@名古屋レインボーホール
ざわめく会場にはパーカッションの音が低く流れていて
ステージ上にはすでにいくつかの炎がゆらめく。
開演時刻に近づくと獣王星風衣裳をまとった人影が密やかに何人も表れて
ステージのあちこちにさらに炎の数を増やしていった。
オープニング直前のステージ
●Deep in your heart
センター上段の階段が上に開いて、その上に光一が登場(だったと思う…)
ステージセンターで、あの「指カウントダウン」の振り付けを見せる。
衣裳はDeep PVの形をもっとキラキラさせた感じ。
黒系の普通の細さのパンツでゴールドの布を腰に巻きつけて。
●UNBREAKABLE
●愛の十字架
<MC1>
第一声は「ミハエル・シューマッハです、引退します!」
「アルバム出しました。店頭には去年・・・じゃない昨日から」とマジボケ。
歌に行こうとして「次なんだっけ? えーと」
「もう27歳です」と光一さんが言えば、客席からは「まだ若いよ」
「あなた達に比べればね」と暴言開始の光一さんに、会場は「ええ~っ(不満)」
ところが「まだ若いよ」と声をかけたその方はまだ19歳。
すると「じゃもうすぐ20歳、女性は曲がり角の年齢」会場「ええ~っ」
「ウチワをご遠慮いただいて、非常に綺麗です」会場拍手
「人じゃないよ(ペンライトだよ)」「ええ~っ」
という具合に暴言光ちゃん炸裂で、ブーイングの「ええ~っ」が何度もあり
3回「申し訳ない」と謝る姿が披露された。
1回目はパキッとした礼、2回目は土下座、3回目は肩を落とした姿勢で。
「今日はジャニーさん来てないけど、来ていたらもう『YOU最悪だよ』って言われる」
●+MILLION but -LOVE
腰の布飾りを取り去りきらびやかなゴールド系刺繍入りの黒ジャケを着て
さきほどのMCとは別人のよう。
4人の女性ダンサーに長い白布でからめられたりの振り。
後半はTVの時のように2人のダンサーと。
●Take me to...
ここで衣裳がジーンズになったように思うのだが、確信もてない、たぶん。
かっこいいダンスの最後に軽い笑いを誘うオチがある。
次々とカップルとなって去っていくダンサー、残された光一、に秋山が手をさしのべ
それを見てくやしがる町田、という構図の3人がステージに残る。
シリアスな歌なのにこんなことしていいのかな、とチラッと思いつつ
思わず笑うことで緊張がゆるみ、また次の曲のイントロで新たな世界へ誘われる感じがうまい。
●LOVE ME MORE
イントロが流れて会場から歓声がわく。
●Addicted
正面のモニターに、光一のふたつの目が大きく映し出される。
ちょっと充血しているその目が、ステージ上に並んだ4枚のモニターを見る。
視線の先のモニターのひとつには赤い衣裳の光一がいる。
モニターの裏側は鏡。
さらに数枚の鏡が加わって、さまざまに配される。
それらの間を動きながら歌う光一の姿は鏡に映ったいくつもの像としても見られる。
*参考イラストはこちら
●追憶の雨
●Why don't you dance with me?
秋山のために歌いますということで「hey! ツバサ」が「ア・キヤマ」になっている。
「Why do you dance with me?」と、ダンスバトルが始まるも
秋山がパフォーマンスしているときは興味なさげに床にねそべるなど
笑いの要素いっぱいで、でも、歌もダンスもかっこよく。
会場、大いに受ける。
<MC2>
汗だくで、上着を脱いだ光一に、会場はキャーキャー。
屋良がさきほどのWhy~でステージとステージの周囲の鏡の間にある空間に落ちたと告白。
「大丈夫だった?」とまずセットを気遣うフリを見せる光一。
リハ中なら怪我しているかも知れないけれど
本番ではお客さんの『怨念』で大丈夫、などと発言、ブーイングを誘う。
秋山が「『おんねん』じゃなくて『おうえん』って言ったんですよね」とフォロー。
数々の光一さんの暴言ぶりにつっこみを入れていた流れでだったか・・・
ライブでいつも「愛してるよ」とファンに言う剛と僕では表現方法が違うという話になり
「恥ずかしくて言えない」と言い張る光一さんに秋山がまたまたナイスフォロー。
とうとう「今日だけ言う」という約束をとりつけてくれた。
MCの間中ずーっとタオルを使いっぱなしの光一さん。
汗でぐしょぬれの髪が、MC中盤で、さらっと乾いていくのがリアルに見学できた。
隣の席の方も「もう乾いてる。早いよね」と連れの方に話しているのが聞こえてきた。
2枚目のアルバムは約束しない。したくない。
縛りがないほうがいい曲ができるとか。
しかし縛りがあって作ったのが(もう一曲と言われて急遽作った)Spica。
僕はあまり気に入っていないのだけれど、何だか評判がいいらしい。
首に掛けっぱなしのタオルを「光ちゃん、タオル取って~」と要求され
そろ~っとゆっくり、いい感じに取って見せる光一さん。
「意味はないんですけどね」と、またすぐに首に掛けてしまった。
ダンス振り付けコーナー
秋山の振り付け講座では光一さんはアシスタント的位置でフォローする役割。
腰振りお手本などで盛り上がったが
会場のみんなは覚えが悪くてなかなかうまくできず
「できな~い」「え~っ」ばかり。
「そろそろ後半戦へ・・・」というと「えーっ」
光一さんがそのまま言葉を続けて「もっと・・・」というと
会場からはもっと大きな「ええーっ」
「ちがう、『えーっ』がもっとじゃなくて!」に場内大爆笑。
「困った子達や、先生は心配だ」
「剛くんが言うところの『もっと愛し合おう』ってやつ、剛くんが言うところのね。
・・・僕の口からはまだ」と、気を持たせる光一であった。
●Spica
頭上いっぱいに小さな青い星のライト。
正面のモニターには星の天体写真。そしてイラスト化された星座図。
ここでメンバー紹介があって
●Shadows On The Floor
パンツの上に、半分が細かいプリーツになっているロングの巻きスカートがなかなか新鮮。
胸に太い横ストライプが1本入った黒タンク、赤系の軽めジャケット。
●One more XXX...
スティックを1本使ってのダンスがあって、この曲だったかも。
●SNAKE
後半ステージ上段に立って歌っているときに
ジャケット半脱ぎ(肩を出すだけ)になっている振りがあって
その姿がとても印象に残っている。
●ヴェルヴェット・レイン
ギターを弾く姿がかっこいい。
バンドの4人の声によるコーラスがいい。
●so young blues
右花道を進んだ光一が先端から客席に下りた・・・と思った。
直後、私の背後の通路をスタッフが光一に向かって走っていくのに気づいたが
演出かと思ったそれが「落下」だったとは。
そのまま歌いながら、客席脇をステージまで歩いて、スタッフの肩をかりて上る。
最後はみんな一緒にジャンプで締め&花火がパーン!
●下弦の月
おーっとこれは派手なナイトガウンか? という衣裳。
胸がはだけすぎじゃないかなー、きっと賛否両論に違いない。
モニターにはPVも流れつつ
全体に赤い花びらが舞い落ちていく映像への中、群舞。
●夜の海
SHOCKで見た海などの映像も使用。
●愛の十字架
前立てにKDマークが並んだ白いブラウス、サイドに銀の太い線が入った黒パンツ。
簡単な挨拶の言葉のあと冒頭はピアノ伴奏のみでスローに歌い上げた後アップテンポに。
最後には上段センター奥の大きな十字架の前に立つ光一で終わった。
客席から「アンコール!」のコール。
●+MILLION but -LOVE
グッズのKDマーク入りTシャツに銀色の飾りを加えたものを着て。
歌いながら「さっきそこで落っこちた」と花道を示したので
so youngでは演出でなく落下だったのだなと知る。
最後に、前のMCで約束してくれた一言を言ってくれ
「キャー」「おー(かな?)」で、終わり。
すべてのプログラムに満足・・・というか、ヨカッタ。
コメントを書いていない曲については、単に明確な記憶にはなっていないだけである。
前回のライブツアーほどには派手な演出はないけれど、全くの別物なのだ。
何と豊かな表現力、バリエーションの多さ、私はとても評価する。
蛇足ながら気づいたこと、モニター画面の方が実際よりもっと色白に見える。
9/13(初日)は
アリーナ14列4*番からの観覧であった。
近すぎない距離なので、バックダンスも視界に入ってくる
私的にはこれ以上はない理想のポジション。
バックステージがなかったこともあり双眼鏡は未使用。