第２８回ストロングマンレポート（１４）

あ、そうそう。

ストロングマンレポート（１２）の冒頭で、ホイールがひん曲がって、それを修理。

しかし、天草国際トライアスロンまで、修理したホイールで試し乗り出来ずにぶっつけ本番になりそうだと書きました。

でも、先週の日曜日の宮崎は、天気がもち直して、30km弱ですが、修理したホイールで乗ることが出来ました。

そのことで、ぶっつけ本番で大丈夫だろうか？って、すごく、すごく心配してくれた方！

報告が遅れて申し訳ありません。

試し乗りでは、問題なく、無事に天草のトライアスロンには出ることが出来そうです！！

な～んて、書いてみましたが・・・

なにブツブツ書いてんだよう！！

そんなこと、俺にはどうでも良い事なんだよう！！

いいから、早くレポート書け！！！

って、思っているあなた！！！！

そんなこと思っていると、レポートはゴール直前で、また、メチャメチャ引っ張りますよ～（笑）

そう！寸止めプレイです！！

寸止めプレイ、きついですよね～！！！

ほれ、ほれ、どうします？？

ぼくなら耐えられないな～・・・

なんのこっちゃ？？？？？


ごちゃごちゃ書いてないで、本題に入ります。

今週中にゴールが目標なので、今回は長文です。もし、良ければお付き合い下さい。

ちなみに、下ネタは今回この時点で、もう終わってしまいました。あしかあらず・・・


10km手前あたりから、頭痛が始まり、状況から考えると軽い熱中症の症状と判断せざるを得ない。

相変わらず、ほとんど風を感じず、ジリジリと太陽が照りつける。

ランコースの先を見れば、かげろうがたっているところもある・・・

これはヤバイ・・・

10kmの地点でサブ１０をあきらめ、ペースを落とす。

キロ６分弱にペース変更。

エイドでは、ドリンク３杯にスポンジ、氷塊をもらいトライスーツの背中の中に滑り込ませるが、あっという間に溶けてしまう。

痙攣予防のため、塩を多めに右手の指でつまみ、口の中に放り込む。

そして、ドリンクで流し込む。

指に付いた塩をトライスーツの太もも付近ではらう。

！！！！！

痛てててて～！！！！！

右足の付け根の側面部分に激痛が走る！！！

何だ？何だ？何だ？？？？？

とにかく痛い。

皮膚が突然、腫れ上がって、熱を持ち始めるような感じの激痛。

・・・・・

そうだ、落車の際に痛かったところだ・・・・・

握り拳大の擦り傷（もうちょっと深い）に、塩をすり込んでしまったんだ・・・

痛ててて～

と、ぶつくさ言い放ち、顔をしかめながら、走る。

おかげで、頭痛どころではなくなった。

しかし、数分我慢して走っていると、傷の痛みより、頭痛が勝ってくる。

その頃から、トップクラスの選手の折り返しとすれ違い始める。

誰がトップで、誰が何番で、とかどうでも良いくらい、ヘロヘロの状態に追い込まれ始める。

いつもなら、小ネタを探しでしんどさを紛らわせて走るのだが、そんな余裕すらなくなってきている。

エイドごとの水分補給では間に合わないくらい、すぐに水分が枯渇し始める。

例年ならそんなにお世話にならないが、私的ボランティアのお茶や水の振る舞いが、今回はどんなに有難かったか・・・

また、ホースから水をまいて体を冷やしてくれたり、ひしゃくやバケツで水をぶっかけて体を冷やしてくれることが、自分にとってどれだけ有難かったか・・・

本当に感謝です。あれが無かったら、本当にヤバかった。

そのようなアシストのおかげで、ようやく次のエイドにたどり着く。

ドリンク３杯飲み、何かしらのフードを摂り、氷塊をトライスーツの下に滑り込ませ、スポンジをもらい頭から水を垂らす。

また、痙攣予防のため、塩を多めに右手の指でつまみ、口の中に放り込む。

そして、ドリンクで流し込む。

指に付いた塩をトライスーツの太もも付近ではらう。

！！！！！

痛てててて～！！！！！

右足の付け根の側面部分に激痛が走る！！！

全く学習をしない男である・・・

涙がチョチョギレそうなくらい痛い・・・

それより、自分の学習能力の無さに、涙がチョチョギレる（号泣）

相変わらず、容赦のない日差し。

コース上は、全く日陰が無い。

コース脇の歩道を走れば、わずかに日陰はあるが、

つまらない意地かもしれないが、そんなところ走りたくない。コースの真ん中を走りたい。

頑固オヤジである。

そう、学習能力の無い、頑固オヤジである。

スペシャルドリンクが置いてある城辺公民館のエイドのずいぶん手前で、コーチとすれ違う。

コーチの足はまだまだ軽快で、表情も余裕シャクシャクといったところだ。

やっぱりスゲェ！

人間じゃないとスゲェ！

エイリアン、やっぱスゲェ！

次元の違う生き物だ・・・

って、言い過ぎ？？？

それに引きかえ自分は・・・

聞かれてもいないのに、

パンクして、落車してどうのこうの・・・

別に、言わなくてよい事を、言い訳がましくペラペラと・・・

同情を引きたいのか？何なのか？

情けない男である・・・


日が陰る気配すら、全くない。

両肩が日焼けで痛くなってきた・・・

天気予報のバカヤロー！　天気予報なんて大っ嫌いだ～！

こんなことなら、スペシャルドリンクの袋に日焼け止め入れとくんだった・・・

想定外の過酷な状況に、なすすべなく、我慢して走るのみである・・・

城辺を過ぎて直ぐにバカボンさんとすれ違う。

かなりグロッキーな状態で、頑張って走っている。

そんなバカボンさんをつかまえて、すれ違いざまに、

聞かれてもいないのに、

パンクして、落車してどうのこうの・・・

これからすれ違う、知っている選手、全てに、言い訳のオンパレードが始まる。

小っちゃい！あまりにも小っちゃい・・・

イルカさんとすれ違う。キツそうではあるが、かなり良い感じで走っている。

すれ違い様に、もちろん言い訳・・・

しばらくして、疲労骨折をおして出場しているこうたんとすれ違う。

こうたんは、ラン折り返しまでは、鬼神のごとくかなりのペースで走っていたようだが、さすがに相手は骨折。

走る事が出来なくなり、歩いている。

おそらく、自分ごときには想像もつかないような痛みと闘いながら、一歩一歩ゴールを目指している。

それに引きかえ、自分は・・・

ため息が出る。

そして、自分にとって最大のライバルひろちゃんとすれ違う。

折り返しまで、まだ、３～４kmぐらいの地点だったろうか？

さすがひろちゃん、何かを察知してくれたのだろう。ハイタッチで激励してくれてすれ違う。

にもかかわらず、すれ違いざまに、言い訳・・・

それから直ぐに、こちらもライバルいけだ先生。

１ヶ月前にぎっくり腰になり、大会直前までトレーニングがままにならない状態での出場。

だいぶ、限界が近づいているような表情。腰が辛そうである。

にもかかわらず、すれ違い様に、言い訳・・・

そうこうしているうちに、２０km地点を通過。

なんだかんだ言いながら、キロ６分を切るペースはだいたい維持しながら走っている。

マイちゃん速報による20km地点を、１５時１９分に通過。順位は３１３位

バイクフィニッシュが１３時１９分なので、ちょうど２時間。その時の順位は４４７位。

トランジットを差し引くとまあまあのペース。

ラン最初のエイド後から計測した自分の時計のラップタイムは、１時間５２分５２秒である。

バイクフィニッシュからラン20kmまでに、１３４位順位を上げた。

そして折り返し。


・・・・・・つづく


何とか、今週中（天草の前）にゴール出来るよう、頑張って書きます。