■鑑賞日記

基本的に[ネタバレ]に配慮しておりませんので御注意下さい。そして概ね敬称略。

最近の漫画鑑賞など

2007年06月05日 | Weblog
いつもあまり外れのない小説家の作品を、気軽に読み進めたら意外な結末に至る。
意外なのは歓迎すべきところなのだが、今回は予想外に不快な情景描写に出会ってしまった。
上手な書き手なので、ストレートに入ってくるから余計に困りもの。
危うく、大人になって克服した『お肉』が、食べられない人に戻ってしまうところだった。

で、口直しに、久々に漫画本に手を伸ばすことに。

『あたしンち(けらえいこ)』シリーズあたりが気楽なのだが内容を覚えすぎているので
昔の作品『いっしょにスーパー(けらえいこ)』など読みつつ、未読モノ探し。
『ヒメママ(玖保キリコ)』『大阪ハムレット(森下裕美)』『蝉時雨のやむ頃(吉田秋生)』を入手。
いずれも面白く読めたので、数年後、詳細を忘れた頃にまた。

『大阪ハムレット』は『ここだけのふたり』の発展形とでも言おうか、深い。
全編大阪弁なので、かつての私なら受け付けられなかったかも知れないが
KinKi→関ジャニと、徐々に免疫が出来たおかげで、楽しめるヒトとなれて嬉しい。
ハムレットについて作中人物が「グジグジウジウジのただの甘えんぼちゃんやんけ!」という。
確かに・・・そしてSHOCKでのハムレットなど思い出す。

さらに、堤X浦沢対談で『20世紀少年・22巻』を買いそびれていたことに気づき
22巻と『21世紀少年・上』を購入し、1巻からでは長すぎるので21巻から復習しつつ読んだ。
上級の画力ですでにビジュアル化されている壮大で綿密に練られたこの世界を
堤監督はどのように映画化するのであろう、大変な仕事である。
皆が天を指し「ともだち」を信奉する集会シーンが何かを連想させる。
何とも言えない気分にさせられるシンボルマークの存在も・・・。

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