永島聖羅が3月20日(日)のアンダー全国ツアー名古屋公演をもって乃木坂46を卒業
最後のメディア出演は、3月30日(水)21時30分から放送される@FM『メガネ赤札堂presents 乃木坂46永島聖羅のデリシャス・ミュージック』
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永島聖羅の2016/03/17_22:54ブログ
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乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
03月17日(木) ~ 27日(日)
[舞台]「【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』―血戦のラストダンス―」in 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo。井上小百合と樋口日奈がWキャスト方式によりヒロイン「白鳥美美子」役で出演。11日間、17公演。
(上演スケジュール)
03月17日(木) [初日] 第1公演(井上小百合, 19:00~)
03月18日(金) [2日目] 第2公演(樋口日奈, 19:00~)
03月19日(土) [3日目] 第3公演(井上小百合, 13:00~)&第4公演(井上小百合, 18:00~)
03月20日(日) [4日目] 第5公演(樋口日奈, 13:00~)&第6公演(樋口日奈, 18:00~)
03月21日(月祝) [5日目] 第7公演(井上小百合, 13:00~)
03月22日(火) [6日目] 第8公演(樋口日奈, 19:00~)
03月23日(水) [7日目] 第9公演(井上小百合, 14:00~)&第10公演(井上小百合, 19:00~)
03月24日(木) [8日目] 第11公演(井上小百合, 14:00~)&第12公演(井上小百合, 19:00~)
03月25日(金) [9日目] 第13公演(樋口日奈, 19:00~)
03月26日(土) [10日目] 第14公演(樋口日奈, 13:00~)&第15公演(樋口日奈, 18:00~)
03月27日(日) [11日目千秋楽] 第16公演(井上小百合, 13:00~)&第17公演(井上小百合, 18:00~)
03月18日(金)
19 : 00 ~ 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』に生駒里奈が出演。
03月19日(土)
15 : 00 ~ 21 : 00 [ショー]『TOKYO GIRLS COLLECTION 2016 SPRING/SUMMER』in 代々木第一体育館 。乃木坂からモデルとして、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、橋本奈々未 、松村沙友理の5人が参加。
18 : 00 ~ [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演初日。名古屋国際会議場センチュリーホールで2日に渡って、『永島聖羅卒業コンサート』として開催。
25 : 05~25 : 35 [地デ] フジテレビ「うまズキッ!」。レギュラーMCの白石麻衣に加え、衛藤美彩、生駒里奈、高山一実が出演。
22 : 54 ~ 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『キラきら時間』。5分ほどの短い番組ながら、高山一実が1人で出演して、「肉まん作り」を初体験するようです。
03月20日(日)
11 : 40 ~ 11 : 45 [地デ] TBS『メトログ』。衛藤美彩がナビゲーターとなって「乃木坂駅」を紹介。
12 : 00 ~ (昼公演) & 17 : 00 ~ (夜公演) [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演2日目 in 名古屋国際会議場センチュリーホール。乃木坂メンバーとして、永島聖羅の最後のステージ。
20 : 30 ~ 21 : 00 [AM] 文化放送「乃木坂46の『の』」。星野みなみと堀未央奈の「みなみおな」が二人トーク。
03月21日(月)
22 : 00 ~ [AM] 文化放送『レコメン』。生駒里奈と桜井玲香が出演して、「春の胸キュンセンバツ甲子園!乃木坂のストライクゾーンに投げ込め!SP」企画。
03月23日(水)
乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃に」発売
03月26日(土))
25 : 53 ~ [地デ] TBS『『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』。乃木坂46が3月11日(金)に登場したフェスの模様を放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」
昨日と今日、「ハルジオンが咲く頃」個別握手会の第10次応募が行われ、それに伴って、第9次応募終了時点での完売状況が判明しました。
CDの発売は、来週の23日(火)で、今回の10次応募までがオリコン初動へ計上される、個別握手会の売り上げになると考えられます。
そして、10次応募分の状況は、11次応募が始まる24日(木)まで分からないので、オリコン初動を予想するなら、オリコンデイリーで初日の数字が発表される前、まさに、今が最後のチャンスです。
ただ、今作14枚目に関しては、6次応募終了の時点で、個別握手会セールスが、完売率77%、枚数ベースでは97%という驚異的なレベルに達しており、早い段階から、最高販売枚数に限りなく近づくことが、ほぼ確実でした。
前作初動の個別握手会分を上手く説明出来る、CD1枚の平均割り当て時間8.5秒を使ってシミュレーション計算を行うと、最高販売枚数は49.5万枚で、9次応募後の完売状況から、49万枚あたりとと見積もるのが、妥当だと思われます。
まあ、こういった数字は、すでに分かっていて、以前の記事でも、おおよその初動予想を出していて、今回もさほど変わりません(笑)。
14枚目の楽曲構成は圧倒的選抜優位型、個別握手会第6次応募で初動前作越えがほぼ確実に [27Feb16]
中元堀超トップギア、サンエト星野高山井上絶好調、4次応募で14th握手会売上が前作初動水準到達 [12Feb16]
そこで、今日は、予想枚数というより、「ハルジオンが咲く頃」の発売2週間後にリリースされる、欅坂46のデビューシングルが、乃木坂の握手会人気にどのような影響を与えているか、その辺に重点を置いて、話を進めていきます。
「サイレントマジョリティー」は、MVが公開されるやいなや、乃木坂界隈に大きな衝撃を与えたようで、ツイッターなどのネットも、昨日は、欅坂という言葉で埋め尽くされた感があります。
実際、YouTubeにアップされた公式MVの再生回数を調べると、以下のように、もの凄い勢いで、数字が伸びています。
(表1) YouTubeに公開された「サイレントマジョリティー」と「ハルジオンが咲く頃」のMV再生回数
# 曲名をクリックするとYouTubeに公開された動画を観ることが出来ます。いきなり始まるので、音声などにご注意下さい
#「再生回数」は、3月18日(金)18:00現在の数字
「ハルジオンが咲く頃」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月01日(火) [03月22日(火)23:59まで]
再生回数 : 128万
「サイレントマジョリティー」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月15日(火) [04月05日(火)23:59まで]
再生回数 : 053万
「釣り堀」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月08日(火)
再生回数 : 030万
「急斜面」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月08日(火)
再生回数 : 033万
「サイレントマジョリティー」MVはアップロードされて、まだ2日程度しか経っていないのに、再生回数がすでに50万を越え、1週間前に公開された、「釣り堀」と「急斜面」のMVを抜いています
「釣り堀」は、西野七瀬のソロ曲、「急斜面」は、白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理のいわゆる「御三家」のユニット曲で、握手会成績から考えて、いずれも分厚いファン層をベースとして持っている筈ですが、欅坂表題曲MVへの注目度に、今のところ、圧倒されている感があります。
「ハルジオンが咲く頃」MVは、CDリリースの前に100万回を突破しています。
このペースは、前々作「太陽ノック」MVや前作「今、話したい誰かがいる」MVと大体同じで、リリース前に200万回、300万回を越えるような「大跳ね」ではないけど、最近の乃木坂表題曲MVと遜色ない、順調な進み具体だと思います。
しかし、「サイレントマジョリティー」MVの立ち上がりが、2日で50万回と、あまりにも速いので、「ハルジオンが咲く頃」MVの数字が、やや霞んでしまう面がある。
また、MVの内容的にも、お姉さんメンバー中心で、大人しい曲が多かった乃木坂に対して、パンチの効いた音楽に乗って、若いメンバーが攻撃的なダンスを披露する「サイレントマジョリティー」は、「こういうのが見たかった!」と、乃木坂ファンに思わせる要素を豊富に含んでいて、その鮮やかな対比が、欅坂への興味をかき立てている。
さらに、ガチガチの握手会主義によって、ウンザリするほど選抜の固定化が進んだ乃木坂と違い、欅坂は、ほぼ全員が表題曲に参加出来て、これから、どのメンバーにも、チャンスがあるという空気が漲っている。
握手会人気において、越え難い格差が出来てしまい、身動きがとれず、とくに若いメンバーが前に出られず苦しんでいる乃木坂。
それを切ない気持ちで見ているファンからすると、欅坂は、誰がブレイクするか分からない、夢と希望を感じさせるものがあって、強力に惹かれていく人が続出しても、無理からぬことです。
昨日1晩で、CD10万枚くらいの人気が、乃木坂から欅坂に流れたかもしれない(笑)。
そう考えたくなるほど、ネットにおける、「サイレントマジョリティー」MVへの反響は大きく、確かに、最近の乃木坂では見たことがないほど、破竹の勢いで、YouTubeの再生回数が伸びています。
ファンの総数が少ないので、さすがに、「ハルジオンが咲く頃」MV を抜く可能性は低いと思いますが、目を見張るほどの、立ち上がりの速さは、欅坂への注目をさらに高める効果があったんじゃないでしょうか。
次に、「ハルジオンが咲く頃」個別握手会のメンバー別売り上げ状況を見てみましょう。
お馴染みの順位表で、中味もいつもと大体同じですが(笑)、15th選抜のメンバー構成にも関わってくる可能性があるので、一応、載せておきます。
(表2) 14枚目個別握手会第9次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、14th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目、緑色は2列目、オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「uc」はアンダーセンター、「*」は2期メンバー。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
[01] 30部/30部 (1.00; 2次, 1.91万枚) 白石麻衣 西野七瀬
[01] 30部/30部 (1.00; 3次, 1.91万枚) 生田絵梨花 衛藤美彩 橋本奈々未 深川麻衣(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 4次, 1.91万枚) 秋元真夏 齋藤飛鳥
[01] 30部/30部 (1.00; 5次, 1.91万枚) 桜井玲香 中元日芽香(uc) 若月佑美
[01] 30部/30部 (1.00; 8次, 1.91万枚) 堀未央奈*
[13] 29部/30部 (0.97, 1.90万枚) 伊藤万理華 井上小百合 高山一実 星野みなみ 松村沙友理
[18] 24部/24部 (1.00; 7次, 1.52万枚) 北野日奈子*
[19] 20部/24部 (0.83, 1.52万枚) 新内眞衣* 寺田蘭世* 中田花奈
[22] 16部/18部 (0.89, 1.14万枚) 生駒里奈
[23] 14部/18部 (0.78, 1.14万枚) 斉藤優里
[24] 09部/16部 (0.56, 0.99万枚) 樋口日奈
[25] 08部/14部 (0.57, 0.87万枚) 渡辺みり愛*
[26] 06部/14部 (0.43, 0.85万枚) 伊藤かりん*
[27] 01部/14部 (0.07, 0.79万枚) 和田まあや
[28] 04部/12部 (0.33, 0.72万枚) 斎藤ちはる
[29] 03部/12部 (0.25, 0.71万枚) 川後陽菜
[30] 02部/12部 (0.17, 0.69万枚) 能條愛未
[31] 01部/12部 (0.08, 0.68万枚) 伊藤純奈*
[32] 08部/08部 (1.00; 6次, 0.51万枚) 山崎怜奈*
[33] 06部/06部 (1.00; 5次, 0.38万枚) 鈴木絢音*
[33] 06部/06部 (1.00; 9次, 0.38万枚) 相楽伊織*
[35] 03部/06部 (0.50, 0.37万枚) 川村真洋
[36] 01部/06部 (0.17, 0.35万枚) 佐々木琴子*
677部/780部 (0.868, 49.0万枚) 全体
30部中29部完売のメンバーが5人、24部中20部完売が3人。
とても偶然とは思えない珍事が起こってますが(笑)、14枚目で、30部全完売メンバーが、卒業する深川麻衣を除いて、16人に達するのは、もう逃れられない現実で、もし、15th選抜の定員が17人に据え置かれるなら、生駒里奈を加えて、すでに「満席」状態です。
従って、定員を18人以上に増やさない限り、次作で、アンダーから選抜入りするのは、中元日芽香1人というのが、乃木坂握手会主義の結論になる。
さすがに、それでは面白くないと、増員したり、あるいは変動枠を設けたとしても、上表18位の北野日奈子、19位の新内眞衣、寺田蘭世、中田花奈までが有力候補で、それ以下の成績だと、かなり厳しいのが、現在の乃木坂を支配する通例になっています。
まあ、「夏だから」斉藤優里は、毎年恒例で設けられる枠で(笑)、ゆったんは握手会成績も23位と良い位置に付けているので、可能性はあると思います。
しかし、選抜選考は、ほとんどのケースで、売り上げ枚数が多いほど有利というルールが厳格に適用され、一方で、担当部数の増加は、シングル毎に、段階的にしか行われない。
その結果、2016年内に、アンダーから選抜入りする可能性があるメンバーは、ごく少数という目を背けたくなるような、夢のない重い見通しが、乃木坂を覆っている。
多くのアンダーメンバーに、あまりに厳しい現実が突き付けられている一方、選抜メンバーは、誰をフロントにして、誰をトップ3にするかが、運営の決めた「区分」によって縛られ、外仕事で成果を挙げた程度では、ピクリともしな厚い壁に悩まされている。
頑張れば誰でも選抜に抜擢され、誰もがセンターになるチャンスがある。
そんな乃木坂の夢は、随分前に窒息して、少なからぬメンバーとファンが、未来へ希望を持てないまま、それでも、いつか何かが変わるかもしれないと信じて、乃木坂に期待し続けてきた。
若いメンバーが躍動する「サイレントマジョリティー」MVを、乃木坂ファンが観て、かつて感じていた、夢と希望の香りをそこに見出し、長い間、積もりに積もった不満を爆発させ、欅坂に流れ込み始めているのかもしれません。
では、欅坂の出現は、乃木坂の人気に、どの程度の影響を与えているのでしょう。
(表3) 14枚目に関する個別握手会の応募日程と売り上げの推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率, 枚数ベースでの販売率), 推定累計売り上げ枚数#13枚目同次終了後の推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算している。この数値を使うと、完売1部で635枚、全体の販売可能枚数は49.5万枚になる。
#「-72d」は、集計締め切り日の72日前という意味。
#「※」は、この週から欅坂デビューシングルの個別握手会応募が始まったことを示す。
14枚目「ハルジオンが咲く頃」
発売日:2016年03月23日(水)
オリコン初動集計締切:2016年03月27日(日)
初動算入:???万枚 (第10次分までと推測される)
[01次] +011 {011/780(01.4%, 04.1%) 02.0万枚#00.0万枚} (2016/01/14~01/15, -72d)
[02次] +188 {199/780(25.5%, 50.7%) 25.1万枚#17.0万枚} (2016/01/21~01/22, -65d)
[03次] +176 {375/780(48.1%, 78.1%) 38.7万枚#29.9万枚} (2016/01/28~01/29, -58d)
[04次] +081 {456/780(58.5%, 87.5%) 43.4万枚#30.3万枚} (2016/02/04~02/05, -51d)
[05次] +088 {544/780(69.7%, 94.0%) 46.5万枚#35.8万枚} (2016/02/10~02/12, -44d) ※
[06次] +057 {601/780(77.1%, 96.8%) 47.9万枚#39.9万枚} (2016/02/18~02/19, -37d)
[07次] +031 {632/780(81.0%, 97.9%) 48.5万枚#42.5万枚} (2016/02/25~02/26, -30d)
[08次] +033 {665/780(85.3%, 98.8%) 48.9万枚#44.0万枚} (2016/03/03~03/04, -23d)
[09次] +012 {677/780(86.8%, 99.0%) 49.0万枚#44.9万枚} (2016/03/10~03/11, -16d)
[10次] {#45.3万枚} (2016/03/17~03/18, -09d)
[11次] {#45.6万枚} (2016/03/24~03/25, -02d)
[12次] {#45.8万枚} (2016/03/31~04/01, +05d)
[13次] {#46.1万枚} (2016/04/07~04/08, +12d)
「サイレントマジョリティー」個別握手会の応募が始まったのは、「ハルジオンが咲く頃」の第5次応募が行われた週です。
これ以降、完売部数の伸びが鈍ったという指摘がありますが、第5次応募終了時点で、握手会セールスは、すでに完売率70%、枚数ベースでは94%に達し、もはや売るものがない状態に入りつつあった。
従って、第6次で+57部、第7次で+31部、第8次は+33部、第9次が+12部という、やや低めに見える完売積み上げの推移は、単にピークを過ぎたからであって、欅坂の影響とは言えないと思います。
むしろ、第5次終了時点で、販売可能枚数の94%を売っているのに、その後も、97%、98%、99%と伸びているのは、驚異的に好調な売れ行きで、乃木坂の個別握手会セールスが、全体として、マイナスの影響を受けた痕跡は、ほとんど見当たりません。
では、まったく影響がないかというと、個々人のセールスに関して、ちょっと気になる点がある。
以下の表は、欅坂個別握手会応募が始まる直前の14枚目第4次応募終了時点と、現在の第9次応募終了時点を比べて、乃木坂の各メンバーがどれだけ完売部数を積み上げたかを示しています。
(表4) 欅坂個別握手会応募開始後の乃木坂メンバーの完売積み上げ部数
凡例
4次終了時点と比べた9次終了時点での完売部数の積み上げ (4次終了時の完売率→9次終了時の完売率) / 担当部数 メンバー名
# 積み上げ部数が多いメンバーから順に並べている
# 9次終了時点で全完売を達成したメンバーは表に入っていない
+23部 (0.20→0.97) / 30部 松村沙友理
+19部 (0.33→0.97) / 30部 伊藤万理華
+18部 (0.37→0.97) / 30部 井上小百合
+15部 (0.47→0.97) / 30部 高山一実
+15部 (0.47→0.97) / 30部 星野みなみ
+14部 (0.25→0.83) / 24部 寺田蘭世
+14部 (0.25→0.83) / 24部 新内眞衣
+11部 (0.28→0.89) / 18部 生駒里奈
+10部 (0.42→0.83) / 24部 中田花奈
+09部 (0.28→0.78) / 18部 斉藤優里
+06部 (0.19→0.56) / 16部 樋口日奈
+06部 (0.14→0.57) / 14部 渡辺みり愛
+05部 (0.07→0.43) / 14部 伊藤かりん
+04部 (0.00→0.33) / 12部 斎藤ちはる
+03部 (0.00→0.50) / 06部 川村真洋
+02部 (0.00→0.17) / 12部 能條愛未
+02部 (0.08→0.25) / 12部 川後陽菜
+01部 (0.00→0.07) / 14部 和田まあや
+01部 (0.00→0.08) / 12部 伊藤純奈
+01部 (0.00→0.17) / 06部 佐々木琴子
松村沙友理、伊藤万理華、井上小百合、高山一実、星野みなみの30部担当メンバーは、欅坂の応募が始まっても、ぐいぐい売り上げを伸ばして、5次から9次の間に、15部以上も完売を積み上げている。
また、寺田蘭世、新内眞衣、中田花奈の24部担当メンバーと、今回、やや抑え気味に部数を設定された感のある生駒里奈も、完売部数を10部以上伸ばして、順調そのものです。
ところが、上表で、2部か1部の積み上げに留まっているメンバーは、重い立ち上がりに苦しんでいます。
例えば、和田まあやと伊藤純奈は、4次応募終了時点でゼロだった完売数を、5次から9次の間に、1部積み上げただけで、なかなかセールスが伸びていかない。
担当部数が14部、12部と、前作より大きくアップしたことが、完売を出にくくしている面はあると思いますが、運営がそういう設定にしたのは、各種データから増部に対応出来る人気があると考えたからで、何か、マイナスの外部要因を疑いたくなる展開です。
2部積み上げの能條愛未、川後陽菜、さらに1部の佐々木琴子も、通常以上に、セールスの動きが鈍いという印象を受けます。
もともと、担当部数の少ないメンバーは、後からじわじわ完売部数を伸ばすケースが多いので、もちろん、今後の推移を見守る必要がありますが、全体完売率が86.8%に達している段階で、個人完売率が30%を越えていないのは、やはり、気になるところです。
この5人は若いメンバーなので、欅坂という似たような競争相手が多数出現したことで、ファンが分散して、マイナスの影響をダイレクトに受けてしまう危険がある。
運営は、これら伸び悩んでいるメンバーを今まで以上に、積極的に起用して、「推し」ている姿勢を見せるべきだと思います。
いずれもタレント性のとくに高いメンバーなので、選抜入りや、地上波のバラエティ出演など、何か、大きな切っ掛けが一つあれば、注目度が一気に上昇する可能性があります。
次に、「サイレントマジョリティー」個別握手会の完売推移を載せておきます。
(表5) 欅坂デビューシングルに関する個別握手会の応募日程と売り上げの推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率, 枚数ベースでの販売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を10.0秒として計算している。この数値を使うと、完売1部で540枚、全体の販売可能枚数は17.0万枚になる。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
欅坂01枚目「サイレントマジョリティー」
発売日:2016年04月06日(水)
オリコン初動集計締切:2016年04月10日(日)
初動算入:???万枚 (第08次分までと推測される)
[01次] +009 {009/315(02.9%, 08.2%) 01.4万枚} (2016/02/08~02/12, -58d)
[02次] +072 {081/315(25.7%, 54.8%) 09.3万枚} (2016/02/18~02/19, -51d)
[03次] +026 {107/315(34.0%, 66.9%) 11.4万枚} (2016/02/25~02/26, -44d)
[04次] +025 {132/315(41.9%, 76.5%) 13.0万枚} (2016/03/03~03/04, -37d)
[05次] +024 {156/315(49.5%, 83.1%) 14.1万枚} (2016/03/10~03/11, -30d)
[06次] (2016/03/17~03/18, -23d)
[07次] (2016/03/24~03/25, -16d)
[08次] (2016/03/31~04/01, -09d)
[09次] (2016/04/07~04/08, -02d)
[10次] (2016/04/14~04/15, +05d)
デビュー前のアイドルとは思えないほど、極めて順調に握手会セールスが伸びています。
第5次応募終了時点で、完売率は50%に達していますが、枚数ベースでみると、すでに83%を売っており、徐々に販売可能の上限に迫りつつある。
それを裏付けるかのように、第6次応募からは、多くのメンバーに追加枠を与え、総部数は315部から331部にアップするそうで、妥当なタイミングでの増部じゃないでしょうか。
初動への算入は8次応募分までと考えられ、5次終了時点で推定14.1万枚なので、総部数増加と相俟って、さらに伸びていくでしょう。
また、14.1万枚という数字は、CD1枚の平均割り当て時間を10.0秒と、相当にゆったり取って計算した推定値で、例えば、乃木坂と同じ8.5秒にすれば、16.6万枚という値が得られて、もっと売れていることになります。
こういった要素を考慮すると、「サイレントマジョリティー」のオリコン初動が20万枚を大きく越えても、不思議ではないと思います。
従って、「制服のマネキン」の初動23.3万枚、「君の名は希望」の初動24.2万枚にどこまで迫るのか、あるいは越えてしまうのか、その辺が注目点になるでしょうか。
サウンドスキャンが店頭販売CD各盤種ごとの売り上げ枚数を公表しなくなったので、初動を予想しても「答え合わせ」が出来ず、あまり意味を感じないのですが、取り敢えず、「ハルジオンが咲く頃」の初動を予想しておきます(笑)。
(表6)「ハルジオンが咲く頃」オリコン初動で予想される四つのケース
凡例
店頭販売分 + 個別握手会分 = 予想されるオリコン初動
(1) 初動65万未満の前作微増
14万~16万 + 49万 = 63万~65万
(2) 初動65万以上68万未満の前作越え
16万~19万 + 49万 = 65万~68万
(3) 初動68万以上70万未満の前作大幅増
19万~21万 + 49万 = 68万~70万
(4) 初動70万以上の乃木坂大勝利
21万~ + 49万 = 70万~
以前、記事に書きましたが、(2)が、もっとも可能性の高いケースだと、私は考えています。
(2)の設定範囲だけちょっと大きいのはズルですが(笑)、数字を挙げるなら、67万枚くらいでしょうか。
店頭販売CDの第1週売り上げは、ここ数シングルで、初回限定盤3種で15万枚から16万枚と推測されるので、4種用意した14枚目は、18万枚あたりを期待できるんじゃないかと。
まあ、乃木坂運営も、前作13枚目の初動62.7万枚に、プラス4、5万枚くらいを狙っていると思うので、67万枚は目標としても、こなれた数字だと思います(笑)。
乃木坂46は、4枚目表題曲「制服のマネキン」で、生駒里奈をセンターに据え、魅力的なダンスと音楽に乗せて、「恋をするのはいけないことか」と歌い、自由で自立したアイドルの登場という、鮮烈なイメージを人々に与えました。
このMVは、多くの新規ファンを呼び込み、それを出発点にして、グループは大きく成長していきます。
しかし、6作目「ガールズルール」では、生駒里奈が、何の説明もなく、いきなりセンターを外され、次の7作目「バレッタ」では、運営からの紙切れ一枚で、加入したばかりで活動実績のほとんどない堀未央奈が、1期メンバーの気持ちを無視して、センターに抜擢された。
「制服のマネキン」で、大人の言いなりにならず、自分の意思で進むことの重要性を高らかに謳った筈だったのに、その後、メンバーは、大人たちの思惑に振り回され、「恋愛禁止」が当たり前になり、握手会でひたすらCDを売ることが、一切疑問を挟めない、至上命題になっていきます。
「制服のマネキン」において、自分たちの力で、道を切り拓いていくと宣言した、メンバーの姿に、夢と希望を感じたファンは、乃木坂が息の詰まるような握手会主義に没入する中、その宣言が、結局、大人の都合で言わされただけで、絵空事に過ぎないことを、痛切に理解することになる。
アイドルというのは、大人の都合を一番聞かなければならない人たちで、メンバーが乃木坂の真の主役になるなんてことはないんだと。
そして、メンバーが主役になれない以上、彼女たちの判断を尊重するしかないファンも主役になることは出来ず、結局、主役は、運営のエライ大人であることが、シングルを重ねるごと、真綿で首を絞められるかのように、じわじわと明らかになっていった。
「サイレントマジョリティー」では、欅坂の若いメンバーたちが、再び、魅力的なダンスと音楽に乗せて、「大人への反抗」を謳っている。
そして、「制服のマネキン」とその後に乃木坂が歩んだ道を知りながら、少なからぬファンが、どこかに、胸のすくような爽快感を覚えて、今度こそ、そこに夢と希望があるではないかと、密かに心躍らせ、魅了されていく。
生駒里奈が果たせなかった夢を、平手友梨奈なら、やってのけるんじゃないか。
デビューする欅坂を巡る仕掛けは、驚くほど、初期乃木坂のそれと似ています。
だからこそ、少なからぬ乃木坂ファンの心を揺さぶるのかもしれません。
しかし、私は、「制服のマネキン」で生駒が体現した、乃木坂の夢や希望が、すでに終わったとは、思いません。
むしろ、ガチガチの握手会主義で、身動きが取れなくなっている今こそ、次の新しい道を切り開く、好機じゃないかと。
しかも、乃木坂には、若くて元気のあるメンバーが何人もいて、悩みながらも、懸命に、前に進もうとしている。
そういう力を積極的に取り上げ、お姉さんメンバーと上手く噛み合せながらチームを構成すれば、今までにない、乃木坂を作り出すことが出来るかもしれない。
何年先かは分かりませんが、欅坂は、いずれ乃木坂と同じような壁にぶつかるでしょう。
どこに行っても、結局、同じ問題に突き当たるなら、先送りするよりは、今、この場で、解決の糸口を探した方が良い。
壁に行き着いたということは、壁すら見えなかった時より、壁の向こうに近づいているのだから、チャンスとも言える。
一度は挫けたとしても、まさに今の乃木坂が「制服のマネキン」の続編を謳うことこそ、本当に意味のあることに思えます。
そして、今度は、「大人に反抗するアイドル」を越えて、自分たち独自のスタイルで、社会に発信していける、そんなグループであることを目指して欲しい、そう願っています。
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永島聖羅の2016/03/17_22:54ブログ
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乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
03月17日(木) ~ 27日(日)
[舞台]「【最終章】學蘭歌劇『帝一の國』―血戦のラストダンス―」in 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo。井上小百合と樋口日奈がWキャスト方式によりヒロイン「白鳥美美子」役で出演。11日間、17公演。
(上演スケジュール)
03月17日(木) [初日] 第1公演(井上小百合, 19:00~)
03月18日(金) [2日目] 第2公演(樋口日奈, 19:00~)
03月19日(土) [3日目] 第3公演(井上小百合, 13:00~)&第4公演(井上小百合, 18:00~)
03月20日(日) [4日目] 第5公演(樋口日奈, 13:00~)&第6公演(樋口日奈, 18:00~)
03月21日(月祝) [5日目] 第7公演(井上小百合, 13:00~)
03月22日(火) [6日目] 第8公演(樋口日奈, 19:00~)
03月23日(水) [7日目] 第9公演(井上小百合, 14:00~)&第10公演(井上小百合, 19:00~)
03月24日(木) [8日目] 第11公演(井上小百合, 14:00~)&第12公演(井上小百合, 19:00~)
03月25日(金) [9日目] 第13公演(樋口日奈, 19:00~)
03月26日(土) [10日目] 第14公演(樋口日奈, 13:00~)&第15公演(樋口日奈, 18:00~)
03月27日(日) [11日目千秋楽] 第16公演(井上小百合, 13:00~)&第17公演(井上小百合, 18:00~)
03月18日(金)
19 : 00 ~ 21 : 48 [地デ] テレビ朝日『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』に生駒里奈が出演。
03月19日(土)
15 : 00 ~ 21 : 00 [ショー]『TOKYO GIRLS COLLECTION 2016 SPRING/SUMMER』in 代々木第一体育館 。乃木坂からモデルとして、西野七瀬、白石麻衣、齋藤飛鳥、橋本奈々未 、松村沙友理の5人が参加。
18 : 00 ~ [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演初日。名古屋国際会議場センチュリーホールで2日に渡って、『永島聖羅卒業コンサート』として開催。
25 : 05~25 : 35 [地デ] フジテレビ「うまズキッ!」。レギュラーMCの白石麻衣に加え、衛藤美彩、生駒里奈、高山一実が出演。
22 : 54 ~ 23 : 00 [地デ] 日本テレビ『キラきら時間』。5分ほどの短い番組ながら、高山一実が1人で出演して、「肉まん作り」を初体験するようです。
03月20日(日)
11 : 40 ~ 11 : 45 [地デ] TBS『メトログ』。衛藤美彩がナビゲーターとなって「乃木坂駅」を紹介。
12 : 00 ~ (昼公演) & 17 : 00 ~ (夜公演) [ライブ]『乃木坂46 アンダーライブ全国ツアー2016』オープニング公演2日目 in 名古屋国際会議場センチュリーホール。乃木坂メンバーとして、永島聖羅の最後のステージ。
20 : 30 ~ 21 : 00 [AM] 文化放送「乃木坂46の『の』」。星野みなみと堀未央奈の「みなみおな」が二人トーク。
03月21日(月)
22 : 00 ~ [AM] 文化放送『レコメン』。生駒里奈と桜井玲香が出演して、「春の胸キュンセンバツ甲子園!乃木坂のストライクゾーンに投げ込め!SP」企画。
03月23日(水)
乃木坂46の14枚目「ハルジオンが咲く頃に」発売
03月26日(土))
25 : 53 ~ [地デ] TBS『『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』。乃木坂46が3月11日(金)に登場したフェスの模様を放送。
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」
昨日と今日、「ハルジオンが咲く頃」個別握手会の第10次応募が行われ、それに伴って、第9次応募終了時点での完売状況が判明しました。
CDの発売は、来週の23日(火)で、今回の10次応募までがオリコン初動へ計上される、個別握手会の売り上げになると考えられます。
そして、10次応募分の状況は、11次応募が始まる24日(木)まで分からないので、オリコン初動を予想するなら、オリコンデイリーで初日の数字が発表される前、まさに、今が最後のチャンスです。
ただ、今作14枚目に関しては、6次応募終了の時点で、個別握手会セールスが、完売率77%、枚数ベースでは97%という驚異的なレベルに達しており、早い段階から、最高販売枚数に限りなく近づくことが、ほぼ確実でした。
前作初動の個別握手会分を上手く説明出来る、CD1枚の平均割り当て時間8.5秒を使ってシミュレーション計算を行うと、最高販売枚数は49.5万枚で、9次応募後の完売状況から、49万枚あたりとと見積もるのが、妥当だと思われます。
まあ、こういった数字は、すでに分かっていて、以前の記事でも、おおよその初動予想を出していて、今回もさほど変わりません(笑)。
14枚目の楽曲構成は圧倒的選抜優位型、個別握手会第6次応募で初動前作越えがほぼ確実に [27Feb16]
中元堀超トップギア、サンエト星野高山井上絶好調、4次応募で14th握手会売上が前作初動水準到達 [12Feb16]
そこで、今日は、予想枚数というより、「ハルジオンが咲く頃」の発売2週間後にリリースされる、欅坂46のデビューシングルが、乃木坂の握手会人気にどのような影響を与えているか、その辺に重点を置いて、話を進めていきます。
「サイレントマジョリティー」は、MVが公開されるやいなや、乃木坂界隈に大きな衝撃を与えたようで、ツイッターなどのネットも、昨日は、欅坂という言葉で埋め尽くされた感があります。
実際、YouTubeにアップされた公式MVの再生回数を調べると、以下のように、もの凄い勢いで、数字が伸びています。
(表1) YouTubeに公開された「サイレントマジョリティー」と「ハルジオンが咲く頃」のMV再生回数
# 曲名をクリックするとYouTubeに公開された動画を観ることが出来ます。いきなり始まるので、音声などにご注意下さい
#「再生回数」は、3月18日(金)18:00現在の数字
「ハルジオンが咲く頃」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月01日(火) [03月22日(火)23:59まで]
再生回数 : 128万
「サイレントマジョリティー」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月15日(火) [04月05日(火)23:59まで]
再生回数 : 053万
「釣り堀」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月08日(火)
再生回数 : 030万
「急斜面」MV(Full Ver.)
公開日 : 03月08日(火)
再生回数 : 033万
「サイレントマジョリティー」MVはアップロードされて、まだ2日程度しか経っていないのに、再生回数がすでに50万を越え、1週間前に公開された、「釣り堀」と「急斜面」のMVを抜いています
「釣り堀」は、西野七瀬のソロ曲、「急斜面」は、白石麻衣、橋本奈々未、松村沙友理のいわゆる「御三家」のユニット曲で、握手会成績から考えて、いずれも分厚いファン層をベースとして持っている筈ですが、欅坂表題曲MVへの注目度に、今のところ、圧倒されている感があります。
「ハルジオンが咲く頃」MVは、CDリリースの前に100万回を突破しています。
このペースは、前々作「太陽ノック」MVや前作「今、話したい誰かがいる」MVと大体同じで、リリース前に200万回、300万回を越えるような「大跳ね」ではないけど、最近の乃木坂表題曲MVと遜色ない、順調な進み具体だと思います。
しかし、「サイレントマジョリティー」MVの立ち上がりが、2日で50万回と、あまりにも速いので、「ハルジオンが咲く頃」MVの数字が、やや霞んでしまう面がある。
また、MVの内容的にも、お姉さんメンバー中心で、大人しい曲が多かった乃木坂に対して、パンチの効いた音楽に乗って、若いメンバーが攻撃的なダンスを披露する「サイレントマジョリティー」は、「こういうのが見たかった!」と、乃木坂ファンに思わせる要素を豊富に含んでいて、その鮮やかな対比が、欅坂への興味をかき立てている。
さらに、ガチガチの握手会主義によって、ウンザリするほど選抜の固定化が進んだ乃木坂と違い、欅坂は、ほぼ全員が表題曲に参加出来て、これから、どのメンバーにも、チャンスがあるという空気が漲っている。
握手会人気において、越え難い格差が出来てしまい、身動きがとれず、とくに若いメンバーが前に出られず苦しんでいる乃木坂。
それを切ない気持ちで見ているファンからすると、欅坂は、誰がブレイクするか分からない、夢と希望を感じさせるものがあって、強力に惹かれていく人が続出しても、無理からぬことです。
昨日1晩で、CD10万枚くらいの人気が、乃木坂から欅坂に流れたかもしれない(笑)。
そう考えたくなるほど、ネットにおける、「サイレントマジョリティー」MVへの反響は大きく、確かに、最近の乃木坂では見たことがないほど、破竹の勢いで、YouTubeの再生回数が伸びています。
ファンの総数が少ないので、さすがに、「ハルジオンが咲く頃」MV を抜く可能性は低いと思いますが、目を見張るほどの、立ち上がりの速さは、欅坂への注目をさらに高める効果があったんじゃないでしょうか。
次に、「ハルジオンが咲く頃」個別握手会のメンバー別売り上げ状況を見てみましょう。
お馴染みの順位表で、中味もいつもと大体同じですが(笑)、15th選抜のメンバー構成にも関わってくる可能性があるので、一応、載せておきます。
(表2) 14枚目個別握手会第9次応募終了時点の推定売り上げ枚数による順位表
凡例
[順位] 完売部数/担当部数 (完売率; 全完売の場合それを達成した次数, 推定売り上げ枚数) メンバー名
#「完売率」は、小数点以下3桁目を四捨五入
#「推定売り上げ枚数」は万枚単位で、小数点以下3桁目を四捨五入
# メンバー名の色は、14th選抜におけるポジョションを表し、青色は1列目、緑色は2列目、オレンジ色は3列目を表す。「c」はセンター、「uc」はアンダーセンター、「*」は2期メンバー。
# 複数同順位でのメンバーの並べ方に意味はない
[01] 30部/30部 (1.00; 2次, 1.91万枚) 白石麻衣 西野七瀬
[01] 30部/30部 (1.00; 3次, 1.91万枚) 生田絵梨花 衛藤美彩 橋本奈々未 深川麻衣(c)
[01] 30部/30部 (1.00; 4次, 1.91万枚) 秋元真夏 齋藤飛鳥
[01] 30部/30部 (1.00; 5次, 1.91万枚) 桜井玲香 中元日芽香(uc) 若月佑美
[01] 30部/30部 (1.00; 8次, 1.91万枚) 堀未央奈*
[13] 29部/30部 (0.97, 1.90万枚) 伊藤万理華 井上小百合 高山一実 星野みなみ 松村沙友理
[18] 24部/24部 (1.00; 7次, 1.52万枚) 北野日奈子*
[19] 20部/24部 (0.83, 1.52万枚) 新内眞衣* 寺田蘭世* 中田花奈
[22] 16部/18部 (0.89, 1.14万枚) 生駒里奈
[23] 14部/18部 (0.78, 1.14万枚) 斉藤優里
[24] 09部/16部 (0.56, 0.99万枚) 樋口日奈
[25] 08部/14部 (0.57, 0.87万枚) 渡辺みり愛*
[26] 06部/14部 (0.43, 0.85万枚) 伊藤かりん*
[27] 01部/14部 (0.07, 0.79万枚) 和田まあや
[28] 04部/12部 (0.33, 0.72万枚) 斎藤ちはる
[29] 03部/12部 (0.25, 0.71万枚) 川後陽菜
[30] 02部/12部 (0.17, 0.69万枚) 能條愛未
[31] 01部/12部 (0.08, 0.68万枚) 伊藤純奈*
[32] 08部/08部 (1.00; 6次, 0.51万枚) 山崎怜奈*
[33] 06部/06部 (1.00; 5次, 0.38万枚) 鈴木絢音*
[33] 06部/06部 (1.00; 9次, 0.38万枚) 相楽伊織*
[35] 03部/06部 (0.50, 0.37万枚) 川村真洋
[36] 01部/06部 (0.17, 0.35万枚) 佐々木琴子*
677部/780部 (0.868, 49.0万枚) 全体
30部中29部完売のメンバーが5人、24部中20部完売が3人。
とても偶然とは思えない珍事が起こってますが(笑)、14枚目で、30部全完売メンバーが、卒業する深川麻衣を除いて、16人に達するのは、もう逃れられない現実で、もし、15th選抜の定員が17人に据え置かれるなら、生駒里奈を加えて、すでに「満席」状態です。
従って、定員を18人以上に増やさない限り、次作で、アンダーから選抜入りするのは、中元日芽香1人というのが、乃木坂握手会主義の結論になる。
さすがに、それでは面白くないと、増員したり、あるいは変動枠を設けたとしても、上表18位の北野日奈子、19位の新内眞衣、寺田蘭世、中田花奈までが有力候補で、それ以下の成績だと、かなり厳しいのが、現在の乃木坂を支配する通例になっています。
まあ、「夏だから」斉藤優里は、毎年恒例で設けられる枠で(笑)、ゆったんは握手会成績も23位と良い位置に付けているので、可能性はあると思います。
しかし、選抜選考は、ほとんどのケースで、売り上げ枚数が多いほど有利というルールが厳格に適用され、一方で、担当部数の増加は、シングル毎に、段階的にしか行われない。
その結果、2016年内に、アンダーから選抜入りする可能性があるメンバーは、ごく少数という目を背けたくなるような、夢のない重い見通しが、乃木坂を覆っている。
多くのアンダーメンバーに、あまりに厳しい現実が突き付けられている一方、選抜メンバーは、誰をフロントにして、誰をトップ3にするかが、運営の決めた「区分」によって縛られ、外仕事で成果を挙げた程度では、ピクリともしな厚い壁に悩まされている。
頑張れば誰でも選抜に抜擢され、誰もがセンターになるチャンスがある。
そんな乃木坂の夢は、随分前に窒息して、少なからぬメンバーとファンが、未来へ希望を持てないまま、それでも、いつか何かが変わるかもしれないと信じて、乃木坂に期待し続けてきた。
若いメンバーが躍動する「サイレントマジョリティー」MVを、乃木坂ファンが観て、かつて感じていた、夢と希望の香りをそこに見出し、長い間、積もりに積もった不満を爆発させ、欅坂に流れ込み始めているのかもしれません。
では、欅坂の出現は、乃木坂の人気に、どの程度の影響を与えているのでしょう。
(表3) 14枚目に関する個別握手会の応募日程と売り上げの推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率, 枚数ベースでの販売率), 推定累計売り上げ枚数#13枚目同次終了後の推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を8.5秒として計算している。この数値を使うと、完売1部で635枚、全体の販売可能枚数は49.5万枚になる。
#「-72d」は、集計締め切り日の72日前という意味。
#「※」は、この週から欅坂デビューシングルの個別握手会応募が始まったことを示す。
14枚目「ハルジオンが咲く頃」
発売日:2016年03月23日(水)
オリコン初動集計締切:2016年03月27日(日)
初動算入:???万枚 (第10次分までと推測される)
[01次] +011 {011/780(01.4%, 04.1%) 02.0万枚#00.0万枚} (2016/01/14~01/15, -72d)
[02次] +188 {199/780(25.5%, 50.7%) 25.1万枚#17.0万枚} (2016/01/21~01/22, -65d)
[03次] +176 {375/780(48.1%, 78.1%) 38.7万枚#29.9万枚} (2016/01/28~01/29, -58d)
[04次] +081 {456/780(58.5%, 87.5%) 43.4万枚#30.3万枚} (2016/02/04~02/05, -51d)
[05次] +088 {544/780(69.7%, 94.0%) 46.5万枚#35.8万枚} (2016/02/10~02/12, -44d) ※
[06次] +057 {601/780(77.1%, 96.8%) 47.9万枚#39.9万枚} (2016/02/18~02/19, -37d)
[07次] +031 {632/780(81.0%, 97.9%) 48.5万枚#42.5万枚} (2016/02/25~02/26, -30d)
[08次] +033 {665/780(85.3%, 98.8%) 48.9万枚#44.0万枚} (2016/03/03~03/04, -23d)
[09次] +012 {677/780(86.8%, 99.0%) 49.0万枚#44.9万枚} (2016/03/10~03/11, -16d)
[10次] {#45.3万枚} (2016/03/17~03/18, -09d)
[11次] {#45.6万枚} (2016/03/24~03/25, -02d)
[12次] {#45.8万枚} (2016/03/31~04/01, +05d)
[13次] {#46.1万枚} (2016/04/07~04/08, +12d)
「サイレントマジョリティー」個別握手会の応募が始まったのは、「ハルジオンが咲く頃」の第5次応募が行われた週です。
これ以降、完売部数の伸びが鈍ったという指摘がありますが、第5次応募終了時点で、握手会セールスは、すでに完売率70%、枚数ベースでは94%に達し、もはや売るものがない状態に入りつつあった。
従って、第6次で+57部、第7次で+31部、第8次は+33部、第9次が+12部という、やや低めに見える完売積み上げの推移は、単にピークを過ぎたからであって、欅坂の影響とは言えないと思います。
むしろ、第5次終了時点で、販売可能枚数の94%を売っているのに、その後も、97%、98%、99%と伸びているのは、驚異的に好調な売れ行きで、乃木坂の個別握手会セールスが、全体として、マイナスの影響を受けた痕跡は、ほとんど見当たりません。
では、まったく影響がないかというと、個々人のセールスに関して、ちょっと気になる点がある。
以下の表は、欅坂個別握手会応募が始まる直前の14枚目第4次応募終了時点と、現在の第9次応募終了時点を比べて、乃木坂の各メンバーがどれだけ完売部数を積み上げたかを示しています。
(表4) 欅坂個別握手会応募開始後の乃木坂メンバーの完売積み上げ部数
凡例
4次終了時点と比べた9次終了時点での完売部数の積み上げ (4次終了時の完売率→9次終了時の完売率) / 担当部数 メンバー名
# 積み上げ部数が多いメンバーから順に並べている
# 9次終了時点で全完売を達成したメンバーは表に入っていない
+23部 (0.20→0.97) / 30部 松村沙友理
+19部 (0.33→0.97) / 30部 伊藤万理華
+18部 (0.37→0.97) / 30部 井上小百合
+15部 (0.47→0.97) / 30部 高山一実
+15部 (0.47→0.97) / 30部 星野みなみ
+14部 (0.25→0.83) / 24部 寺田蘭世
+14部 (0.25→0.83) / 24部 新内眞衣
+11部 (0.28→0.89) / 18部 生駒里奈
+10部 (0.42→0.83) / 24部 中田花奈
+09部 (0.28→0.78) / 18部 斉藤優里
+06部 (0.19→0.56) / 16部 樋口日奈
+06部 (0.14→0.57) / 14部 渡辺みり愛
+05部 (0.07→0.43) / 14部 伊藤かりん
+04部 (0.00→0.33) / 12部 斎藤ちはる
+03部 (0.00→0.50) / 06部 川村真洋
+02部 (0.00→0.17) / 12部 能條愛未
+02部 (0.08→0.25) / 12部 川後陽菜
+01部 (0.00→0.07) / 14部 和田まあや
+01部 (0.00→0.08) / 12部 伊藤純奈
+01部 (0.00→0.17) / 06部 佐々木琴子
松村沙友理、伊藤万理華、井上小百合、高山一実、星野みなみの30部担当メンバーは、欅坂の応募が始まっても、ぐいぐい売り上げを伸ばして、5次から9次の間に、15部以上も完売を積み上げている。
また、寺田蘭世、新内眞衣、中田花奈の24部担当メンバーと、今回、やや抑え気味に部数を設定された感のある生駒里奈も、完売部数を10部以上伸ばして、順調そのものです。
ところが、上表で、2部か1部の積み上げに留まっているメンバーは、重い立ち上がりに苦しんでいます。
例えば、和田まあやと伊藤純奈は、4次応募終了時点でゼロだった完売数を、5次から9次の間に、1部積み上げただけで、なかなかセールスが伸びていかない。
担当部数が14部、12部と、前作より大きくアップしたことが、完売を出にくくしている面はあると思いますが、運営がそういう設定にしたのは、各種データから増部に対応出来る人気があると考えたからで、何か、マイナスの外部要因を疑いたくなる展開です。
2部積み上げの能條愛未、川後陽菜、さらに1部の佐々木琴子も、通常以上に、セールスの動きが鈍いという印象を受けます。
もともと、担当部数の少ないメンバーは、後からじわじわ完売部数を伸ばすケースが多いので、もちろん、今後の推移を見守る必要がありますが、全体完売率が86.8%に達している段階で、個人完売率が30%を越えていないのは、やはり、気になるところです。
この5人は若いメンバーなので、欅坂という似たような競争相手が多数出現したことで、ファンが分散して、マイナスの影響をダイレクトに受けてしまう危険がある。
運営は、これら伸び悩んでいるメンバーを今まで以上に、積極的に起用して、「推し」ている姿勢を見せるべきだと思います。
いずれもタレント性のとくに高いメンバーなので、選抜入りや、地上波のバラエティ出演など、何か、大きな切っ掛けが一つあれば、注目度が一気に上昇する可能性があります。
次に、「サイレントマジョリティー」個別握手会の完売推移を載せておきます。
(表5) 欅坂デビューシングルに関する個別握手会の応募日程と売り上げの推移
凡例
[個別握手会の応募受付次数] その応募での積み上げ完売部数 {完売部数/総部数(完売率, 枚数ベースでの販売率), 推定累計売り上げ枚数} (受付時期、その次の受付終了日から初動集計締め切りまでの日数)
# 応募受付次数が赤色で示されているものは、その全部がオリコン初動にほぼ確実に算入されることを示す。
# 推定売り上げ枚数は、CD1枚当たりの平均割り当て時間を10.0秒として計算している。この数値を使うと、完売1部で540枚、全体の販売可能枚数は17.0万枚になる。
#「-58d」は、集計締め切り日の58日前という意味。
欅坂01枚目「サイレントマジョリティー」
発売日:2016年04月06日(水)
オリコン初動集計締切:2016年04月10日(日)
初動算入:???万枚 (第08次分までと推測される)
[01次] +009 {009/315(02.9%, 08.2%) 01.4万枚} (2016/02/08~02/12, -58d)
[02次] +072 {081/315(25.7%, 54.8%) 09.3万枚} (2016/02/18~02/19, -51d)
[03次] +026 {107/315(34.0%, 66.9%) 11.4万枚} (2016/02/25~02/26, -44d)
[04次] +025 {132/315(41.9%, 76.5%) 13.0万枚} (2016/03/03~03/04, -37d)
[05次] +024 {156/315(49.5%, 83.1%) 14.1万枚} (2016/03/10~03/11, -30d)
[06次] (2016/03/17~03/18, -23d)
[07次] (2016/03/24~03/25, -16d)
[08次] (2016/03/31~04/01, -09d)
[09次] (2016/04/07~04/08, -02d)
[10次] (2016/04/14~04/15, +05d)
デビュー前のアイドルとは思えないほど、極めて順調に握手会セールスが伸びています。
第5次応募終了時点で、完売率は50%に達していますが、枚数ベースでみると、すでに83%を売っており、徐々に販売可能の上限に迫りつつある。
それを裏付けるかのように、第6次応募からは、多くのメンバーに追加枠を与え、総部数は315部から331部にアップするそうで、妥当なタイミングでの増部じゃないでしょうか。
初動への算入は8次応募分までと考えられ、5次終了時点で推定14.1万枚なので、総部数増加と相俟って、さらに伸びていくでしょう。
また、14.1万枚という数字は、CD1枚の平均割り当て時間を10.0秒と、相当にゆったり取って計算した推定値で、例えば、乃木坂と同じ8.5秒にすれば、16.6万枚という値が得られて、もっと売れていることになります。
こういった要素を考慮すると、「サイレントマジョリティー」のオリコン初動が20万枚を大きく越えても、不思議ではないと思います。
従って、「制服のマネキン」の初動23.3万枚、「君の名は希望」の初動24.2万枚にどこまで迫るのか、あるいは越えてしまうのか、その辺が注目点になるでしょうか。
サウンドスキャンが店頭販売CD各盤種ごとの売り上げ枚数を公表しなくなったので、初動を予想しても「答え合わせ」が出来ず、あまり意味を感じないのですが、取り敢えず、「ハルジオンが咲く頃」の初動を予想しておきます(笑)。
(表6)「ハルジオンが咲く頃」オリコン初動で予想される四つのケース
凡例
店頭販売分 + 個別握手会分 = 予想されるオリコン初動
(1) 初動65万未満の前作微増
14万~16万 + 49万 = 63万~65万
(2) 初動65万以上68万未満の前作越え
16万~19万 + 49万 = 65万~68万
(3) 初動68万以上70万未満の前作大幅増
19万~21万 + 49万 = 68万~70万
(4) 初動70万以上の乃木坂大勝利
21万~ + 49万 = 70万~
以前、記事に書きましたが、(2)が、もっとも可能性の高いケースだと、私は考えています。
(2)の設定範囲だけちょっと大きいのはズルですが(笑)、数字を挙げるなら、67万枚くらいでしょうか。
店頭販売CDの第1週売り上げは、ここ数シングルで、初回限定盤3種で15万枚から16万枚と推測されるので、4種用意した14枚目は、18万枚あたりを期待できるんじゃないかと。
まあ、乃木坂運営も、前作13枚目の初動62.7万枚に、プラス4、5万枚くらいを狙っていると思うので、67万枚は目標としても、こなれた数字だと思います(笑)。
乃木坂46は、4枚目表題曲「制服のマネキン」で、生駒里奈をセンターに据え、魅力的なダンスと音楽に乗せて、「恋をするのはいけないことか」と歌い、自由で自立したアイドルの登場という、鮮烈なイメージを人々に与えました。
このMVは、多くの新規ファンを呼び込み、それを出発点にして、グループは大きく成長していきます。
しかし、6作目「ガールズルール」では、生駒里奈が、何の説明もなく、いきなりセンターを外され、次の7作目「バレッタ」では、運営からの紙切れ一枚で、加入したばかりで活動実績のほとんどない堀未央奈が、1期メンバーの気持ちを無視して、センターに抜擢された。
「制服のマネキン」で、大人の言いなりにならず、自分の意思で進むことの重要性を高らかに謳った筈だったのに、その後、メンバーは、大人たちの思惑に振り回され、「恋愛禁止」が当たり前になり、握手会でひたすらCDを売ることが、一切疑問を挟めない、至上命題になっていきます。
「制服のマネキン」において、自分たちの力で、道を切り拓いていくと宣言した、メンバーの姿に、夢と希望を感じたファンは、乃木坂が息の詰まるような握手会主義に没入する中、その宣言が、結局、大人の都合で言わされただけで、絵空事に過ぎないことを、痛切に理解することになる。
アイドルというのは、大人の都合を一番聞かなければならない人たちで、メンバーが乃木坂の真の主役になるなんてことはないんだと。
そして、メンバーが主役になれない以上、彼女たちの判断を尊重するしかないファンも主役になることは出来ず、結局、主役は、運営のエライ大人であることが、シングルを重ねるごと、真綿で首を絞められるかのように、じわじわと明らかになっていった。
「サイレントマジョリティー」では、欅坂の若いメンバーたちが、再び、魅力的なダンスと音楽に乗せて、「大人への反抗」を謳っている。
そして、「制服のマネキン」とその後に乃木坂が歩んだ道を知りながら、少なからぬファンが、どこかに、胸のすくような爽快感を覚えて、今度こそ、そこに夢と希望があるではないかと、密かに心躍らせ、魅了されていく。
生駒里奈が果たせなかった夢を、平手友梨奈なら、やってのけるんじゃないか。
デビューする欅坂を巡る仕掛けは、驚くほど、初期乃木坂のそれと似ています。
だからこそ、少なからぬ乃木坂ファンの心を揺さぶるのかもしれません。
しかし、私は、「制服のマネキン」で生駒が体現した、乃木坂の夢や希望が、すでに終わったとは、思いません。
むしろ、ガチガチの握手会主義で、身動きが取れなくなっている今こそ、次の新しい道を切り開く、好機じゃないかと。
しかも、乃木坂には、若くて元気のあるメンバーが何人もいて、悩みながらも、懸命に、前に進もうとしている。
そういう力を積極的に取り上げ、お姉さんメンバーと上手く噛み合せながらチームを構成すれば、今までにない、乃木坂を作り出すことが出来るかもしれない。
何年先かは分かりませんが、欅坂は、いずれ乃木坂と同じような壁にぶつかるでしょう。
どこに行っても、結局、同じ問題に突き当たるなら、先送りするよりは、今、この場で、解決の糸口を探した方が良い。
壁に行き着いたということは、壁すら見えなかった時より、壁の向こうに近づいているのだから、チャンスとも言える。
一度は挫けたとしても、まさに今の乃木坂が「制服のマネキン」の続編を謳うことこそ、本当に意味のあることに思えます。
そして、今度は、「大人に反抗するアイドル」を越えて、自分たち独自のスタイルで、社会に発信していける、そんなグループであることを目指して欲しい、そう願っています。
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