前回は、クイーンソネットの09を紹介しましたが、
今回は、フェリシアの09です。
牝馬
父:ダイワメジャー
母:フェリシア 母父:グラスワンダー
サンデーサラブレッドクラブ
今年の社台の募集馬は昨年と比べても、さらに少なくなっており、一次募集ではクイーンソネットの09のみしか通らず、二次募集で申し込みました。
この子は、募集直前に脚のトラブルが報告されましたが、育成には影響がないという判断から、募集取り下げとならずにそのまま募集となりました。
血統、馬体、何をとっても文句のない良血馬ですが、やはり、募集直前の脚のトラブルが人気を落としました。
1.5次募集も満口にならず、うまく2次募集まで残ってくれました。
多分、募集直前のトラブルが無かったら、間違いなく上位人気となった馬です。
電話での申し込みで、ギリギリ確保。最後の一口だと言われました。
最近は、ずっと牡馬ばかり申し込んでいたので、牝馬はナスカ以来なので6年振りです。
父ダイワメジャーの初年度産駒。
母フェリシアは現役時代16戦2勝で、フェアリーS(JPN3)で重賞を勝ったスプリンター。
オープンクラスで活躍。
初めての子供です。
母父であるグラスワンダーの爆発力にも期待したいところです。
美浦;上原博之厩舎予定
ダイワメジャーもフェリシアも、2004年にダイワメジャーは皐月賞、フェリシアはフェアリーSを上原厩舎に重賞勝ちをもたらしています。
上原厩舎にとっては、非常に思い入れの強い、ゆかりの馬同士の結晶です。
この子も、非常に楽しみです。
現在は、脚の具合も問題ないようで、馴致を開始するべく、7月27日(月)NF空港に移動し、競走馬としての第一歩を踏み出しています。
カタログのコメント
父譲りの黄金色に輝く馬体は、幅や厚み、そして筋肉量まで十分で、まるで他を圧倒するかのような迫力を見せています。加えて完歩の大きな堂々とした歩きも、重賞ウイナーの血を受け継ぐものにふさわしく、一流のオーラを漂わせています。体高は十分で前躯が強く、全体的に容積の大きいつくりなどは、まさに母譲りといえるでしょう。キリッと端正な顔立ちで、絶対に負けないという気持ちの強さが、走ることに対して前向きな姿勢となって表れています。芝のマイルから中距離を舞台に、持ち前の闘争心で馬群を突き破り、先頭のまま押し切るというレースぶりに期待します。