■鑑賞日記

基本的に[ネタバレ]に配慮しておりませんので御注意下さい。そして概ね敬称略。

エデンの東@東京グローブ座

2005年05月09日 | ステージ・レポ
ジェームス・ディーン2部作の、もう一方。
二宮の『理由なき反抗』とは違って正統派の舞台構成だ。
家具などの小道具もリアルなものを使用。
回り舞台などは使用せず、舞台上での芝居の位置を違えて
自宅内(舞台向かって中央~右側、右端に大きな玄関ドアがある)
戸外を表す橋(舞台上部に大きく渡っている)
母親のいる売春宿の事務?室(舞台左側、左端にドア)の場面を表現した。
自宅のキッチンとベッドルームは、舞台上には壁がなく
素通しで隣室との関係を見せながらなど、効果的に使えるレイアウトに。
ふたつある少し小さいドア、右のドアの奥がキッチンである。
中央のカーテン越しにあるベッドは、売春宿の母が泣き伏すベッドであり
自宅の父が病に伏すベッドでもありと「見立て」を変えて使用。
それぞれの場面はライティングによって、さらに効果的に浮かび上がる。
必要ない景色は暗闇に隠れる。

主演の松本潤は好演していた・・・が、私には、ときどき
彼が「主人公」ではなく「マツジュン」に見えてしまうのであった。
台詞回しのクセのようなものからだろうか?
銀粉蝶の母親役はさすがであった。
彼女に引っ張られて松本もいい味を出していた・・・ような気がする。

終盤、客席からはすすり泣きも聞こえ
カーテンコールの何度目かでスタンディングで拍手がおくられた。
松本はメンバーと順にハイ・タッチ。
そしてもう一度登場し、観客にキスを投げると舞台奥へと消えた。

1階J列1*番
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