■鑑賞日記

基本的に[ネタバレ]に配慮しておりませんので御注意下さい。そして概ね敬称略。

天コケ♪

2007年08月01日 | 映画

くらもちふさこの漫画『天然コケッコー』を原作に、実写版映画化。

原作ファンには特に重要な、登場人物のキャスティングだが
どのキャストも原作イメージにかなり忠実であった。

とても素直な性格で見た目も可愛く魅力的な主人公『そよ』には
11代目三井のリハウスガールの夏帆。
私の『そよ』のイメージよりもさわやか度アップだと感じたが
違和感なく『そよ』だった。

主人公よりも、うまくはまるかが気になっていたのが転校生の『大沢くん』だ。
東京から来たイケメンくんで男の子の軽佻浮薄さいっぱいなのだけれど
でも、魅力的・・・という設定で、さじ加減を間違えると
「どこがイケメン?」「どこに惚れたの?」ということになってしまうから。
見た感じはなかなか『大沢くん』らしかった彼、岡田将生くんは
残念ながら台詞が『大沢くん』にもう一歩かなー。

原作を損なわず・・・というより、キャストも設定も台詞の一言も原作通り。
やはり原作が、細部までも「とてもよく出来ている」のだ。
長期連載のストーリーを2時間の枠に収めるのだから、当然、取捨選択や再構成は必要で
そこは監督の力量なのだろう、バランス良くまとまった作品となっていた。

・・・と、原作をご存知ない方にはとても不親切な感想だが、いい映画であった。
キョーレツな事件などひとつもない、でも日常の全てが愛おしいドラマ、そんな作品だ。

写真は上演館のひとつ「銀座シネ・スイッチ」入口の『天コケ』ショーケース。
公式サイトも充実しているので、興味ある方は検索でgo。
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