど、珍しいほど余裕のある過ごし方をしていました。
従って、選抜発表を1月24日(日)にして、CD発売まで8週プラス3日、あるいは、1月17日(日)で9週プラス3日にすることには、何ら問題がなかったと思います。
7週プラス3日という厳しい設定になったのは、やはり、1月に入っても楽曲が届かず、選抜メンバーを発表しても、何も出来なかったからじゃないでしょうか。
ただ、では、1月31日(日)の時点で、ようやく曲が来たのかとなると、大いに疑問です。
「ハルジオンが咲く頃」というタイトルが告知されたのは、上述したように2月22日(月)。
しかも、2月26日(金)のMステで、何を歌うのか、この日まで番組公式サイトに載らなかったことを考えると、乃木坂が表題曲を完全な形で手に入れたのは、ごく最近と見るべきで、選抜発表から随分と時間が経っていたと思います。
1月31日(日)の選抜発表に踏み切ったのは、個別握手会の「前倒し」が3週となり、何を歌うのかはおろか、誰が歌うのかすら分からないまま、応募を続けるのは、さすがにマズいと考えたからじゃないでしょうか。
つまり、14枚目の乃木坂は、紅白初出場からの1月スタートダッシュを意図した2月上旬発売が、2015年の終盤に無理と判明し、その上、2016年に入っても、再設定した3月下旬発売ですら危うくなるほど、楽曲の提供が遅れに遅れ、選抜発表やタイトル告知を、大幅に先延ばしせざるを得ないという、2段階に渡る「誤算」を経験したように思えます。
欅坂46のデビューシングルは、選抜発表からCD発売までが、5週プラス3日しかなく、しかも、現時点でまだ、タイトルすら告知されていません。
発売日が先行する乃木坂と欅坂への楽曲提供がこれほど遅れている中、4月13日(水)に7枚目を発売するHKT48、4月27日(水)に14枚目のNMB48が、予定通りに新曲スケジュールをこなせるのか、固唾を飲んで見守るしかありません(笑)。
さらに、NGT48は、いつデビュー出来るのか、予測不能な状況になってきました。
秋元康氏が、7グループすべての楽曲をプロデュースするというシステムを改めない限り、こういったスケジュールの遅延は、今後も起こるでしょう。
乃木坂は、2012年にシングルを4作リリースした後、2013年、2014年、2015年、3年続けて、年間3作を世に送り出しています。
このペースを2016年以降も続けられるのか、14枚目での「誤算」を考えると、楽観的な見通しは禁物です(笑)。
運営にとって痛いのは、発売するシングルの枚数が少なくなると、握手会の日数が減って、売り上げの大部分を占めるCDセールスの年間総額が下がってしまうことだと思います。
どれくらい収益が上がっているかは分かりませんが、アーティスト売り上げランキングの上位に、乃木坂46の名前が載るのは、スポンサーを獲得する際に、大きな宣伝効果となる筈で、人気アピールのためにも、CD発売のペースを落としたくはない。
しかし、総合プロデューサーである秋元康氏に、音楽を任せている以上、楽曲提供の遅れが生じても、なかなか文句を言えないでしょう(笑)。
そんな中、乃木坂運営は、若い女子層を、大きなターゲットとして、開拓しようとしている節がある。
現在、乃木坂は、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理、橋本奈々未、齋藤飛鳥、川後陽菜、北野日奈子と、ファッション雑誌の専属モデルに、7人ものメンバーを送り込んでいます。
これは、女子層からの知名度と関心度を高めるためで、テレビの特集においても、乃木坂は女子人気が高いことを、強調して貰っている。
ただ、乃木坂のライブや舞台では、休憩時間に、男子トイレに長蛇の列が出来る一方、女子トイレは、大抵、全然空いているようで、運営が言うほど、女子人気が高まっているのか、疑問を感じる部分はあります(笑)。
乃木坂のCDやグッズを若い女性がバンバン買ってくれて、握手会にも大挙して来てくれれば、運営にとっては、大成功だと思います。
しかし、E-girlsのように「スキル」重視ならともかく、「可愛い」がアピールの中心に据える女性アイドルグループが、そこまで女子人気を獲得するのは、相当に難しい気がします。
そして、運営は、そういった限界は、よく分かっていると思います。
私が今、新しい試みとして、とくに注目しているのは、3期募集を前にして、全国で行われる「セミナー」です。
乃木坂1期のオーディションには、4万人の応募があったそうですが、こういった数字を見ると、乃木坂ファンになりたい女性より、乃木坂メンバーになりたい女性の方が、実は、多いんじゃないかと考えたくなります(笑)。
もし、そういった女性を対象にしたセミナーを開いて、そこに2万人が参加すれば、1人あたり受講料5千円を貰うと、何と、1億円の売り上げです。
受講料1回5千円はかなり高いけど、白石麻衣などの現役メンバーが登場して、アイドルの世界について、あれこれ教えてくれるのあれば、結構、人が集まるんじゃないでしょうか。
乃木坂の個別握手会は、現在、初動で45万枚ほどいくので、1枚1千円とすれば、4億5千万円の売り上げです。
しかし、ここから、著作権料などが差し引かれ、6日間の大規模握手会を開催する費用も、相当な額に上るでしょう。
それに比べると、セミナーの受講料は、収益率が高く出来る可能性がある。
本当に、1億円が入るなら、シングルを1枚出すのに匹敵するレベルの収入が、運営に入ってくるかもしれない。
今日、3月2日(水)は、新宿と新潟の伊勢丹で、乃木坂とのコラボ商品を2万円以上購入した女性が、限定20名参加出来る「お茶会」が行われた筈です。
セミナーにせよ、伊勢丹の「女子会」にせよ、乃木坂メンバーへの「憧れ」を軸にして、乃木坂プロジェクトに、女性層を巻き込んでいこうという、運営の方針を感じます。
まあ、セミナーに関しては、受講料をどうするのかを含め、まだ詳しい内容や目的は分かりません。
ただ、秋元康氏がプロデュースするグループが、限界にまで膨れ上がってきた今、乃木坂が、シングルCDに代わる、新しい収入源を求めて、若い女性層に目を向け始めているのは、間違いないと思います。
和田まあや、渡辺みり愛、佐々木琴子、鈴木絢音といった若いメンバーが、1列目2列目にずらりと並んでいるような、欅坂の選抜を眺めていると、乃木坂の男性ファンで、欅坂に流れる人は、今後、相当な数に上るだろうと感じました。
グループの音楽性がアピールの中心にあれば、メンバーの年齢が高くなっても、それほどファンが減ることはないと思いますが、「可愛い」「美しい」という部分で勝負するなら、乃木坂から欅へ「推し」変する人は、必ず出てくるでしょう。
一方、メンバーへの「憧れ」をベースにする女性ファンは、自身がメンバーになりたいと思う人も含め、乃木坂に長く興味を持ってくれる可能性がある。
女性層に食い込むことで、女性アイドルの寿命が延びるのであれば、試みる価値のあることだと、運営は考えているのかもしれません。
いずれにせよ、AKB48Gや乃木坂46・欅坂46は、男性ファンだけで支えるには、限界まで大きくなってしまった気がします。
楽曲提供の遅れは、肥大化したグループアイドル産業が、需給バランスを失いつつある表れに見えます。
ほとんどのバブルは、供給過多が原因でハジけるわけで、女性層という新規需要を模索し始めているのは、AKB48が引き起こしたアイドルブームが、いよいよ、終焉を迎えつつあることを示すのかもしれません。
ただ、それがハジけたとしても、乃木坂メンバーには、何とか、志した世界で仕事を続けて欲しい。
私が、スキル、スキルと書き続けるのは、まさに、バブル崩壊後、頼りになるのが、それだからですね。
「芸は身を助く」を芸能グループに向かって強調するのは、おかしな話ですが(笑)。
関連サイト
フジテレビNEXT公式サイト「きくちPの音組ブログ」の関連記事
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
03月02日(水) 19 : 00 ~ 20 : 54 [地デ] フジテレビ『世界の何だコレ!?ミステリー2時間SP』に生駒里奈が出演。
03月03日(木) 19 : 25 ~ 19 : 54 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル』。中元日芽香が主演する番組内ドラマあり。秋元真夏に続いて、乃木坂メンバーの出演は2人目。3月8日(月) 24 : 25 ~ 24 : 54 に再放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
2月28日(日)、4時間半に渡って生放送された『スカパー!音楽祭』に関して、番組を制作したフジテレビのきくち伸氏、通称「きくちP」が、各ステージの感想と舞台裏を、かなり詳しくブログに載せています。
昨年の第1回には乃木坂46が出演して、「命は美しい」と「君の名は希望」の2曲を披露しました。
第2回となる今年は、乃木坂ではなく、欅坂46が参加して、武部聡志氏のピノア伴奏のみで、「君の名は希望」を歌い、その後、「制服のマネキン」をパフォーマンスしました。
「君の名は希望」のステージについて、きくちP氏は、
はじめて生演奏で歌うということで
ワイヤレスマイク足りないメンバーには
ワイヤードのマイクを用意して
21人全員のマイクが生きてます!
と述べています。
確かに、放送を聴いたときも、合唱が揃ってない部分があって、抜群に上手いとは言えないけど(笑)、透き通るような地声の魅力がよく出ていて、ほぼ100%の生歌だったと思います。
少々、音を外しても、機械加工された声より、揺れやかすれが入った、ありのままの声の方が、断然、聴いてて楽しいわけで、欅坂の「君の名は希望」は、生歌ステージの良さを再認識させてくれました。
このステージで、有線、つまり「ワイヤード」のマイクを持っていたのは、7人であるように見えました。
従って、「21人全員のマイクが生きていた」とすれば、「ワイヤレス」が使えるのは14人までになる。
大晦日のNHK紅白歌合戦は、37人がステージに上がり、全員が「ワイヤレス」だったので、少なくとも23人は、歌声が届かなかったことになります。
また、乃木坂選抜の標準定員16人だと、どうしても2人は「ワイヤレス」を持てないわけで、「ワイヤード」では対処出来ない、全体フォーメショーンの変化を伴うパフォーマンスの場合、全員の歌声を入れるのは不可能です。
つまり、有効な「ワイヤレス」マイクを持てるのは、選抜の一部ということになる。
しかも、以前、生放送である『MUSIC STATION』で、「太陽ノック」をパフォーマンスしているとき、橋本奈々未が放り投げるようにマイクを落とすという、壮絶なハプニングが起こりましたが(笑)、相当な勢いで床にぶつかった筈なのに、ほとんど、というか一切、衝撃音が聴こえなかった。
フロントメンバーの橋本ななみんですら、有効なマイクでないとすれば、生きたマイクを持っているのは、上限である14人より、ずっと少ない可能性がある。
先日のMステで初披露された「ハルジオンが咲く頃」を聴くと、サビなど、多人数で合唱する部分は「口パク」で、ソロや2、3人のユニゾンでは、深川麻衣や生田絵梨花など、歌の上手い人だけ、生歌比率を高くするタイプの「被せ」だと感じました。
この推測が正しければ、有効なマイクを持っているメンバーは、5、6人といったところじゃないでしょうか。
その5、6人が、曲の大部分を、しっかり生で歌えば、音楽的に心弾むステージになるのだけど、生声が入るのは、ごく一部のパートに限られていて、多くのパートが「口パク」と「被せ」で進むため、すぐに飽きてしまって、ツマラナイんですね。
折角、有名な音楽番組で新曲を初披露するのだから、『スカパー!音楽祭』における、欅坂の「君の名は希望」のように、生の声で、歌を届けて欲しかった。
乃木坂の曲が、なかなか一般「ブレイク」しないのは、メンバーの地声による歌唱の魅力を軽視していることが原因の一つだと思います。
『MUSIC JAPAN』は、NHKホールなど大きな会場での公開収録なので、生歌が厳しいのは分かるけど、Mステは、スタジオライブであり、生歌ステージの絶好のチャンスです。
アイドルなのだから、もの凄く上手い必要はなく、少し練習すれば、なんとか形は作れる筈です。
こういったチャンスを、何度も逃していることが、ヒットを遠ざけている気がします。
全員のマイクが生きていると指摘するのは、さすがに、生歌へのこだわりが強い、きくち伸氏ならではですが、それ以外に、オリジナル楽曲に関して、記事には、重要な情報が書かれています。
欅坂46のもう1曲
全体のオリジナル曲は振付も含め
全くまにあわなかったので、
オリジナルユニット曲を
武部楽団でと待ちかまえてましたが、
週あたままで待って
まにあわず断念しました。
欅坂側と同じく、きくちPさんも、出来れば、新しいオリジナル曲を流したいと考えていたようです。
そりゃそうですよね、まだ世に出ていない楽曲を、そのアーティストが初披露することは、ニュースとしての価値もある。
このように、音楽番組制作者がオリジナルの新曲にこだわるのは、よく分かるので、近年のNHK紅白歌合戦で、昔のヒット曲ばかりが歌われるのは、本当に不思議な話です。
視聴率を低下させまいと「守り」に入ると、誰もが知っている往年の「名曲」を選びがちで、今年のヒット曲すら、スルーする心理になるんでしょうか。
上記の文章によると、どうやら、欅坂のデビューシングルには、全体で歌う表題曲に加え、ユニット曲があるようですが、私が、一番注目したのは、「まにあわなかった」という言葉です。
当初、欅坂は3月デビューとの情報が流れていたのに、2月に入っても歌唱メンバーが発表されず、ごく最近になって、4月6日(水)の1stシングル発売が告知され、『スカパー!音楽祭』が行われた2月28日(日)の深夜、平仮名「けやき」の長濱ねるを除いた20人が表題曲を担当することが、テレビの冠番組でようやく明かされます。
もともと予定していたスケジュールが、何らかの事情で、遅れに遅れたように見える。
CDデビューを間近に控えたアイドルが、『スカパー!音楽祭』に出演できるのは、桁外れにラッキーなことで、新曲を初披露する絶好の機会だし、番組の制作側も、そのつもりでいた。
しかし、2月28日(日)の音楽祭に間に合わないほど、楽曲提供が遅れ、欅坂はオリジナル曲の披露を断念せざるを得なかった。
そして、2月末に間に合わないのであれば、3月のCDリリースが無理なのは当然です。
従って、きくちPの「まにあわなかった」という言葉は、楽曲が予定通り届かなかったため、選抜発表やCDデビューなどの日程に、遅れが生じたことを示唆しています。
同じことが乃木坂46にも起こっている可能性がある。
2月26日(金)のMステに関して、テレビ朝日番組公式サイトは、1週間ほど前から、AI「みんながみんな英雄」、嵐「復活LOVE」、水曜日のカンパネラ「桃太郎」「ラー」、TOKIO 「fragile」と、出演アーティストと歌唱曲の両方を発表しましたが、乃木坂46だけは、曲名がなかなか載らなかった。
結局、本番4日前の22日(月)に、乃木坂公式サイトで14枚目のタイトルが「ハルジオンが咲く頃」であると発表され、ほぼ同時に、Mステ公式サイトが、乃木坂が新シングルの表題曲を歌うと告知します。
Mステ公式サイトに歌手名と楽曲のタイトルが載るのは、それ自体、大きな宣伝効果を持つので、アーティスト側が、情報を出すことを、意図的に遅らせることは、まずあり得ません。
「ハルジオンが咲く頃」という曲名がしばらく載らなかったのは、2月26日(金)のMステで、新曲を披露出来るかどうか、22日(月)の時点まで分からなかったからだと思われます。
歌詞の入った音楽が届けば、振り付けは1日で仕上げられるので、これほど直前まで曲名を発表出来ないのは、楽曲提供の遅れが原因じゃないでしょうか。
つまり、生放送による初披露の数日前まで、振り付けを含め、パフォーマンスを完成させる目処が立たず、既存曲を選択せざるを得ない可能性があった。
おそらく、22日(月)になって、少なくとも、前日25日(木)までには、曲が届く状況になって、ゴーサインが出て、新曲の歌唱が決定した。
14枚目表題曲の初披露は、綱渡りだったということですね(笑)。
欅坂と乃木坂に対する楽曲提供が遅れる理由は、AKB48Gのシングル発売予定を眺めると、一目瞭然です。
(表1) AKB48Gと乃木坂46・欅坂46のシングルCD発売予定
03月09日(水) AKB48の43枚目「君はメロディ」
03月23日(水) 乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃」
03月30日(水) SKE48の19枚目「チキンLINE」
04月06日(水) 欅坂46の1枚目「タイトル未定」
04月13日(水) HKT48の7枚目「タイトル未定」
04月27日(水) NMB48の14枚目「タイトル未定」
3月4月の2月間に、なんと、6グループのシングルが発売されるスケジュールが組まれている。
そして、おそらく、すべての収録楽曲について、秋元康氏が曲を選び、歌詞を付け、仕上げまで持っていく。
1シングルに7曲が収録されるなら、全部で42曲を作る必要があって、超人的な仕事量になるのは、容易に推測出来ます。
短期間に、これだけの注文を抱えたら、楽曲のクオリティを維持するのは至難の業で、しかも、予定通りの日程で曲を届けられないグループが出てきても、何ら不思議はない。
秋元康氏が全楽曲をプロデュースするシステムは、もともと無理があって、クオリティやスケジュールを保てるのか、以前から、懸念はありました。
そのため、新規グループを増やすのは、楽曲提供の面からも危険なのは、火を見るより明らかだった。
しかし、2015年、NGT48と欅坂46を、相次いで立ち上げてしまった。
その結果、2016年に入って、6グループが一気に新しいシングルを発売する、超過密日程となり、さらに、NGT48のデビューも控えている。
当然、作るべき楽曲数は飛躍的に増加し、乃木坂46や欅坂46の新曲スケジュールが、目に見えて遅れる事態となっています。
個人的には、13枚目初回限定盤の特典である「スペシャルイベント」と、14枚目発売の日程的関係を見たとき、違和感を覚えて、何らかの「誤算」が生じているのではないかと考え始めました。
(表2) 前作「お茶会」イベントと今作リリースの日程的関係
凡例
前作シングル番号「イベント内容」[その時点で未消化の握手会] =間隔日数=> 今作シングル番号
05枚目「録音会」 [全0個0] =17日=> 06枚目発売
06枚目「お茶会」 [全0個0] =10日=> 07枚目発売
07枚目「お茶会」 [全0個0] =11日=> 08枚目発売
08枚目「お茶会」 [全0個1] =11日=> 09枚目発売
09枚目「お茶会」 [全1個2] =15日=> 10枚目発売
10枚目「似顔絵会」 [全0個0] =35日=> 11枚目発売
11枚目「サイン会」 [全0個0] =13日=> 12枚目発売
13枚目「サイン会」 [全1個2] =54日=> 14枚目発売
#「全1個2」は、全国握手会1日と個別握手会2日が、イベント開催時点でまだ残っていたことを示す
「スペシャルイベント」は、そのシングルの最終イベントという意味合いがあって、少数の例外を除き、握手会がすべて終わってから行われ、開催日の2週間ほど後に、次のシングルが発売される流れになっています。
ところが、13枚目の「サイン会」は、全国握手会を1日、個別握手会を2日残した段階で行われている。
しかも、9枚目のように、15日後に次作CDのリリースが迫っているなら、やむを得ない措置として分かるけど、13枚目「サイン会」から14枚目発売までは、過去最長となる54日も間隔がある。
2ヶ月近い期間があるのだから、そこで握手会を消化して、その後、「サイン会」を開催するのが、これまでの運営の進め方なのに、なぜ、そんなに急いで行うのか、不思議な印象を受けました。
しかし、1月29日(金)「サイン会」の後、いつも通り、2週間ほどして、14枚目を発売する日程を考えると、実は、理に適ったスケジュールが出来上がる。
(表3) 13枚目「サイン会」から逆算した、14枚目の「仮想スケジュール」
2016年01月29日(金)「サイン会」
↓
12日
↓
2016年02月10日(水) 14枚目発売日(候補)
↑
11週+3日
↑
2015年11月22日(日) 14th選抜発表(候補)
2015年11月19日(木) 13枚目個別握手会15次応募受付
2015年11月26日(木) 13枚目個別握手会16次応募受付
2015年12月03日(木) 13枚目個別握手会17次応募受付
2015年11月17日(火)『リボンの騎士』東京公演千秋楽
2015年11月26日(木) NHK『第66回紅白歌合戦』の出場歌手発表
2015年12月03日(木)『リボンの騎士』大阪公演初日
2015年12月06日(日)『リボンの騎士』大阪公演千秋楽
2015年12月14日(月) NHK総合『MUSIC JAPAN』の収録
「スペシャルイベント」の10日後から17日後に、次作発売という慣例を当てはめると、2月10日(水)が14枚目発売の候補となる。
選抜発表からCD発売までの期間は、3枚目以降、8~10週プラス3日です。
年始休みを考慮した少し長めの11週プラス3日で、2月10日(水)から遡って、14th選抜発表日を求めると、2015年11月22日(日)深夜の『乃木坂工事中』が、候補として浮上します。
2015年11月17日(火)に、舞台『リボンの騎士』東京公演が終了するので、11月22日(日)の選抜発表は、出演する生田絵梨花と桜井玲香が、シングル制作に参加する良いタイミングです。
また、選抜発表のすぐ後に、NHK『第66回紅白歌合戦』の出場歌手発表あり、一般からの注目が集まるときに、新選抜を発足させることが出来る。
さらに、選抜が発表された週の木曜日から14枚目個別握手会の応募を開始すれば、13枚目第16次応募に、「前倒し」なしで重ねることになり、これも、従来通りの進め方と一致します。
確かに、12月は、年末の大型歌謡祭が複数開催され、武道館ライブも予定していたので、11月下旬の選抜発表、2月上旬のCD発売は、避けたくなる要素を含んでいます。
しかし、乃木坂が初めて紅白に出場する可能性が、秋頃から濃厚になる中、1月2月に新曲プロモーションを仕掛けることが、グループの発展にとって、極めて重要な意味を持つことは、事前に分かっていました。
もし、11月22日(日)に14th選抜を発表して、すぐさまシングル制作に取り組めば、12月14日(月) に行われた、1月放送予定のNHK『MUSIC JAPAN』収録で、新しい表題曲を披露することが可能だった。
また、年明け早々から、表題曲をネット配信に流し込めば、紅白初出場を果たして注目度の上がっている乃木坂の楽曲が、同じアドバンテージを持つ、星野源やSuperflyと共に、ダウンロードランキングの上位に、長く留まった可能性があった。
最近の乃木坂は、新曲であれば、期間は短いものの、一度はベスト3に入るまでに、注目を集めるグループになっていて、そこに、紅白効果が加われば、かなりのヒットにつながったかもしれない。
さらに、ベッキーの恋愛騒動がヒートする中、渦中の川谷絵音がボーカルを務めるゲスの極み乙女。の出演で、1月は、Mステが大きな話題を集めていて、そこに同じ紅白初出場組である乃木坂が、新曲を引っさげて登場するなんて、美味しい展開もあり得たわけです。
まさに、「ゲスの極み」な期待ですが、とにかく人々の関心が集まる場所に、タイムリーに出ていくのは、芸能界を生き抜く基本戦略で、実に惜しいことをしたと、個人的に、密かに悔やんでいる次第です(笑)。
2014年末から2015年始めの乃木坂は、まさに大晦日の紅白で弾みをつけ、1月2月に音楽的攻勢を仕掛けるスケジュールを組んでいました。
1月7日(水)に1stアルバムをリリースして、年明けから、精力的に、数々の音楽番組に出演し、「僕がいる場所」を中心に、新曲キャンペーンを展開することになる。
結局、紅白は逃したけど、直前で「内定」が取り消されたと、多くのメディが乃木坂を取り上げたので、それが追い風となり、年始のプロモーションが相当な効果を挙げた面はあると思います。
2105年に乃木坂が飛躍したのは、紅白「落選」をバネにして、良いスタートダッシュを切れたことが、大きかったんじゃないでしょうか。
そして、13枚目「サイン会」を、2月上旬の14枚目発売が視野に入る、2016年1月29日(金)に設定したとき、今度は、「初出場」をバネにして、より強力なスタートダッシュを切りたいという意図が、運営にあった気がします。
しかし、NGT48と欅坂46の出現もあって、一気に高まった楽曲需要が、新曲提供の大渋滞を引き起こし、11月下旬までに14枚目が届くなんて日程は、夢のまた夢になってしまった。
そのため、12月23日(水)に、MV集「ALL MV COLLECTION~あの時の彼女たち~」を発売する方針に切り替えて、14枚目の発売は、3月23日(水)まで先延ばしとなった。
楽曲が思うように届かなかったのは、MV集に、新曲MVが一つも入っていないことからも分かります。
もし、1曲でも新曲があれば、そのプロモーションによって、1月2月、『MUSIC JAPAN』『 MUSIC STATION』『MUSIC FAIR』など、有名な音楽番組に集中的に出演できたかもしれません。
ところが、新しいMVが作られたものの、すべて過去にリリースされた曲で、新曲MVはなかった。
かくして、2015年の大晦日に紅白初出場を果たした乃木坂は、昨年以上の猛烈なスタートダッシュを切る筈だったのに、静かで穏やかな、2016年の1月を迎えることになったのだと思います(笑)。
2月上旬に14枚目を発売する目論見が、露と消え去った後、では、3月23日(水)に向けて、順調に進んだかというと、全然、そんなことはない。
(表4) 乃木坂シングルにおける、選抜発表とCDリリースの日程的関係
01枚目選抜発表 ==06週+3日==> 01枚目発売
02枚目選抜発表 ==06週+3日==> 02枚目発売
03枚目選抜発表 ==09週+3日==> 03枚目発売
04枚目選抜発表 ==10週+3日==> 04枚目発売
05枚目選抜発表 ==09週+3日==> 05枚目発売
06枚目選抜発表 ==10週+3日==> 06枚目発売
07枚目選抜発表 ==07週+3日==> 07枚目発売
08枚目選抜発表 ==09週+3日==> 08枚目発売
09枚目選抜発表 ==08週+3日==> 09枚目発売
10枚目選抜発表 ==09週+3日==> 10枚目発売
11枚目選抜発表 ==08週+3日==> 11枚目発売
12枚目選抜発表 ==10週+3日==> 12枚目発売
13枚目選抜発表 ==08週+3日==> 13枚目発売
14枚目選抜発表 ==07週+3日==> 14枚目発売
14th選抜のメンバーは1月31日(日)深夜の『乃木坂工事中』で発表されましたが、上表のように、CD発売までの期間が、3枚目以降、もっとも短い。
この期間に、振り入れやレコーディングを行い、ジャケット、MV、特典映像などを撮影して、シングルを制作、さらに、音楽番組や音楽祭で新曲を披露することで、キャンペーンを行うので、ある程度の長い方が良い。
そのため、多くのシングルでは、8~10週プラス3日の時間を取っています。
ところが、14枚目は、7週プラス3日という、最近では見ないほど、ショートな設定になっている。
例えば、『プリンシパル』のような、全員が参加する大型イベントがあって、その終了を待っていたので、選抜発表がタイトになってしまったなら分かります。
しかし、1月は、多くのメンバーが、家族や友人と旅行を楽しむなど、珍しいほど余裕のある過ごし方をしていました。
従って、選抜発表を1月24日(日)にして、CD発売まで8週プラス3日、あるいは、1月17日(日)で9週プラス3日にすることには、何ら問題がなかったと思います。
7週プラス3日という厳しい設定になったのは、やはり、1月に入っても楽曲が届かず、選抜メンバーを発表しても、何も出来なかったからじゃないでしょうか。
ただ、では、1月31日(日)の時点で、ようやく曲が来たのかとなると、大いに疑問です。
「ハルジオンが咲く頃」というタイトルが告知されたのは、上述したように2月22日(月)。
しかも、2月26日(金)のMステで、何を歌うのか、この日まで番組公式サイトに載らなかったことを考えると、乃木坂が表題曲を完全な形で手に入れたのは、ごく最近と見るべきで、選抜発表から随分と時間が経っていたと思います。
1月31日(日)の選抜発表に踏み切ったのは、個別握手会の「前倒し」が3週となり、何を歌うのかはおろか、誰が歌うのかすら分からないまま、応募を続けるのは、さすがにマズいと考えたからじゃないでしょうか。
つまり、14枚目の乃木坂は、紅白初出場からの1月スタートダッシュを意図した2月上旬発売が、2015年の終盤に無理と判明し、その上、2016年に入っても、再設定した3月下旬発売ですら危うくなるほど、楽曲の提供が遅れに遅れ、選抜発表やタイトル告知を、大幅に先延ばしせざるを得ないという、2段階に渡る「誤算」を経験したように思えます。
欅坂46のデビューシングルは、選抜発表からCD発売までが、5週プラス3日しかなく、しかも、現時点でまだ、タイトルすら告知されていません。
発売日が先行する乃木坂と欅坂への楽曲提供がこれほど遅れている中、4月13日(水)に7枚目を発売するHKT48、4月27日(水)に14枚目のNMB48が、予定通りに新曲スケジュールをこなせるのか、固唾を飲んで見守るしかありません(笑)。
さらに、NGT48は、いつデビュー出来るのか、予測不能な状況になってきました。
秋元康氏が、7グループすべての楽曲をプロデュースするというシステムを改めない限り、こういったスケジュールの遅延は、今後も起こるでしょう。
乃木坂は、2012年にシングルを4作リリースした後、2013年、2014年、2015年、3年続けて、年間3作を世に送り出しています。
このペースを2016年以降も続けられるのか、14枚目での「誤算」を考えると、楽観的な見通しは禁物です(笑)。
運営にとって痛いのは、発売するシングルの枚数が少なくなると、握手会の日数が減って、売り上げの大部分を占めるCDセールスの年間総額が下がってしまうことだと思います。
どれくらい収益が上がっているかは分かりませんが、アーティスト売り上げランキングの上位に、乃木坂46の名前が載るのは、スポンサーを獲得する際に、大きな宣伝効果となる筈で、人気アピールのためにも、CD発売のペースを落としたくはない。
しかし、総合プロデューサーである秋元康氏に、音楽を任せている以上、楽曲提供の遅れが生じても、なかなか文句を言えないでしょう(笑)。
そんな中、乃木坂運営は、若い女子層を、大きなターゲットとして、開拓しようとしている節がある。
現在、乃木坂は、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理、橋本奈々未、齋藤飛鳥、川後陽菜、北野日奈子と、ファッション雑誌の専属モデルに、7人ものメンバーを送り込んでいます。
これは、女子層からの知名度と関心度を高めるためで、テレビの特集においても、乃木坂は女子人気が高いことを、強調して貰っている。
ただ、乃木坂のライブや舞台では、休憩時間に、男子トイレに長蛇の列が出来る一方、女子トイレは、大抵、全然空いているようで、運営が言うほど、女子人気が高まっているのか、疑問を感じる部分はあります(笑)。
乃木坂のCDやグッズを若い女性がバンバン買ってくれて、握手会にも大挙して来てくれれば、運営にとっては、大成功だと思います。
しかし、E-girlsのように「スキル」重視ならともかく、「可愛い」がアピールの中心に据える女性アイドルグループが、そこまで女子人気を獲得するのは、相当に難しい気がします。
そして、運営は、そういった限界は、よく分かっていると思います。
私が今、新しい試みとして、とくに注目しているのは、3期募集を前にして、全国で行われる「セミナー」です。
乃木坂1期のオーディションには、4万人の応募があったそうですが、こういった数字を見ると、乃木坂ファンになりたい女性より、乃木坂メンバーになりたい女性の方が、実は、多いんじゃないかと考えたくなります(笑)。
もし、そういった女性を対象にしたセミナーを開いて、そこに2万人が参加すれば、1人あたり受講料5千円を貰うと、何と、1億円の売り上げです。
受講料1回5千円はかなり高いけど、白石麻衣などの現役メンバーが登場して、アイドルの世界について、あれこれ教えてくれるのあれば、結構、人が集まるんじゃないでしょうか。
乃木坂の個別握手会は、現在、初動で45万枚ほどいくので、1枚1千円とすれば、4億5千万円の売り上げです。
しかし、ここから、著作権料などが差し引かれ、6日間の大規模握手会を開催する費用も、相当な額に上るでしょう。
それに比べると、セミナーの受講料は、収益率が高く出来る可能性がある。
本当に、1億円が入るなら、シングルを1枚出すのに匹敵するレベルの収入が、運営に入ってくるかもしれない。
今日、3月2日(水)は、新宿と新潟の伊勢丹で、乃木坂とのコラボ商品を2万円以上購入した女性が、限定20名参加出来る「お茶会」が行われた筈です。
セミナーにせよ、伊勢丹の「女子会」にせよ、乃木坂メンバーへの「憧れ」を軸にして、乃木坂プロジェクトに、女性層を巻き込んでいこうという、運営の方針を感じます。
まあ、セミナーに関しては、受講料をどうするのかを含め、まだ詳しい内容や目的は分かりません。
ただ、秋元康氏がプロデュースするグループが、限界にまで膨れ上がってきた今、乃木坂が、シングルCDに代わる、新しい収入源を求めて、若い女性層に目を向け始めているのは、間違いないと思います。
和田まあや、渡辺みり愛、佐々木琴子、鈴木絢音といった若いメンバーが、1列目2列目にずらりと並んでいるような、欅坂の選抜を眺めていると、乃木坂の男性ファンで、欅坂に流れる人は、今後、相当な数に上るだろうと感じました。
グループの音楽性がアピールの中心にあれば、メンバーの年齢が高くなっても、それほどファンが減ることはないと思いますが、「可愛い」「美しい」という部分で勝負するなら、乃木坂から欅へ「推し」変する人は、必ず出てくるでしょう。
一方、メンバーへの「憧れ」をベースにする女性ファンは、自身がメンバーになりたいと思う人も含め、乃木坂に長く興味を持ってくれる可能性がある。
女性層に食い込むことで、女性アイドルの寿命が延びるのであれば、試みる価値のあることだと、運営は考えているのかもしれません。
いずれにせよ、AKB48Gや乃木坂46・欅坂46は、男性ファンだけで支えるには、限界まで大きくなってしまった気がします。
楽曲提供の遅れは、肥大化したグループアイドル産業が、需給バランスを失いつつある表れに見えます。
ほとんどのバブルは、供給過多が原因でハジけるわけで、女性層という新規需要を模索し始めているのは、AKB48が引き起こしたアイドルブームが、いよいよ、終焉を迎えつつあることを示すのかもしれません。
ただ、それがハジけたとしても、乃木坂メンバーには、何とか、志した世界で仕事を続けて欲しい。
私が、スキル、スキルと書き続けるのは、まさに、バブル崩壊後、頼りになるのが、それだからですね。
「芸は身を助く」を芸能グループに向かって強調するのは、おかしな話ですが(笑)。
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深川麻衣が卒業を発表、紅白出場は乃木坂に何をもたらしたのか、風吹けども天高く羽ばたけず [08Jan16]
「良質な音楽」という視点を欠いた紅白、乃木坂14th握手会は欅坂と合同?それとも2016年問題? [06Jan16]
プチNogi ~ お台場で「福男選び」勃発、14枚目応募開始は1月第1木曜か、紅白曲順は全体5番目 [24Dec15]
欅坂46の1st選抜発表が11月29日である可能性浮上、乃木坂の紅白出場はまだ楽観出来ないのか? [24Nov15]
従来通りなら14th選抜発表11月29日、CD発売2月10日、発表年内回避なら発売は3月以降が有力 [21Nov15]
1月発売は14thシングル?それとも2ndアルバム?紅白選抜の中核は白石西野生駒生田橋本+松村か [20Oct15]
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)
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7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」
乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報
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# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています