一口馬主とトライアスロンを楽しむ

一口馬主歴17年(現在は社台、サンデーのみ)。脱メタボで始めた運動が、今はトライアスロンを。お気楽な40代男のブログ。

第29回ストロングマンレポート(15)

2013-07-11 20:06:56 | トライアスロン
マイペースがモットー!

という、言い訳をしながら、ダラダラと、チョロチョロと、シコシコと、続きを少しずつ書いている今日この頃です。


第14話は、大変な絶望感で、奈落の底まで転げ落ちたところで、続きになりました。

その続き、第15話です。


池間島から東平安名崎の灯台を目指す途中、やや東平安名崎よりの辺り。

バイクの残り、100km弱辺りか・・・

どうしよう???

第一ランのゴールチェックポイントまで戻るか?

いやいや、戻ってもタイムオーバーは確実だ・・・

それなら、どうすれば良い???

レースを止めるか?

いやいや、まだ午前10時だしなぁ~

止めるには、早過ぎるなぁ~

なら、どうしよう???

いろいろ考えるが、良い案が浮かばない・・・

もちろん、レースどころではなく、さっきまでのバイクの勢いはどこへ行った?と言わんがばかりにみるみる減速、サイクリングのようなペースに・・・

もちろん、今までパスしてきた選手に抜かれ始める。

が、全く気にならない。

どうしよう???

善後策を一生懸命考え・・・

ようやく出た結論!

どうしようもないや・・・

とりあえず、失格になっていることを気付いていないがごとく振舞おう!

行けるところまで行って、マーシャルやその他のスタッフ等々に、何か言われたり、止められたりしたら、それに従おう。

もう、それしかない!

それまでガタ落ちになっていたバイクのスピードを上げて、レースに復帰。

が、モチベーションは地に墜ちているので、なかなか気合を入れて頑張る気にはならない・・・

マーシャルが横を通過すると、自分を止めに来たような気分になるが、気付かずに通り過ぎて行く。

そして、東平安名崎の対面のコースに入る。

少し行くと、こうたんとすれ違う。

視線が合い、目で頑張れ!って言ってくれているような気がする。

しかし、心の中で、もう、頑張れないんだよ~(涙)と悲しい気分になりながら、灯台を目指す。

唯一の救いは、追い風くらいか・・・

こうたんとこんなところですれ違うなんて、かなり良い位置につけていると思うのになぁ~

もったいない・・・

灯台で折り返したら、かなりの向かい風。

けっこう一生懸命漕いでも、20km/hくらいしかスピードが出ない・・・

これが、滅入った気持ちに鞭を加える・・・

弱り目に祟り目と言った気分・・・



あまり抜かれる事も、気にならなくなり、遅い人を1人抜いて、その間に二人くらいに抜かれるような感じか・・・


東平安名崎70km地点の通過時刻は、10時28分09秒(レーススタートから2時間28分09秒)、90位で通過。

レース中は、自分がどれくらいも位置にいるのかは分からない。

が、先程こうたんとすれ違った事からすると、かなりの好ポジションにいる事は間違いない事は分かる。

やっぱり、もったいないレースだなぁ・・・

そう思っても、取り返しがつかない。

きつい向かい風と悪戦苦闘した、東平安名崎の対面コースの復路から左に折れて、

七又海岸へ。

海岸沿いのコースは、海からの強烈な横風にさらされ、ノーマルホイールの自分でさえ、少し怖い感じがします。

そして、昨年クラッシュした海岸沿いから内陸に向かうポイントを目指します。



・・・つづく

しゅう~りょ~う

2013-07-05 13:49:32 | トライアスロン
7月に入って今年も後半戦。

ちまたでは、トライアスロンシーズン真っ盛りですが、完全にシーズンオフとなっている今日この頃です。

今週末はシーガイアトライアスロンですが、エントリーのタイミングを逸して、ついにエントリーせず。

ならば、恒例の福岡トライアスロンフェスタをと、意気込んでチームメンバーをどうしようか?と思っていたら・・・

どうやら、末娘の最後の小学校の運動会に重なってしまい・・・

不参加が決定してしまいました。

そして、

今シーズンのトライアスロンのシーズン終了が宣告されました。

しゅ~りょ~う・・・


そして、

6月の練習量を振り返ってみました。

ついに出ました!

ラン、0km!!

さすがにヤバイと思い、7月1日(月)の夕方に、宮大周回を1周ジョギングをしてきました。

ほんのゆっくり、ゆっくり走ってみましたが・・・

3km過ぎから辛くなり始め・・・

椿山の入り口辺りでは、もっと短いコースにすれば良かったと後悔を始め・・・

鏡洲小学校を過ぎた辺りから、だんだん泣きそうになりながら、

ず~っと、泣く泣く自宅まで帰ってきました。

お陰さまで、翌日には下半身筋肉痛(股間は除く)・・・

宮古島の後でも筋肉痛が無かったのに・・・

火曜、水曜は、天気も悪かったのですが、休養を余儀なくされ・・・

まっ、そんな状態です(泣)


今後の目標ですが・・・

今年こそ、サブ3です。

なんか、説得力ね~(汗)

第29回ストロングマンレポート(14)

2013-06-27 00:11:52 | トライアスロン
約1ヵ月間の中断を経て、ストロングマンレポートの再開です。

なんだかんだで、いろいろあってレポートを中団していました。

なんか複雑な事情があって書けなかったぽい書き方をしていますが、

ただ単に、サボりです。ほんのちょっぴり忙しかったのも有ったことは有ったんですが・・・


どこまで話が進んでたっけ?と思われている方は(ほとんどの方がそうだと思いますが…)、

前話の第29回ストロングマンレポート(14)を、良かったら読んでみて下さいね。

それでは、ひっさしぶりのストロングマンレポートの始まりで~す。



池間島から池間大橋を渡り、大集団から抜け出して、これ以上の気分は無いのでは?と思えるような追い風に背中を押され、狩俣の集落を過ぎて、対面のコースの復路を進みます。

すれ違う選手たちは、強い向かい風に四苦八苦していますが、こっちは楽チンチン!!

選手密度も一気に減り、周囲の選手の位置取りやドラフティングルールやマーシャルに気を遣わずにすみ、バイクのぺダリングに専念出来ます。

これは、かなり前の方でレースが出来ている人たちの特権?

いろんな意味で、気分良くレースを進める事が出来ます。

対面コースの復路から、左折して公認メカニックブースを過ぎて、東平安名崎の灯台を目指します。

しばらくはド平坦なコースですが、少しづつアップダウンが出現して、その振幅の度合いが強くなってくると、灯台が近づいてきているといったコースに入る。

強い横風を受けながらの走りとなったように憶えていますが、向かい風の印象が無いので、たぶん追い風だったんだと思います。

さすがに、時間が経ちすぎて、記憶が曖昧に・・・

先ほどの、大ドラフティング集団が嘘のように、前を行く選手も数十メートルおきに、まばらに見える程度。

後ろを振り返ってみても、追っかけてくる選手はほとんど見当たらない。

一人ずつ、前を行く選手を捉えては、交わしてゆく。

周囲に気を遣わなくて良い分だけ、いろんな事を考えながら走る。

補給は出来ているか?

水分補給はもちろん、補食も少し多めに摂るようにする。

サイクルメーターを頻回にチェックしながら、あまり突っ込み過ぎないように、かといってダレないように気を付ける。

要は、スピードが明らかに違う人に抜かれる分は仕方ないが、それでも、少しづつ順位を上げて行くように、スピードを維持する。

しかし、オーバーペースには気を付ける。

今までのレース運びについても、思い出しながら、これからのレースプランについても考えながら走る。

今日は、スイムが無かった分、第一ランは短かったとはいえ、明らかに自分としてはオーバーペース。

いまのところ、脚のダメージは全く感じないが、いつ出てくるか分からないから、これからのバイクも、あとのランの特に前半は、突っ込まないようにしないと・・・

といった具合で、いろいろ考えながら、前に見える選手を追っかける。

が、突然、第一ランの最後のあたりの記憶がよみがえる・・・

ちょっと待てよ・・・

そういえば、ピッてやつ、やっていない・・・

記憶をたどる。

バイクスタート時には、ピッてやつは通ったけど、

第一ランが終わった時には、ピッてやつは通過してない・・・

どういうことだ???

いつものスイムでは、海から砂浜に上がって、砂浜から階段を上ってシャワーブースに行く前のビーチの終わりの所に、時計とスイムアップの計測所があり、通過するとピッとなるやつ。

それを第一ラン終了時に通過していない・・・

でも、そんなのどこに???

そうだ、スイムアップのところの着替え置き場のあたりにあったのか?

あるいは、最初にチェックインしてから第一ランのスタートまで誘導された、ビーチを通るコースを逆回りするのか?

それなら、いつものスイムアップのチェックポイントを通過するわ・・・

な、なんという事だ・・・

自分が第一ランのフィニッシュのところでコースを訪ねたスタッフは、たぶんチェックポイントを理解してなかったんだ・・・

なんという不運・・・

なんというバカな事に・・・

自分は、恐らく第一ランのチェックポイントでタイムオーバーになって、失格になっているんだ・・・

ああ、どうしよう・・・

別に、ペースを上げているわけではないのに、心拍数が激しくアップしているのが分かる・・・

宮古島を目標してきた、今までの数ヵ月間は何だったんだ???

むなしさだけが心に残る・・・

宿泊しているKenさんちで、何年も行動を共にしているチームメイト達の顔が浮かぶ・・・

この日を、自分たちが悔いなくレースが出来るように、一生懸命におもてなしをしてくれている、Kenさんやヒロコさんの顔が浮かぶ・・・

みんな、僕が二桁でゴールするのを心から応援してくれているのにな・・・

涙が出そうになる・・・

ああ、どうしよう・・・

何てバカな事をしたんだ・・・

何で第一ランのフィニッシュの時に、チェックポイントを通過していない事に気が付かなかったんだ・・・

どう考えても失格だ・・・

だって、チェックポイント通過してないんだもん・・・

絶望感が自分の心の中で溢れ出し、埋め尽くしてゆく・・・


ってところで14話は終わり。

・・・つづく

第29回ストロングマンレポート(13)

2013-05-31 15:15:16 | トライアスロン
ストロングマンレポートが、まだバイクが始まったばかりだというのに、

世の中は、梅雨入りしてしまいましたね。

九州の梅雨入りが、もう1日早ければ、天草は天候不良のなかの苦しいレースだったんですね。

あぶない、あぶない・・・

来週になると、一口馬主のクラブから、今年度募集馬のカタログが届き、ただでさえスローペースで進んでいる、ストロングマンレポートのペースが、さらに遅くなることは、確実です(汗)

でも、気にせずマイペースで書きますので、ご興味のある方は、お付き合い下さい。


それでは、ストロングマンレポート第13話です。



最初のエイドである大米給油所前は、なにも受け取らずパスして池間島を目指します。

気温が低いせいか、自分にしてはドリンクの減りが少ない。

なるべく意識して、少しづつでも摂るようにしないと・・・

ここから、池間島手前までは、しばらく完全なフラットなコース。

一人、また一人と前を行く選手を機嫌良く抜いて行きます。

しかし、しばらくして突然、背後にかなりの人の気配。

ゆうに10人は超える集団が自分のすぐ後ろに。

そして、その集団に飲み込まれる。

あいかわらず、この手の集団は毎年経験する。

コースの左側を走っていると、かぶさるように前を蓋されて、もう逃げようがない。

マーシャルからドラフティングをしていると思われたくないので、速度を緩めて少し距離を置く。



で、頃合いをみて、右側から全員を追い抜き、その集団を千切るつもりで飛ばして逃げる。

少しづつ、パックを引き離してゆく。

確か、狩俣の集落は、少しオーバーペースになっていることを少し心配しながら、パックを引き離して通過した記憶が・・・

そして、左手の風力発電の風車をみながら、右に下りながら曲がり、池間大橋に至るまでのフラットなコースで、再び同じパックに飲み込まれる。

しかも、さっきより集団が大きくなっている・・・

対面コースの反対コースにまではみ出す大集団になっている。

極めて危険な状態です。

しかも、数人の上位選手とすれ違い始めたにもかかわらず・・・

本当に危険な状態になっているのに、みんな気付かないんだろうか?

さらに、ルールで禁止しているドラフティングをしている事に、自覚が無いのだろうか?

不思議でならない。

とりあえず、あまりにも危険なので、

その危険な集団から離脱して、20mくらい後方を走ることにする。

非常に不愉快である。

さらに、強い向かい風。

かなり不機嫌な状態で池間大橋をわたり、池間島に入る。

池間島の中は、比較的小さなアップダウンを繰り返すコースになっている。

前の集団を見ながら進んでいると、少しづつバラけ始めた。

ここで、一気に加速して、遅れ始めた奴らを一人、また一人と捉えパスをする。


池間島の30km地点の通過時間は、午前9時27分07秒、109位で通過。

バイクスタートして、ここまでに76人抜いたことになる。


そうこうしているうちに、池間島を出る頃には、あの集団のほとんどをパスして、池間大橋を渡る。


池間大橋の往路はかなり不機嫌だったが、復路はかなり上機嫌渡る事が出来た。

しかも、追い風!!

バリバリにぶっ飛ばしてはいないが、軽く50km/hオーバーで軽快に進むことが出来る。

メチャメチャ気分が良い!!!


しかし、機嫌よくレースが出来たのも、あとわずか・・・

そこから、精神的苦痛のみを感じるレースとなるなんて、この時には全く知る由も無し・・・


・・・つづく


第29回ストロングマンレポート(12)

2013-05-29 12:56:00 | トライアスロン
天草国際トライアスロンが終わって、そちらのレポートも書かねば・・・

でも、ストロングマンレポートがもちろん優先です(笑)

今週末からは、一口馬主の募集馬検討に入るので・・・

ただでさえ時間が足りない日々を送っているつもりなのに、

ますます時間が足りなくなる・・・

来週に入ると、ストロングマンレポートを書くペースが落ちてしまうかも・・・

え~

今よりペースが落ちるの~(笑)


余計な事を、ダラダラ書いてないで、

ストロングマンレポート第12話です。



何とかスタート地点に戻ってきた。

第一ランの終了です。

選手受付のあったテントや着替えテントは無くなり、ランコースになっている。

どうやら、コースの流れはホテル中庭の着替え袋を取に行き、着替え袋を持ってみんな戻ってきているようだ。

自分は、着替え袋をバイクラックのところに置いてあるので、中庭には用はない。

ボランティアの指揮をしているように見えた大会スタッフらしき男性に声をかけ、

着替え袋を置いていないが、向こうまで行く必要があるか?聞いてみた。

すると、バイクトランジットのほうを指しながら笑顔で、

それなら中庭に行く必要ないから、バイクラックの方に行っても良いと言ってくれた。

超ラッキー!!

選手の流れに逆らうようにバイクトランジットに走る。

走る。

走る!!

バイクトランジットの仮設トイレまで・・・

その間、イルカさんと遭遇するが、軽く手を振るくらいの余裕しかなく、気持ちは仮設トイレ・・・

そして、その瞬間はやってくる!

今、思い返しても、

この日一番の快感を、

ジョ~っと・・・

それから、機嫌よく自分のバイクの所へ!!

バイクのグローブもして第一ランをしたし、スイム後ではないので、

こんなにスムーズにトランジットをこなしたことがあるか?と思ってしまうぐらいにテキパキとこなして、

いざバイクスタート!!


バイクスタート時刻は8時31分56秒で、183位で通過。

当の本人は、自分がどれくらいのポジションにいるのかは、皆目見当がついていない。

ただ、バイクラックのバイクの残りの台数からすると、200~300位くらいかな?ぐらいの感覚で、バイクスタート。

バイクは長丁場なので、

って、全部長丁場か!(笑)

初っ端から張り切り過ぎないように、脚の筋肉がなじんでくるまで、さほど飛ばさないよう、やや抑え気味とおもえるくらいの気分で入りました。

それでも、バシバシ抜いて行きます。

数キロ進んで、だいぶ脚の筋肉がしっくり来始めたので、速度を上げてどんどん前の選手をパスしてゆきます。

今日は北風なので、池間島までは向かい風を覚悟!

しかし、1周目は向かい風は向かい風でしたが、覚悟していた程ではなし!!

機嫌よく平良の街を抜けて、最初のエイドの大米給油所前を通過。

池間島を目指す。

実際、今回の宮古島のレースで、機嫌よくレースが出来たのは、この辺りまで・・・

ここから、いまだかつて経験したことの無い、精神的ストレスを背負いながらのレースとなる・・・

天草の報告

2013-05-28 23:03:04 | トライアスロン
一昨日の話になりますが・・・

第29回天草国際トライアスロンに出場して、何とか完走してきました。

未だに、宮古島のトライアスロンの思い出に浸りながら、ストロングマンレポートが進行中なので、天草のレポートは、ストロングマンレポートが無事終われば、書くかも知れません。

とりあえず報告です。

何とか、完走してきました。

天気は快晴、海はベタ凪のなかでの大会。



風はほとんど無しで、暑さは体感的には過酷というほどでもなく、3回目の天草では一番良い条件で出来たように思いました。




結果は2時間23分09秒

総合73位 エイジ(45-49)10位

スイム    25分43秒(60位)
バイク 1時間10分09秒(80位)
ラン     47分17秒(103位)

ちなみに、去年は・・・

結果は2時間23分06秒

総合92位 エイジ(45-49)12位

スイム    25分52秒(77位)
バイク 1時間08分18秒(53位)
ラン     48分56秒(103位)

ほとんど変わらず・・・

今年は、トランジットに手間取った(汗)

ウエットを脱ぐのにえらく手間取ったり、バイクが終わってからラックに掛ける方向を間違い掛け直すのに手間取ったり、靴擦れするのが嫌で、ソックスをはくのに思ったより手間取ったり、宮古島のトランジットと大して変わらないくらいに時間を要したのが痛かった・・・

とりあえず、無事完走出来ました。

報告まで・・・

第29回ストロングマンレポート(11)

2013-05-25 10:05:46 | トライアスロン
宮古島トライアスロンが終わり、1ヶ月以上経ちました。

自分にとって、宮古島のトライアスロンが終わると、シーズンオフです(笑)

が、明日26日(日)はオフシーズンレースの第一弾、天草国際トライアスロンです。

オリンピックディスタンス(スイム1500m・バイク40km・ラン10km)です。

オフシーズンに入ってしまいましたので、あまりトレーニングが出来ていません(汗)

対宮古島のトレーニングのおつりが、少しでも多く残っている事を祈りながら、

同じ日に行われる日本ダービーを気にしながら、頑張ってきます。


それでは、ストロングマンレポートの第11話です。




バカボンさんがあっという間にはるか前方に消えてゆくのを追いかけたいという衝動を自制しながら、抑えつつ抑えつつマイペースを守ることに専念。

抜かれても気にしない。

気にしない。

気にしない・・・

けど・・・

ぬ・抜かれ過ぎや・・・

が、自制、自制、抑え気味のマイペースと自分に言い聞かせて走る。

第一ランは距離表示が無く、GPSウォッチを持っていない自分は、何キロ走ったのか?今のペースがどれくらいなのかさっぱり分からない・・・

ただ、1kmごとに、周囲を走る選手のレースウォッチのアラームが、一斉にピピッって鳴り出すので、だいたい何キロくらいか分かります。

ただ、キロ何分くらいで走っているのか、ペースが全く分からないので、

たぶん3kmだと思いますが、周囲の選手のレースウォッチが一斉に鳴り出した時に、横を走る選手に声を掛ける。

「今、キロ何分ぐらいのペースなんですかね~?」

「今、え~と・・・4分15秒くらいです。」

「あ、そうですか!有難うございま~す。」

と礼を言って、我にかえる。

予定をはるかに超えるペースだったことに驚き、

や、ヤバイ・・・

自分には、明らかにオーバーペースで調子コキ過ぎている・・・

そこから、意識してペースを落とす。

ペースを上げないように、上げないように、強く意識しながら、

ペースを抑える。

どこを、どのように走って、どういうコースなのかもよくわからないまま、

とりあえず、周囲のみんなと同じように前を走っている選手の後を走る。

頼りは、周囲の選手のレースウォッチから聞こえるアラームのみ。

それも、3kmを過ぎた辺りから、何キロのアラームなのかもよく分からなくなる・・・

ちょうどスイム練習で、3本目、150m以上になると、何本目なのか?距離が分からなくなり始めるのとほぼ同じ。

どうやら、4以上の数字は難しくて苦手らしい・・・

こればっかりは、おつむの問題だから仕方が無い・・・

左右がキビ畑のコースから、学校らしき建物が現れたところを、右折。

右側が公園のような・・・

公園内に公衆便所らしき小さな建物・・・

ああ・・・

さっきまで忘れていた尿意が・・・

行くべきか?第一ランフィニッシュまで持たすべきか???

どうしようかなぁ・・・

と悩んでいるうちに、通り過ぎてしまう・・・

トイレ行っとくべきだったかなぁ・・・

と、思えば思うほど、尿意が強くなる・・・

あと、どのくらい走ればよいのか?

どの辺りを通って東急リゾートに戻るのか?

どのくらい、おしっこを我慢すればよいのか??

やっぱり、あの公園でトイレに行っとけばよかったなぁ・・・

少々後悔をしながら走る。

尿意は、強くなったり、治まったりを繰り返しながら、

尿意の強くなった時の、切迫感がその都度、増してゆく。

コース周囲の雰囲気から、第一ランの終わりが近づいているのが、何となくわかってきた。

もうすぐトイレに行けると思うと、益々切迫感が強くなり・・・

普通に走れない・・・

左右の鼠径部をしぼるような感じで、少し内またに脚を出す。

腕の振りは、肘の振りがかなり小さくなり、前後に振る事が出来ず、上半身をねじるように動かす。

簡単に言えば、典型的オネエ系の走りに・・・

気が付けば、前にBig lakeのウエアを着た選手がいるが、声をかける余裕も無い・・・

何とかスタート地点に戻ってきた。

第一ランの終了です。


・・・つづく


もうすぐ、宮崎から天草に行ってきます。

相変わらずモチベーションが上がりませんが、ケガの無いように頑張ってきます。


第29回ストロングマンレポート(10)

2013-05-22 23:58:55 | トライアスロン


先週末に明けたロゼワインのコルクです(FBには載せましたが・・・)。



だいぶ暑くなってきたので、白やロゼが美味しくなってきました。


いよいよ、ストロングマンレポートはレースに突入???

それでは第10話、始まり始まり。


ストロングマンレポート(9)は、レーススタート1分前まで話が進んでましたね!

ところで、今回のレースの服装ですが・・・

強い北風で気温が上がりそうも無く、寒さとの戦いになりそうなことから、

いつものフィオーレで作ったトライスーツを着ていますが、それだけでは寒そうな、

特に、バイクでは恐ろしく寒そうな気がしたので・・・
(第9話で使った写真ですが・・・)

今朝Kenさんちを出る時にきていたTシャツ、

一昨年、台風で中止になった桜島錦江湾横断遠泳大会の参加賞のTシャツを着て、アームカバーをして、第一ラン、バイクをすることにしました。

そして、ランでのトランジットで、このTシャツを脱いで、いつものトライスーツの姿になってランをする予定にしました。

もちろん、バイクグローブを着けての第一ランのいでたち。

右手首にレースウォッチをしていますが、ボタンを押せばラップだけ計れますって機能だけで、GPS機能はもちろん搭載されていないので、第一ランとバイクは役立たず。

で・・・

話を戻して、スタート1分前。

デュアスロン経験者達の話では、第一ランを調子こいて走ると、バイク、フルマラソンに影響がモロ出るので、抑えて走るべしとのこと。

ひろちゃんと、キロ5分くらいのペースにしなきゃね!なんて話し、おしっこを我慢しながら、第一ラン攻略の戦略を練ります。

スターターは、NHKのテレビ小説の純と愛?愛と誠?藤田まこと?

か何だかの、もこみちの女房役だった、きれいな女優さんが、

パ~ン!

て感じで、レースが始まった。

号砲直後は、前は詰まって一瞬動けず、後ろから結構強いプレッシャーのプッシュで選手密度が急激に増して、脚の出せるところを探して前に出すような感じで前に進みました。

もし、誰かが脚が引っ掛かったりで転んだりしたら、

マジ、将棋倒し状態になり、大惨事、死人が出ても不思議ではない状態に・・・

その、恐怖と危機を何とか乗り越え、東急リゾートの玄関前ロータリー辺りからばらけ始めて、なんとか普通の走りが出来るようになりました。

ばらけ始めて直ぐに、ひろちゃんとはぐれて・・・

宮古毎日新聞のスタート直後の記事の写真(画面右側の黒いシャツ)。撮られた意識はなかったけど、一人だけカメラ目線(笑)

まだ、この時にはなぜかバカボンさんが僕の右肩越しにいる。

おそらくこの直後に、バカボンさんはサッカーでメッシがディフェンダーをあっさりと何人もドリブルで抜いて行くかのごとく、流れるようなサイドステップを駆使して、あっという間にはるか前方に消えて行きました(驚)

この動きに付いて行くと100%潰れるので、自制をしながら、抑えつつ抑えつつマイペースを守ることに専念。


このあたりで、今回はお開きに!

・・・つづく


やっと、レースがスタートしましたね。

メデタシ、メデタシ!

第29回ストロングマンレポート(9)

2013-05-21 23:55:14 | トライアスロン
今週末は、ポストシーズンレース第1弾(笑)

天草国際トライアスロンです。

先々週から、少しづつ体を動かしてはいますが、宮古島前のようなモチベーションは、完全に失われています・・・


さて、本題の方ですが・・・

いよいよ、レース開始までたどり着いた?

か、どうかは、分かりませんよ~(笑)

それでは、ストロングマンレポート第9話です。



大会実行委員会からスイム中止を知らせる放送が会場に流れ、レーススタートが午前7時から午前8時に変更になった。

自分達は、フィオーレエイリアン3兄弟や、その仲間達の多くが経験豊富なトライアスリートだったため、始めからデュアスロンの可能性大ということで準備をしていた。

おかげで、さほどの動揺はなく、速やかにデュアスロンの準備に入る。

ここで、あまり詳しくない方のために・・・

トライアスロンは、スイム→バイク→ランを行う競技であることは、ほとんどの方がご存知だと思います。

しかし、トライアスロンの多くの大会では、スイムを海で行うために、天候が良くなかったり、海のコンディションが良くなかったりすると、スイムの距離が短くなったり、あるいはスイムが中止になって、スイムの代わりにランを行うデュアスロンに変更になったりします。

大会によってどのようになるかは異なりますが、

宮古島のトライアスロンは、スイムのコンディションが悪い場合にはデュアスロンに変更になることは、大会前1ヶ月以上前に、選手全員に送られてくるストロングマンテキストに書いてあり、ランシューズもデュアスロン用に2足用意するように明記されている。


つまり、スイム3km→バイク155km→ラン42.195kmのトライアスロンから、

ラン6.7km→バイク155km→ラン42.195kmのデュアスロンに変更になったのだ。

ただ、今回で29回目を迎える宮古島トライアスロンで、デュアスロンになったのは今回が初めてだそうだ。

なので、スタートがどこからだ?とか、ファーストランはどんなコースを走るのか?
とか、誰も知らない???

でもまあ、自分はそんな上位で上がれるわけでもないし、前を走っている人たちに着いていくだけなので、結構お気楽なモード。


ウエットスーツを脱いで、デュアスロン用に持ってきたシューズを履いて、後は頃合いを見て荷物を預けるブースに持っていくだけ。

ここで、初めてのデュアスロンですが、自分なりにシュミレーション。

第一ランが終わって、スイムアップの着替え袋を取って、バイクシューズを履いて、ヘルメットをかぶって、サングラスをして・・・

これって、バイクトランジットの自分のバイクの所でやっちゃえば良いんだ!

どうせ、第一ランから着替えもしないし!

そして、スイムアップの着替え袋を撤収。

自分のバイクの所に、ヘルメット、サングラス、バイクシューズ、エネルギーゼリーとアミノバイタルゼリーと着替え袋をセット。

そんなに変わらないかも知れないけど、東急リゾートの中庭のブースをアタフタ走るのは省略できる!

かも・・・

エイリアン3兄弟の一人であるバカボンさんとも、着替え袋をどうする?という話になって、デュアスロンの経験も無いくせに、偉そうに着替え袋はバイクの所にセットし直した方が得なんじゃないか?なんて、主張する自分。

今思うと、赤面モノです。

ただこの判断は、最終的には正しく、レースにおいて、ずいぶん有利な立ち回りをすることが出来た事になる。

と同時に、自分にとっては、このレース中の大半を、後悔とストレスと無力感で覆い尽くす破目になる・・・

どうしてそんな事になったかは、いつになる事やら分からないが、ストロングマンレポートがレースに突入して、書く事になります。

さて、話を戻して、

第一ランまでの待ち時間、妙におしっこが近くなり、1時間くらいの間に4~5回トイレで放尿。

それも、毎回、大量放尿・・・

ま、そんな事はどうでも良い事ですが・・・

で、そろそろレース開始時間も近づいて来たので、バイクフィニッシュ、ランフィニッシュのバッグを預けるブースに持っていく。

すると驚いた事に、本来ならそれらのバッグはどんどんトラックに積み込まれているはずですが、

大会スタッフが、トラックから一生懸命下して、レースナンバーごとにまとめている。

その時は、どうしたんだろう?程度にしか思っていませんでしたが・・・

これ、デュアスロンを想定していなかった選手が、第一ラン用のシューズが無いから、バイクフィニッシュのバッグを戻せ!やら、シューズが1足しか無いからレースが出来ない!どうしてくれるんだ!!的な感じで大会スタッフに詰め寄って、せっかく乗せた1000個以上あるバッグをまたトラックから降ろして、そこから探して・・・

ストロングマンテキストには、スイム中止になった時にはデュアスロン用のシューズをバイク着替え袋に用意するように明記しています。


この段階で、シューズを用意出来ていない選手は、速やかに棄権すべきだと思います。

ルールブックを順守出来ない非常識な奴らに対し、なんとかレースが出来るように、戸惑いながらも一生懸命汗を流して下さった大会スタッフの方々、ホント、大変ご苦労様でした。

スイムのチェックインの所で、同じようにチェックインして前浜を通って誘導され、

第一ランスタートはバイクスタートの道路。車がかろうじてすれ違う事が出来るくらいの幅です。

そこに1500人が集結。結構ヤバいくらいの選手密度でスタートの時を待ちます。

先頭付近は凄い面子。

毎年、スイムは2~3列目からスタートしますが、さすがにデュアスロンのスタート場所は道幅も狭く、そんなポジションからスタートしたら、転んで踏んづけられて、将棋倒しの下敷きになって、絶対殺される・・・

先頭から10列目くらいにコーチを発見!

でも、ここでも殺される・・・

もう少し後ろの方・・・

ひろちゃん発見!

ひろちゃんなら脚力は同じくらいだから、殺されても一人じゃない・・・

てなわけで、ひろちゃんと一緒にスタートを待つ。

開会式が始まり、国歌独唱やら、気合のエールやらがあり・・・

スタート3分前の放送が・・・

ん?んん?

あれ?また、おしっこが少ししたくなってきた・・・

スタート1分前!

結構、おしっこがしたくなってきた・・・

バイクトランジットの仮設トイレが視界に入るが、時間が無い・・・


さてさてどうなることやら・・・

つづく・・・


たぶん、次こそはレースに突入!

かな?

第29回ストロングマンレポート(8)

2013-05-16 20:11:24 | トライアスロン
昨日は、いまだに引きずっている宮古島での楽しい日々を、大阪のスイムメンバーに解ってもらいたく、無理やり付き合わせてしまいました。


平日にも関わらず、多くの方が付き合って下さいました。

中には、プレゼントを下さる方も・・・

本当に、幸せ者です!


それでは、ストロングマンレポートの第8話です。



いよいよレース当日です。

午前3時起床。

まず、起きて天気を確認。

まだ外は暗くて、大体しか分かりませんが、夜間ひと雨きたようです。しかし、雨は上がって曇り空のようです。

今回で5回目のストロングマンになりますが、明らかに今までで一番風が強く、それも北風で、寒い。

なんか、大荒れのレースになりそうな予感。

ひげを剃って、顔を洗って、朝食。


おそらく徹夜状態で、前日の夕食の片付けから朝食の準備、そして午前3時半に朝食を用意してくれます。

それも、みんながベストなパフォーマンスが出来るように、食事の内容を考えに考え抜かれたメニューです!

それを、お腹いっぱい頂きます。


ほんと、Kenさんちには感謝、感謝です。

宮古島に入って、木曜、金曜と暴飲暴食していた自分がちょっぴり・・・

でも、やめられまへんな~

朝食を済ませたら、レースの最終準備に入ります。

ドリンクを作って、忘れ物が無いかチェック。

Kenさんちに同宿しているストロングマンマスター達から、

今回はデュアスロンの可能性大有りという話が出て、デュアスロンの準備もするように皆に指示が出ます。

いやぁ、本当に助かります。

そして、午前4時半、Kenさんがキャラバンでみんなをレース会場まで送ってくれます。

会場の東急リゾートホテルに到着。まだ、外は暗い。風は、Kenさんちを出発した時より強く感じる。

まず、ライトを点けながらのバイクの最終セット、ドリンクやお弁当箱のセッティングを行い、タイヤに空気を入れて完了。

バイクのセッティングが済んだら、最終受付を済ませ、アンクルバンドをもらい、腕にレースナンバーをマジックで記入してもらう。

そして、例年と同じように選手受付テント隣の芝生に荷物を置き、リラックス。

早々にスイムアップ後の着替え袋エリアの海側のトイレに並ぶ。

海側の風は、さらに強く感じる・・・

トイレを済ませ、だいぶ辺りが明るくなってきたので、海のコンディションを見に行く。

浜は、さらに風が強く、波は高くはないが、沖の方では白波が立っている。

コンディション的に泳げなくはないが、スイムのあまり得意でない方は、かなりヤバそうなコンディションと思われる。

時間的には午前6時になるかならないかあたり。

再び、荷物の置いている、みんなのいる芝生のエリアに戻ると、

スイムがあるのか?デュアスロンになるのか?

この話題でもちきり。

スイムが得意な選手は、トライアスロンを願い・・・

スイムが苦手な選手は、デュアスロンを願い・・・

それぞれの思いが交錯している。

自分は?

スイムも、ランもバイクも、恐らくどれも全体で150位前後なので、どちらでもさほど影響は無い。ただ、スイムも練習してきて、準備もしているので、出来ればトライアスロンがしたいような・・・

個人的には、荒れた海でのスイム(オープンウォーターを含め)は、何度も経験しているし、さほど苦には感じないつもり。

速いか遅いかは別として・・・

スイムは、午前7時スタート予定。

大会実行委員会が会議を開き、最終判断を話し合っているという情報が入る。

スイムがあるのか?デュアスロンになるのか?

6時半にはスイムチェックインをしなければならないため、ウエットスーツを着る。


(こうたん、ブログから勝手に頂きました)

みんなでスタート前の記念撮影して間もなく、スイム中止でデュアスロンの知らせが・・・



つづく・・・


まだまだレーススタートまでたどり着けません・・・

じらしプレイ・・・

あ、あかん・・・

そんなにじらしたら・・・