乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント
02月22日(月) NHK総合『MUSIC JAPAN』の収録に乃木坂46が参加。おそらく14枚目表題曲を披露すると思われます。
02月23日(火) 18 : 57 ~ [地デ] テレビ東京『30秒後に絶対見られるTV』に秋元真夏と松村沙友理が出演。秋元真夏の2016/02/19_00:30ブログ
02月23日(火) 生駒里奈1stソロ写真集『君の足跡』刊行記念の写真集お渡し会 in 福家書店新宿サブナード店。乃木坂公式サイトの関連記事
生駒ちゃんの写真集発売!
02月24日(水) 生駒里奈の1stソロ写真集『君の足跡』(幻冬舎)が発売。『乃木坂派』で示したように、生駒ちゃんは、表情やポーズが「絵」になる乃木坂No.1の「フォトジェニック」なので、これは期待大です。乃木坂公式サイトの関連記事
乃木坂新曲のテレビ初披露!
02月26日(金) 20 : 00 ~ [地デ] テレビ朝日『MUSIC STATION』に乃木坂46が出演して14枚目表題曲「ハルジオンが咲く頃」をテレビ初パフォーマンス。また、水曜日のカンパネルラがMステ初登場。
星野みなみ主演ミニドラマの全話を一挙放送する特番!
02月26日(金) 22 : 30 ~ 23 : 00 [CS] 『乃木坂46 星野みなみ「あたし、本と旅する」 一挙放送スペシャル』。全46話を一度に流す特別番組。スペースシャワーTV プラス公式サイトの特設ページ
いくちゃん主演ミュージカルがテレビ放映!ファン必見の壮大な悲しい恋物語!!
02月27日(土) 21 : 00 ~ 23 : 20 [BS] BSスカパー!ミュージカル『虹のプレリュード』。2014年10月に上演された生田絵梨花の主演舞台が、テレビで初放送。手塚治虫によるスケールの大きな歴史ドラマを、出演者がハイレベルな演技と歌唱で魅せる圧巻の舞台。最後に、いくちゃんがショパンの「革命」を実際に弾くシーンは、ミュージカルというジャンルを越えた世界で、悲しい物語の余韻と相俟って、胸に迫ってきます。上演と同時期だった、音大ピアノ科受験の課題曲が偶然「革命」だったそうで、ピアノ演奏としても、素晴らしい出来だと思います。乃木坂公式サイトの関連記事
乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」が、頭から離れません(笑)。
フィンランド民謡で、歌詞の意味はさっぱり分からないけど、異様に耳に残るフレーズが、これまた耳に残る切ない系メロディに乗って、延々と無限ループして、初めて聴いた土曜日から止まらない。
しかも、いくちゃんが、演歌並のこぶしを利かせ、ギラギラと瞳を輝かせながら、情感入れ過ぎで歌っていたかと思えば、今度は、いきなり無表情で不思議なダンスを踊り出して、何じゃこれは?という空気感が身悶えするほど堪りません(笑)。
『乃木坂46時間TV』のエンディングで、いくちゃんに肩を組まれ、「イエバン・ポルカ」に巻き込まれた生駒里奈が、曲が終わったとき、「生田絵梨花、スゲー!」と叫んでましたが、本当に凄いです、生田絵梨花は(笑)。
19歳の女の子が、オペラやイタリア歌曲などを歌ってきたけど、さらに幅を広げたいと考え、世界各地の民謡を調べてみたという話からして、「ど、どんな生活送ってきた?」と衝撃的ですが、夜眠れなくなるほど頭の中で鳴り響いたという「イエバン・ポルカ」を、「これだ!」と選択するセンスが素晴らしい(笑)。
さらに、普通ならば、歌詞を取り寄せ、訳を頭に入れながら歌うのだけど、いくちゃんは、そんなことはしない。
「耳コピ」と言わず、「空耳」で聴き取ったという説明が、目指した境地をよく表してますが、「イエバン・ポルカ」が持つ音楽的中毒性と不思議な雰囲気を、自分風に、容赦なく拡大して、走り出したら止まらない、やり過ぎ感が溢れ出す渾身の生田絵梨花ワールドを作り出している。
もはやフィンランド民謡というより、生田絵梨花のテーマ曲とすら言いたくなる仕上がりです(笑)。
5分以上に及ぶ、意味の取れないフィンランド語の歌を、耳コピで再現する音楽的才能は素晴らしいけど、それ以上に、何をすればショーとしてして面白いのか、どういう風味を付ければ注目してくれるのか、お笑いにも通じる、そういったエンターテイメント的嗅覚が炸裂しています。
金曜日の前回記事に、生田絵梨花は「(芸能)世界の歩き方」を知っていて、「素質」を「スキル」にする能力が凄いと書きましたが、その翌日、アイドル史に残る最高傑作の一つとすら言いたくなる(笑)、強烈なステージを披露してくれて、まあ、いくちゃんはやはり天才なんだと実感しました。
46時間TVが終わっても、あまりのインパクトに、生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」はネット上で、続々と反響を呼んでいて、今後、彼女に何らの新しい仕事をもたらすかもしれません。
「素質」を「スキル」に昇華させ、それによって、さらなる「実績」を挙げる。
いくちゃんは、エンターテナーとして、理想的な道のりを驀進している気がします。
2月20日(土)の早朝4時から、21日(日)深夜2時まで、無料無登録での視聴が可能な形式で流されたインターネット番組『乃木坂46 4th Anniversary 乃木坂46時間TV』は、地上波では考えられない、ハプニングこそご馳走といった、超アグレッシブでルール無用の作りが(笑)、逆に、普段は目にしないような、メンバーの「素」を引き出していて、結構、楽しかったです。
最初に衝撃を受けたのは、秋田の店で、鈴木絢音がきりたんぽ鍋を食べるシーン。
カメラが横から撮っている状態で、店員さんが具をよそってくれたお椀を持ち、何かを、箸でつまんで口に運ぶあーちゃん。
さあ、お味はどうでしょう?と、見入っていたら、カメラの方に一切顔を向けず、さらに、二口目に進むあーちゃん。
なるほど、タメがあるのね、で、味の方は?と観ていると、三口目、四口目、五口目と、黙々と食べ進めるあーちゃん。
まさかのコメントなし?と、呆然としていると、奥の席にいる伊藤かりんが、「うん、美味しい!」と何かしゃべり出すも、そちらを向くこともなく、静々と、かつ着実に空腹を満たすあーちゃん。
君らは、親戚の集まりで、きりたんぽを食べてる、可愛い姪っ子か!と、思わず突っ込んでしまいました(笑)。
いやいや、地上波の番組で、店で料理を食べるシーンがあったら、一口運んで、すぐにコメント、さらに、別の出演者が食べるときは、箸を置いて、コメントまで待ってるのが日常光景なので、目を疑うほど驚いた。
ただ、あれ?、この番組は、通常の感覚で観ちゃいけないのかな、僕は、テレビの常識が通用しない、もの凄くディープな番組を観ているのかな、という一抹の不安が胸を過りました(笑)。
そして、自分で考えたソロ企画を10分間で披露する『これが私の冠番組「乃木坂電視台」』を、次々と観ているうちに、その不安は、確信へと変わります(笑)。
齋藤飛鳥は、今まで食べたことのない料理を10皿近く並べ、初めて口にして、好きなものと嫌いなものに分けてましたが、とにかく、テンションが異様に低い。
こんなにローテンションな食材系バラエティを観たのは、生まれて初めてだったので、かえって気になって、食い入るように観てしまった(笑)。
まあ、そもそも、17歳にして、里芋、ブロッコリー、こんにゃくなどを一度も食べたことがないという事実の方が驚きで、むしろ、普段何を食べているかを教えて欲しかったけど、高野豆腐が高評価というオチが予想外で、それは大丈夫なんだ!と、ちょっとツボにはまりました。
一方、能條愛未は、カメラオンに気づかず、髪を弄っている姿からのスタートでしたが(笑)、10分で、大きなタラバガニを1人でさばいて、全部食べるという、そんな短時間にはさすがに無理だろうと、聞いた瞬間に突っ込みたくなる企画で、アイデアも隙だらけです。
あしゅと違って、カメラが回ると、ニコニコ笑顔でテンションはいい感じなんだけど、しゃべりに意識が行くのか、全然、カニの解体が進まない。
そこで、助っ人として、西野七瀬と高山一実が途中から参加しますが、なんと、二人とも、カニをさばくのが不得意なようで、結局、じょーさんが、二人のために、延々とはさみで殻を切り続けることに。
何で、この二人を連れて来たのかっちゅう話ですが(笑)、結局、時間切れ寸前に、取り敢えずさばいた身を二三食べて、うん、美味しいと言いつつ番組終了。
カニの産地はおろか、さばき方のコツすら伝わらず、ロックなぐらい、グダグダです(笑)。
このように、食材系や料理系は、傑作が目白押しですが、もっともインパクトのあったのが、渡辺みり愛の簡単ティラミス作り。
料理の経験があまりないようで、最初から、テンパっていて、まだ数分しか経ってないのに、スタッフに後何分ですか?と訊く焦りようです。
そして、5、6枚のクッキーをジップロックに入れ、少量のコーヒーを加え、チャックをして、それを叩いて潰す作業があるのだけど、テーブルに置いた袋を、すりこぎでバンバン叩く姿が、マジで怖かった。
そんなに堅いものじゃないので、10センチくらい上から、とんとん叩けば十分な筈なのに、なぜか、肩くらいまで大きくテイクバックを取って、何度も何度も、一気に振り下ろしてくる。
まるで、『13日の金曜日』のジェイソンが斧を振り下ろすみたいな迫力です(笑)。
しかも、やってることに違和感を覚えるのか、潰れるクッキーを見て、「きたない!きたない!、何これ、きたない!」と叫ながら、テーブルが壊れんばかりの勢いで叩き続けている。
もはや料理というより、何かを撲殺しているホラーの1シーンを観ているようで、これは凄まじい映像だなあと、目が釘付けになってしまいました。
さらに、「私の番組、こんなんで大丈夫かな?あっ、でも、他の人のも、みんなひどいから、良いよね」と、サラッと、強烈な毒を吐くんですね(笑)。
そして、「きたない!きたない!」を連呼して、ときどき、「あと何分ですか?」「えっ、どうしよう、これ入れちゃダメだったかも」「うわ~、何これ?」。
そもそも、料理番組で「きたない!」はマズいと思うけど、畳み掛けるように、あり得ない禁句を撒き散らします。
超絶に愛くるしいルックスなのに、掟破りの毒舌で、ネガティブ発言を連発しながら、何かを、すりこぎでバンバン叩く。
「チャッキーみり愛」じゃないけど(笑)、新しいホラーキャラの誕生すら予感させる、度を越した迫力で、これ、地上波では絶対に放送出来ないと思った(笑)。
見終わってから、「きたない!きたない!きたない!」って言われながら、渡辺みり愛にすりこぎでバンバン叩かれたら、どんな気分だろうと一瞬妄想して、我に返って、ちょっと恥ずかしくなりました。
ちなみに、一番怖かったのは、「私、料理はしないんですが、すごく料理が得意なんです!」とドヤ顔で発言した場面で、これを聴いたときは、さすがに背筋に寒気が走りました(笑)。
みり愛ちゃん、ナイスな企画ありがとう!
ここまで来ると、『乃木坂46時間TV』の世界がかなり掴めてきます。
21日(日)の早朝、『4th Anniversary 46道府県制覇!のぎ声リレー』の二日目で、星野みなみや堀未央奈らが、栃木県小山市の「道の駅思川」から、ファンに集まるよう呼びかける中継が入ったんですが、スタジオからの「何時頃までに行けばいいですか?」との問いかけに、みなみが、「時間は分かりません!」と若干、キレ気味に答えていたのが印象深かったです(笑)。
きっと、ひどく寒かったのでしょう。
さらに、千葉県木更津市の「中の島大橋」から中継した和田まあやは、朝は大丈夫みたいで、ニコニコしゃべるのですが、具体的な地名や集合場所の詳細が、今ひとつ伝わってこないため、スタジオから盛んに質問するのだけど、「橋」と「海」という言葉が元気よく返ってくるばかり(笑)。
まあやの横に川後陽菜がいて、普通なら、もっと的確な情報を教えると思うのですが、珍しくずっと黙っている。
朝が苦手なのかもしれませんね。
段取りという言葉をつぶやく気力が失せるほど、壮絶なロケでしたが、それでもファンは集まってくれるようで、数時間後には、どの場所にも、何十人もの参加者が来てくれて、本当に有り難いですね、ファンって。
ただ、全部の企画がグダグダだったわけじゃない。
冗談抜きに見応えがあったのは、『ガチバトル THE歌王!』。
まあ、録画企画の上、ドランクドラゴンの鈴木拓がMCだったので、進行を含めて、スムーズにいった部分はあるけど、参加した各メンバーが選んだ曲を懸命に歌う姿には、上手くても、そうでなくとも(笑)、聴いてて胸に迫るものがありました。
だからこそ、ライブでも出来るだけ生歌ステージを聴きたいと、いつも書いている次第です。
参加者の中で、とくに素晴らしかったのが、93点台を叩き出して2位となった斎藤ちはる。
声量に余裕があって、的確な音を安定して発することが出来ていました。
この企画は音が反響する狭い部屋で行ったようで、もっと大きなスタジオや会場で聴きたいところですが、歌声に圧倒的な伸びがあったので、大箱ライブでも通用する、相当ハイレベルな歌唱力を持っている気がします。
あと、3位の伊藤かりんが上手くて、声がよく通って、曲をちゃんと歌えていました。
ただ、音を安定的に発するボリュームがあと一歩という印象で、もう少し、声に伸びがあれば良いかなと。
生田絵梨花は、音程、声量ともに十分で、もちろん高い歌唱力を持っているけど、歌い方が素直で、J-POPというより、オペラなどに近いスタイルなんじゃないでしょうか。
カラオケの採点では、ビブラートなどのテクニックが高得点に結びつくので、この辺でちょっと損をしたかもしれません。
まあ、それでも、90点を越える得点で、4位に入るのだから、さすがの実力です。
中元日芽香は5位でしたが、最初、緊張し過ぎて、声がなかなか出ないという、いつものパターンに陥っていました。
今回のカラオケ企画は、フルバージョンを歌えるので、徐々に気持ちが落ち着いて、後半は、本来の伸びのある歌声が響いていた。
しかし、テレビの歌番組などでは、ワンフレーズだけの短い歌唱を要求されることが少なくないので、いきなりトップスピードに持って行く、瞬発力を身につけた方が良いと思います。
もう、音程や声量声域など、ファンダメンタルは揃っているので(笑)、問題は、メンタルの持ち方じゃないでしょうか。
もし、出だしから、100%の実力を発揮するテクニックを身につければ、この企画でも、川村真洋と1位を争えた気がします。
機械の採点なので、点数や順位はさほど気にする必要はないけど、参加24人中の最下位だった寺田蘭世は、歌というより、しゃべりも含めて、もっと発声法を磨く意識を持つべきだと思います。
前回記事で指摘しましたが、『乃木坂工事中』でのトークにしても、蘭世さんは、バナナマンの突っ込まれたように、声が小さくて、不明瞭な部分が少なくない。
カラオケの採点が低いのも、それが影響している可能性がある。
というのも、秋元真夏ほど音を外していても(笑)、声が大きければ、「素晴らしいアレンジ」という評価になって、それなりの得点になります。
専門のボイストレーニングを受けるのがベストだけど、そこまで行かなくとも、大きな声ではっきりしゃべることを、自分で心掛けるだけで、劇的に改善されると思います。
声質は、非常に良いので、ぜひ、取り組んでみては如何でしょう。
川村真洋の出来は別格で、1位は当然だし、何より、そのままCDに収録して発売出来るくらい、「売れる」歌唱になっていると思います。
つまり、音程、声量声域、ビブラート云々だけでなく、聴いてて、心に滲みる、味わい深い歌唱になっていて、プロのシンガーの領域に入っている。
最終順位発表のとき、若月佑美が、「良い意味で卒業した方が良い」と言ってましたが、確かに、この実力を乃木坂で生かす機会がなければ、卒業してソロデビューでもしないと、あまりに勿体ないというのは、誰しもが感じることでしょう。
私は、選抜に歌唱枠を作り、ろってぃを要に据え、乃木坂のグループとしての歌唱力を飛躍的に上げて欲しいと願っているので、若様の言葉を聞いて、複雑な気持ちになりました。
内部にいる若月さんが、そう言う以上、運営が川村真洋の歌唱力を選抜に生かす可能性は低く、卒業が現実的なアドバイスなのかもしれません。
ただ、川村真洋ほど美しく、川村真洋ほど高い歌唱力を持ち、川村真洋ほどダンスが上手い人は、今後、何度オーディションをしても、そうは見つからないでしょう。
しかも、川村真洋は、結成時からずっと乃木坂に在籍して、乃木坂というグループが持つ柔らかく清楚な空気感を、自然と纏っている。
そのため、選抜の歌唱センターにもっとも適した人物で、ファンの反対も一番少ないでしょう。
例えば、欅坂メンバーを大抜擢して、選抜の歌唱を担わせるとなると、激しい反対が起こる危険がある。
それは当然で、乃木坂には長年培ってきた独自のカラーがあるので、歌が上手いからと言って、誰でも良いというわけにはいかない。
乃木坂の1期メンバーに、これほどの歌唱力を備えた人がいるのは、僥倖中の僥倖ということです。
つまり、我々が思っている以上に、川村真洋は、選抜歌唱センターの適任者で、彼女の卒業は、乃木坂が歌唱力強化の道筋を断たれるに等しいことだと思います。
しかし、今のように、運営が選抜のパフォーマンス向上に無関心であり続けるなら、ろってぃ自身の芸能人生を考えて、何が正解なのか判断するのは難しい。
アンダーライブを通して、ステージ経験を積み、頃合いを見て卒業し、ソロデビューを目指すのも、一つの選択肢であるのは間違いない。
どの道を選ぶのか、最後は、自分で決断するしかなく、ファンとしては、もっとも納得出来る方向に進んで欲しいと願うしかありません。
『乃木坂電視台』『THE歌王!』『のぎ声リレー』など、全部は観られなかったけど、傑作揃いで面白かった。
また、深川麻衣セレクトの『乃木坂46時間TVスペシャルライブ』も、手作り感があり、「君の名は希望」と「悲しみの忘れ方」は、生歌比率が高めで楽しめました。
インターネット番組にしたことで、外行きではなく、楽屋にいるメンバーに近い雰囲気で、企画を行えたことが、良かったんじゃないでしょうか。
地上波テレビの感覚からは、大きく逸脱しているけど、「素」というものには底知れない迫力があって、私にとっては、魅力的なコーナーやシーンが満載の2日間でした。
これで気持ちよく終わりにしたかったのですが、最後の最後に、「3期メンバー募集」という発表があって、がっかりしました。
これに関しては、後日、また記事を書くつもりですが、現時点での率直な感想を述べると、「案の定、やっちまったな」です(笑)。
お姉さんメンバーの卒業に伴うCDセールスの低下に備えて、今のうちから準備云々という表面的な理屈はあるのでしょうが、本質としては、単なるビジネス上の惰性にしか見えません。
1年、2年、業績が好調な数字を続けると、水平方向への拡大路線を選択したがるのは、よくあることです。
そして、その拡大部分が、後になってずっしり重くのしかかってくる。
その分野全体が伸びているのであれば話は別ですが、21世紀に入って、インターネットの普及に伴い、日本のCDセールスは縮小を続け、近年では、その流れが加速し、より決定的になってきました。
確かに、乃木坂の握手会によるCDセールスは好調ですが、これは、AKB48Gの人気低落に伴って、離脱したファンを再吸収していることが大きいと思われます。
決して、音楽CD全体の売り上げがV字回復しているわけでなく、アイドル業界が伸びている風にも見えない。
そして、実際、音楽業界では、CDセールス中心から、ネット配信、ライブ、映像コンテンツなどへの移行が本格化している。
10年以上、全体セールスが縮小傾向にあるCD販売に、1年2年、好調だったからとのめり込み、「欅坂」「けやき坂」「乃木坂3期」と、一気呵成に握手会規模を拡大していくのは、非常に危険なことじゃないでしょうか。
AKB48Gから乃木坂46にファンが流れたように、乃木坂からもやがてファンが離脱するのは避けられない筈で、乃木坂だけが、現在の好調な握手会セールスを、この先、何年も続けていくという予測には、どう考えても無理がある。
しかし、3期を採用すれば、選抜入りすら、数年先のことになる可能性が高く、そのとき、乃木坂の握手会人気が低落傾向に入っていたら、今のAKB48と同じく、多過ぎるメンバーの扱いに苦慮することになる。
しかも、選抜固定化が定着してきた今、例えば、2016年中に選抜入りするかもしれない堀未央奈以外の2期は、甘く読んでも、2人か3人。
現在7人いるゼロ回メンバーの解消は、2017年か、場合によっては、2018年にずれ込んでおかしくない。
もちろん、選抜常連のお姉さんメンバーが多数卒業すれば、席は空くけど、それを阻止するために選抜が固定化したわけで(笑)、短期間でのそんな大量卒業は考えられません。
つまり、2期メンバーですら、選抜入りを2年以上待たなければならない、極めてシビアな状況にあるのに、ここに3期を入れて、何をどうするつもりなんでしょう?
結局、考えられる唯一の現実的な3期活用法は、特定メンバーの堀未央奈型「大抜擢」です。
そして、起用するつもりが1人しかないのであれば、適任者を1人だけ採用すれば十分です。
現在、3期を何人取るのか、詳細は判明していませんが、応募希望者に対する「セミナー」を全国規模で開催することから、少人数とは考えにくく、やはり、握手会セールスを支える要員という観点から、それなりの人数を採用する可能性がある。
10人以上採用して、現在ですら、選抜に1人しか抜擢しないことから、そもそも2期オーディションは必要だったのかという疑問が浮かびます。
しかし、2期メンバーの握手会セールスは、乃木坂のCDセールスを伸ばす、大きな原動力になっているのも事実です。
きっと、3期でも同じように行くだろう。
その見通しが3期オーディションにつながったとすれば、甘い予測に基づく、水平方向への安易な拡大路線としか言いようがない。
しかも、何年もアンダーで過ごすメンバーの苦しみや焦りは計算に入っていない。
この先、乃木坂に何が待っているのか?
2016年、突如、急速に膨らみ始めた「坂道シリーズ」の結末は、ネット時代における、日本のCDセールス全体の着地点を見定める上で、重要な情報を提供してくれるかもしれません。
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)
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2013年11月 ~ 2014年6月
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2013年4月 ~ 2013年10月
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// 星野みなみの溢れる魅力
7月18日14:18 星野みなみ
乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える
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乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー
// 特集ページ
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)
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アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次
# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています
02月22日(月) NHK総合『MUSIC JAPAN』の収録に乃木坂46が参加。おそらく14枚目表題曲を披露すると思われます。
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生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」が、頭から離れません(笑)。
フィンランド民謡で、歌詞の意味はさっぱり分からないけど、異様に耳に残るフレーズが、これまた耳に残る切ない系メロディに乗って、延々と無限ループして、初めて聴いた土曜日から止まらない。
しかも、いくちゃんが、演歌並のこぶしを利かせ、ギラギラと瞳を輝かせながら、情感入れ過ぎで歌っていたかと思えば、今度は、いきなり無表情で不思議なダンスを踊り出して、何じゃこれは?という空気感が身悶えするほど堪りません(笑)。
『乃木坂46時間TV』のエンディングで、いくちゃんに肩を組まれ、「イエバン・ポルカ」に巻き込まれた生駒里奈が、曲が終わったとき、「生田絵梨花、スゲー!」と叫んでましたが、本当に凄いです、生田絵梨花は(笑)。
19歳の女の子が、オペラやイタリア歌曲などを歌ってきたけど、さらに幅を広げたいと考え、世界各地の民謡を調べてみたという話からして、「ど、どんな生活送ってきた?」と衝撃的ですが、夜眠れなくなるほど頭の中で鳴り響いたという「イエバン・ポルカ」を、「これだ!」と選択するセンスが素晴らしい(笑)。
さらに、普通ならば、歌詞を取り寄せ、訳を頭に入れながら歌うのだけど、いくちゃんは、そんなことはしない。
「耳コピ」と言わず、「空耳」で聴き取ったという説明が、目指した境地をよく表してますが、「イエバン・ポルカ」が持つ音楽的中毒性と不思議な雰囲気を、自分風に、容赦なく拡大して、走り出したら止まらない、やり過ぎ感が溢れ出す渾身の生田絵梨花ワールドを作り出している。
もはやフィンランド民謡というより、生田絵梨花のテーマ曲とすら言いたくなる仕上がりです(笑)。
5分以上に及ぶ、意味の取れないフィンランド語の歌を、耳コピで再現する音楽的才能は素晴らしいけど、それ以上に、何をすればショーとしてして面白いのか、どういう風味を付ければ注目してくれるのか、お笑いにも通じる、そういったエンターテイメント的嗅覚が炸裂しています。
金曜日の前回記事に、生田絵梨花は「(芸能)世界の歩き方」を知っていて、「素質」を「スキル」にする能力が凄いと書きましたが、その翌日、アイドル史に残る最高傑作の一つとすら言いたくなる(笑)、強烈なステージを披露してくれて、まあ、いくちゃんはやはり天才なんだと実感しました。
46時間TVが終わっても、あまりのインパクトに、生田絵梨花の「イエバン・ポルカ」はネット上で、続々と反響を呼んでいて、今後、彼女に何らの新しい仕事をもたらすかもしれません。
「素質」を「スキル」に昇華させ、それによって、さらなる「実績」を挙げる。
いくちゃんは、エンターテナーとして、理想的な道のりを驀進している気がします。
2月20日(土)の早朝4時から、21日(日)深夜2時まで、無料無登録での視聴が可能な形式で流されたインターネット番組『乃木坂46 4th Anniversary 乃木坂46時間TV』は、地上波では考えられない、ハプニングこそご馳走といった、超アグレッシブでルール無用の作りが(笑)、逆に、普段は目にしないような、メンバーの「素」を引き出していて、結構、楽しかったです。
最初に衝撃を受けたのは、秋田の店で、鈴木絢音がきりたんぽ鍋を食べるシーン。
カメラが横から撮っている状態で、店員さんが具をよそってくれたお椀を持ち、何かを、箸でつまんで口に運ぶあーちゃん。
さあ、お味はどうでしょう?と、見入っていたら、カメラの方に一切顔を向けず、さらに、二口目に進むあーちゃん。
なるほど、タメがあるのね、で、味の方は?と観ていると、三口目、四口目、五口目と、黙々と食べ進めるあーちゃん。
まさかのコメントなし?と、呆然としていると、奥の席にいる伊藤かりんが、「うん、美味しい!」と何かしゃべり出すも、そちらを向くこともなく、静々と、かつ着実に空腹を満たすあーちゃん。
君らは、親戚の集まりで、きりたんぽを食べてる、可愛い姪っ子か!と、思わず突っ込んでしまいました(笑)。
いやいや、地上波の番組で、店で料理を食べるシーンがあったら、一口運んで、すぐにコメント、さらに、別の出演者が食べるときは、箸を置いて、コメントまで待ってるのが日常光景なので、目を疑うほど驚いた。
ただ、あれ?、この番組は、通常の感覚で観ちゃいけないのかな、僕は、テレビの常識が通用しない、もの凄くディープな番組を観ているのかな、という一抹の不安が胸を過りました(笑)。
そして、自分で考えたソロ企画を10分間で披露する『これが私の冠番組「乃木坂電視台」』を、次々と観ているうちに、その不安は、確信へと変わります(笑)。
齋藤飛鳥は、今まで食べたことのない料理を10皿近く並べ、初めて口にして、好きなものと嫌いなものに分けてましたが、とにかく、テンションが異様に低い。
こんなにローテンションな食材系バラエティを観たのは、生まれて初めてだったので、かえって気になって、食い入るように観てしまった(笑)。
まあ、そもそも、17歳にして、里芋、ブロッコリー、こんにゃくなどを一度も食べたことがないという事実の方が驚きで、むしろ、普段何を食べているかを教えて欲しかったけど、高野豆腐が高評価というオチが予想外で、それは大丈夫なんだ!と、ちょっとツボにはまりました。
一方、能條愛未は、カメラオンに気づかず、髪を弄っている姿からのスタートでしたが(笑)、10分で、大きなタラバガニを1人でさばいて、全部食べるという、そんな短時間にはさすがに無理だろうと、聞いた瞬間に突っ込みたくなる企画で、アイデアも隙だらけです。
あしゅと違って、カメラが回ると、ニコニコ笑顔でテンションはいい感じなんだけど、しゃべりに意識が行くのか、全然、カニの解体が進まない。
そこで、助っ人として、西野七瀬と高山一実が途中から参加しますが、なんと、二人とも、カニをさばくのが不得意なようで、結局、じょーさんが、二人のために、延々とはさみで殻を切り続けることに。
何で、この二人を連れて来たのかっちゅう話ですが(笑)、結局、時間切れ寸前に、取り敢えずさばいた身を二三食べて、うん、美味しいと言いつつ番組終了。
カニの産地はおろか、さばき方のコツすら伝わらず、ロックなぐらい、グダグダです(笑)。
このように、食材系や料理系は、傑作が目白押しですが、もっともインパクトのあったのが、渡辺みり愛の簡単ティラミス作り。
料理の経験があまりないようで、最初から、テンパっていて、まだ数分しか経ってないのに、スタッフに後何分ですか?と訊く焦りようです。
そして、5、6枚のクッキーをジップロックに入れ、少量のコーヒーを加え、チャックをして、それを叩いて潰す作業があるのだけど、テーブルに置いた袋を、すりこぎでバンバン叩く姿が、マジで怖かった。
そんなに堅いものじゃないので、10センチくらい上から、とんとん叩けば十分な筈なのに、なぜか、肩くらいまで大きくテイクバックを取って、何度も何度も、一気に振り下ろしてくる。
まるで、『13日の金曜日』のジェイソンが斧を振り下ろすみたいな迫力です(笑)。
しかも、やってることに違和感を覚えるのか、潰れるクッキーを見て、「きたない!きたない!、何これ、きたない!」と叫ながら、テーブルが壊れんばかりの勢いで叩き続けている。
もはや料理というより、何かを撲殺しているホラーの1シーンを観ているようで、これは凄まじい映像だなあと、目が釘付けになってしまいました。
さらに、「私の番組、こんなんで大丈夫かな?あっ、でも、他の人のも、みんなひどいから、良いよね」と、サラッと、強烈な毒を吐くんですね(笑)。
そして、「きたない!きたない!」を連呼して、ときどき、「あと何分ですか?」「えっ、どうしよう、これ入れちゃダメだったかも」「うわ~、何これ?」。
そもそも、料理番組で「きたない!」はマズいと思うけど、畳み掛けるように、あり得ない禁句を撒き散らします。
超絶に愛くるしいルックスなのに、掟破りの毒舌で、ネガティブ発言を連発しながら、何かを、すりこぎでバンバン叩く。
「チャッキーみり愛」じゃないけど(笑)、新しいホラーキャラの誕生すら予感させる、度を越した迫力で、これ、地上波では絶対に放送出来ないと思った(笑)。
見終わってから、「きたない!きたない!きたない!」って言われながら、渡辺みり愛にすりこぎでバンバン叩かれたら、どんな気分だろうと一瞬妄想して、我に返って、ちょっと恥ずかしくなりました。
ちなみに、一番怖かったのは、「私、料理はしないんですが、すごく料理が得意なんです!」とドヤ顔で発言した場面で、これを聴いたときは、さすがに背筋に寒気が走りました(笑)。
みり愛ちゃん、ナイスな企画ありがとう!
ここまで来ると、『乃木坂46時間TV』の世界がかなり掴めてきます。
21日(日)の早朝、『4th Anniversary 46道府県制覇!のぎ声リレー』の二日目で、星野みなみや堀未央奈らが、栃木県小山市の「道の駅思川」から、ファンに集まるよう呼びかける中継が入ったんですが、スタジオからの「何時頃までに行けばいいですか?」との問いかけに、みなみが、「時間は分かりません!」と若干、キレ気味に答えていたのが印象深かったです(笑)。
きっと、ひどく寒かったのでしょう。
さらに、千葉県木更津市の「中の島大橋」から中継した和田まあやは、朝は大丈夫みたいで、ニコニコしゃべるのですが、具体的な地名や集合場所の詳細が、今ひとつ伝わってこないため、スタジオから盛んに質問するのだけど、「橋」と「海」という言葉が元気よく返ってくるばかり(笑)。
まあやの横に川後陽菜がいて、普通なら、もっと的確な情報を教えると思うのですが、珍しくずっと黙っている。
朝が苦手なのかもしれませんね。
段取りという言葉をつぶやく気力が失せるほど、壮絶なロケでしたが、それでもファンは集まってくれるようで、数時間後には、どの場所にも、何十人もの参加者が来てくれて、本当に有り難いですね、ファンって。
ただ、全部の企画がグダグダだったわけじゃない。
冗談抜きに見応えがあったのは、『ガチバトル THE歌王!』。
まあ、録画企画の上、ドランクドラゴンの鈴木拓がMCだったので、進行を含めて、スムーズにいった部分はあるけど、参加した各メンバーが選んだ曲を懸命に歌う姿には、上手くても、そうでなくとも(笑)、聴いてて胸に迫るものがありました。
だからこそ、ライブでも出来るだけ生歌ステージを聴きたいと、いつも書いている次第です。
参加者の中で、とくに素晴らしかったのが、93点台を叩き出して2位となった斎藤ちはる。
声量に余裕があって、的確な音を安定して発することが出来ていました。
この企画は音が反響する狭い部屋で行ったようで、もっと大きなスタジオや会場で聴きたいところですが、歌声に圧倒的な伸びがあったので、大箱ライブでも通用する、相当ハイレベルな歌唱力を持っている気がします。
あと、3位の伊藤かりんが上手くて、声がよく通って、曲をちゃんと歌えていました。
ただ、音を安定的に発するボリュームがあと一歩という印象で、もう少し、声に伸びがあれば良いかなと。
生田絵梨花は、音程、声量ともに十分で、もちろん高い歌唱力を持っているけど、歌い方が素直で、J-POPというより、オペラなどに近いスタイルなんじゃないでしょうか。
カラオケの採点では、ビブラートなどのテクニックが高得点に結びつくので、この辺でちょっと損をしたかもしれません。
まあ、それでも、90点を越える得点で、4位に入るのだから、さすがの実力です。
中元日芽香は5位でしたが、最初、緊張し過ぎて、声がなかなか出ないという、いつものパターンに陥っていました。
今回のカラオケ企画は、フルバージョンを歌えるので、徐々に気持ちが落ち着いて、後半は、本来の伸びのある歌声が響いていた。
しかし、テレビの歌番組などでは、ワンフレーズだけの短い歌唱を要求されることが少なくないので、いきなりトップスピードに持って行く、瞬発力を身につけた方が良いと思います。
もう、音程や声量声域など、ファンダメンタルは揃っているので(笑)、問題は、メンタルの持ち方じゃないでしょうか。
もし、出だしから、100%の実力を発揮するテクニックを身につければ、この企画でも、川村真洋と1位を争えた気がします。
機械の採点なので、点数や順位はさほど気にする必要はないけど、参加24人中の最下位だった寺田蘭世は、歌というより、しゃべりも含めて、もっと発声法を磨く意識を持つべきだと思います。
前回記事で指摘しましたが、『乃木坂工事中』でのトークにしても、蘭世さんは、バナナマンの突っ込まれたように、声が小さくて、不明瞭な部分が少なくない。
カラオケの採点が低いのも、それが影響している可能性がある。
というのも、秋元真夏ほど音を外していても(笑)、声が大きければ、「素晴らしいアレンジ」という評価になって、それなりの得点になります。
専門のボイストレーニングを受けるのがベストだけど、そこまで行かなくとも、大きな声ではっきりしゃべることを、自分で心掛けるだけで、劇的に改善されると思います。
声質は、非常に良いので、ぜひ、取り組んでみては如何でしょう。
川村真洋の出来は別格で、1位は当然だし、何より、そのままCDに収録して発売出来るくらい、「売れる」歌唱になっていると思います。
つまり、音程、声量声域、ビブラート云々だけでなく、聴いてて、心に滲みる、味わい深い歌唱になっていて、プロのシンガーの領域に入っている。
最終順位発表のとき、若月佑美が、「良い意味で卒業した方が良い」と言ってましたが、確かに、この実力を乃木坂で生かす機会がなければ、卒業してソロデビューでもしないと、あまりに勿体ないというのは、誰しもが感じることでしょう。
私は、選抜に歌唱枠を作り、ろってぃを要に据え、乃木坂のグループとしての歌唱力を飛躍的に上げて欲しいと願っているので、若様の言葉を聞いて、複雑な気持ちになりました。
内部にいる若月さんが、そう言う以上、運営が川村真洋の歌唱力を選抜に生かす可能性は低く、卒業が現実的なアドバイスなのかもしれません。
ただ、川村真洋ほど美しく、川村真洋ほど高い歌唱力を持ち、川村真洋ほどダンスが上手い人は、今後、何度オーディションをしても、そうは見つからないでしょう。
しかも、川村真洋は、結成時からずっと乃木坂に在籍して、乃木坂というグループが持つ柔らかく清楚な空気感を、自然と纏っている。
そのため、選抜の歌唱センターにもっとも適した人物で、ファンの反対も一番少ないでしょう。
例えば、欅坂メンバーを大抜擢して、選抜の歌唱を担わせるとなると、激しい反対が起こる危険がある。
それは当然で、乃木坂には長年培ってきた独自のカラーがあるので、歌が上手いからと言って、誰でも良いというわけにはいかない。
乃木坂の1期メンバーに、これほどの歌唱力を備えた人がいるのは、僥倖中の僥倖ということです。
つまり、我々が思っている以上に、川村真洋は、選抜歌唱センターの適任者で、彼女の卒業は、乃木坂が歌唱力強化の道筋を断たれるに等しいことだと思います。
しかし、今のように、運営が選抜のパフォーマンス向上に無関心であり続けるなら、ろってぃ自身の芸能人生を考えて、何が正解なのか判断するのは難しい。
アンダーライブを通して、ステージ経験を積み、頃合いを見て卒業し、ソロデビューを目指すのも、一つの選択肢であるのは間違いない。
どの道を選ぶのか、最後は、自分で決断するしかなく、ファンとしては、もっとも納得出来る方向に進んで欲しいと願うしかありません。
『乃木坂電視台』『THE歌王!』『のぎ声リレー』など、全部は観られなかったけど、傑作揃いで面白かった。
また、深川麻衣セレクトの『乃木坂46時間TVスペシャルライブ』も、手作り感があり、「君の名は希望」と「悲しみの忘れ方」は、生歌比率が高めで楽しめました。
インターネット番組にしたことで、外行きではなく、楽屋にいるメンバーに近い雰囲気で、企画を行えたことが、良かったんじゃないでしょうか。
地上波テレビの感覚からは、大きく逸脱しているけど、「素」というものには底知れない迫力があって、私にとっては、魅力的なコーナーやシーンが満載の2日間でした。
これで気持ちよく終わりにしたかったのですが、最後の最後に、「3期メンバー募集」という発表があって、がっかりしました。
これに関しては、後日、また記事を書くつもりですが、現時点での率直な感想を述べると、「案の定、やっちまったな」です(笑)。
お姉さんメンバーの卒業に伴うCDセールスの低下に備えて、今のうちから準備云々という表面的な理屈はあるのでしょうが、本質としては、単なるビジネス上の惰性にしか見えません。
1年、2年、業績が好調な数字を続けると、水平方向への拡大路線を選択したがるのは、よくあることです。
そして、その拡大部分が、後になってずっしり重くのしかかってくる。
その分野全体が伸びているのであれば話は別ですが、21世紀に入って、インターネットの普及に伴い、日本のCDセールスは縮小を続け、近年では、その流れが加速し、より決定的になってきました。
確かに、乃木坂の握手会によるCDセールスは好調ですが、これは、AKB48Gの人気低落に伴って、離脱したファンを再吸収していることが大きいと思われます。
決して、音楽CD全体の売り上げがV字回復しているわけでなく、アイドル業界が伸びている風にも見えない。
そして、実際、音楽業界では、CDセールス中心から、ネット配信、ライブ、映像コンテンツなどへの移行が本格化している。
10年以上、全体セールスが縮小傾向にあるCD販売に、1年2年、好調だったからとのめり込み、「欅坂」「けやき坂」「乃木坂3期」と、一気呵成に握手会規模を拡大していくのは、非常に危険なことじゃないでしょうか。
AKB48Gから乃木坂46にファンが流れたように、乃木坂からもやがてファンが離脱するのは避けられない筈で、乃木坂だけが、現在の好調な握手会セールスを、この先、何年も続けていくという予測には、どう考えても無理がある。
しかし、3期を採用すれば、選抜入りすら、数年先のことになる可能性が高く、そのとき、乃木坂の握手会人気が低落傾向に入っていたら、今のAKB48と同じく、多過ぎるメンバーの扱いに苦慮することになる。
しかも、選抜固定化が定着してきた今、例えば、2016年中に選抜入りするかもしれない堀未央奈以外の2期は、甘く読んでも、2人か3人。
現在7人いるゼロ回メンバーの解消は、2017年か、場合によっては、2018年にずれ込んでおかしくない。
もちろん、選抜常連のお姉さんメンバーが多数卒業すれば、席は空くけど、それを阻止するために選抜が固定化したわけで(笑)、短期間でのそんな大量卒業は考えられません。
つまり、2期メンバーですら、選抜入りを2年以上待たなければならない、極めてシビアな状況にあるのに、ここに3期を入れて、何をどうするつもりなんでしょう?
結局、考えられる唯一の現実的な3期活用法は、特定メンバーの堀未央奈型「大抜擢」です。
そして、起用するつもりが1人しかないのであれば、適任者を1人だけ採用すれば十分です。
現在、3期を何人取るのか、詳細は判明していませんが、応募希望者に対する「セミナー」を全国規模で開催することから、少人数とは考えにくく、やはり、握手会セールスを支える要員という観点から、それなりの人数を採用する可能性がある。
10人以上採用して、現在ですら、選抜に1人しか抜擢しないことから、そもそも2期オーディションは必要だったのかという疑問が浮かびます。
しかし、2期メンバーの握手会セールスは、乃木坂のCDセールスを伸ばす、大きな原動力になっているのも事実です。
きっと、3期でも同じように行くだろう。
その見通しが3期オーディションにつながったとすれば、甘い予測に基づく、水平方向への安易な拡大路線としか言いようがない。
しかも、何年もアンダーで過ごすメンバーの苦しみや焦りは計算に入っていない。
この先、乃木坂に何が待っているのか?
2016年、突如、急速に膨らみ始めた「坂道シリーズ」の結末は、ネット時代における、日本のCDセールス全体の着地点を見定める上で、重要な情報を提供してくれるかもしれません。
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