素晴らしいコングラを駆使して
謎の侵略者の存在をリアリティいっぱいにスクリーンに展開。
しかし、肝心の『伝えるべきSFとしてのポイント』は逃しているのでは、と感じた。
ダイハードよろしく危機をいくつもクリアする様子を見せて
それこそがエンタテインメントだということなのか。
最後はお決まりのヒューマンドラマにして盛り上げて、ただ『事件』だけがSF風。
侵略者が自滅した理由などは
最後の最後にナレーションで説明しただけ、な印象である。
スピルバーグなのに・・・いや、だからこそ?
コングラの進化にともなって、『ハードに頼りすぎてソフトが置き去り』現象が
クリエイティブ・シーンのあちこちで見受けられるようになって久しい。
表現すべきテーマよりもハイテク映像を作ることが目的化してしまうのである。
この問題と、何でもかんでも家族愛に帰結させてしまうアメリカ映画問題と
ふたつのことを思いつつ、H.G.ウェルズの世界としては残念。
謎の侵略者の存在をリアリティいっぱいにスクリーンに展開。
しかし、肝心の『伝えるべきSFとしてのポイント』は逃しているのでは、と感じた。
ダイハードよろしく危機をいくつもクリアする様子を見せて
それこそがエンタテインメントだということなのか。
最後はお決まりのヒューマンドラマにして盛り上げて、ただ『事件』だけがSF風。
侵略者が自滅した理由などは
最後の最後にナレーションで説明しただけ、な印象である。
スピルバーグなのに・・・いや、だからこそ?
コングラの進化にともなって、『ハードに頼りすぎてソフトが置き去り』現象が
クリエイティブ・シーンのあちこちで見受けられるようになって久しい。
表現すべきテーマよりもハイテク映像を作ることが目的化してしまうのである。
この問題と、何でもかんでも家族愛に帰結させてしまうアメリカ映画問題と
ふたつのことを思いつつ、H.G.ウェルズの世界としては残念。