▼今日の朝日新聞 社会面
「安心の半面 不信」
遺族が会見
花菜さんの父・友章さん(53)は和解成立後に会見し、「労力と時間をかけてやっと豊橋市に認めてもらえた。 どうしてここまでかかったのか」と憤った。
妻の光美さんとともに市側の責任を問い続けた2年4か月間。署名を募り、議会に請願し、市長にも謝罪を求めた。友章さん「(和解して)安心した半面、市に対する不信感を抱いている」と語る。
両親の代理人の小林弁護士によると、市側が責任を認め謝罪するとの内容で和解することを裁判所から促された後、市側の対応に変化があったという。ただ、友章さんは「市は、主体的にではなく裁判所に従っただけで、根っこの体質は変わっていない」と指摘した。
市の広報誌やホームページに和解条項の全文の掲載を頼んだが、「スペースがない」として一部しか載らなかった。事故を風化させないため、友章さんはホームページを作って全文を載せるつもりだ。
▼三河版
野外教育 整わぬ研修
ボート事故和解
浜名湖ボート転覆事故訴訟で24日成立した和解は、豊橋市は従来の姿勢から一転して責任を認め、教職員が野外活動の安全管理についての研修など「不断の努力」をすると約束した。だが、全国の学校現場では教職員の野外活動研修は義務化されておらず、各地の教育委員会に任されているのが現状だ。
「安心の半面 不信」
遺族が会見
花菜さんの父・友章さん(53)は和解成立後に会見し、「労力と時間をかけてやっと豊橋市に認めてもらえた。 どうしてここまでかかったのか」と憤った。
妻の光美さんとともに市側の責任を問い続けた2年4か月間。署名を募り、議会に請願し、市長にも謝罪を求めた。友章さん「(和解して)安心した半面、市に対する不信感を抱いている」と語る。
両親の代理人の小林弁護士によると、市側が責任を認め謝罪するとの内容で和解することを裁判所から促された後、市側の対応に変化があったという。ただ、友章さんは「市は、主体的にではなく裁判所に従っただけで、根っこの体質は変わっていない」と指摘した。
市の広報誌やホームページに和解条項の全文の掲載を頼んだが、「スペースがない」として一部しか載らなかった。事故を風化させないため、友章さんはホームページを作って全文を載せるつもりだ。
▼三河版
野外教育 整わぬ研修
ボート事故和解
浜名湖ボート転覆事故訴訟で24日成立した和解は、豊橋市は従来の姿勢から一転して責任を認め、教職員が野外活動の安全管理についての研修など「不断の努力」をすると約束した。だが、全国の学校現場では教職員の野外活動研修は義務化されておらず、各地の教育委員会に任されているのが現状だ。