常楽院

福島県南会津町 真言宗

加藤精一猊下「お授け」御親化

2013-12-12 | Weblog
 目覚めると外は一面の銀世界、とうとう来たな。玄関の所を測ってみると11㎝。
 見ている分にはとってもきれい。でも、お昼頃には屋根や芝生を残して消えました。
 今夜も降るのかなーーー

 あやなみさんは、11月末に浅草竜泉界隈に樋口一葉の足跡を尋ねたとか、なかなか渋い旅ですね
 
 私は12月4日、仏教徒らしい経験をさせていただきました。
 奈良の長谷寺の加藤精一猊下をお迎えして「お授け」御親化が行われ、壇信徒さん達とお授けを受けてきました。
 「お授け」御親化とは、身と心を清め、お釈迦様が説いた、人が正しく生きてゆくために守るべき教えを授かり、仏様とご縁を結ぶ神聖で尊い儀式です。
 日本では、奈良時代に中国の高僧鑑真和上を招いて東大寺で行われたのがで始まりで、以来、現在も受け継がれている仏教徒にとっては大事な儀式です。

 猊下をお迎えしての「お授け」は、福島県では六十数年前に行われたきりだという事です。今回は加藤精一猊下が、是非会津で行いたいとおっしゃって下さり実現の運びと成ったそうです。
 しかも、普通はお寺で行われますが、今回の様にセンターのような所(猪苗代町交流館で行われました。)で行われるのは、きわめて珍しいということでした。
 
 そのため準備も大変だったようで、打合せから当日まで会津管内の真言宗豊山派のご住職さんたちが何度も集まって準備を進めてきたようです。
 常楽院の住職、副住職も参加させていただき、とても貴重な良い経験をさせていただきました。
 参加させていただいた私たちも、緊張の中良いご縁を結ばせていただき感激してきした。

 ちなみに人が正しく生きてゆくために守るべき教えとは
 1、不殺生 みだりに殺生をしない
 2、不楡盗 私欲に走り盗みをしない
 3、不邪淫 淫らな行為をしない
 4、不盲語 人を惑わす言葉や二枚舌を使わない
 5、不飲酒 心身を乱す酒は飲まない
 と言うことでした。
 
 当たり前のことですが、しっかり守ろうとするとなかなか大変なのかもしれません。我が家の住職が一番守れそうに無いのは、やっぱり5番でしょうか
 でも、いつも楽しく心を乱さないお酒なのでいいのかな
 住職に言わせると、お酒ではなく般若湯(智恵のわきいずるお湯)だとか・・・・


 加藤精一猊下を囲み、準備から儀式、片付けまで取り仕切った皆さん


 加藤精一猊下 平成26年4月から全日本仏教会の会長になられます。


 殆ど作業着でブログに登場する常楽院住職(向かって右)。たまにはこんな姿もするのです。と言うより、本業はこちらなのです。

かすみそうさん、私も毎日植物に水をあげたり枯れた枝や葉の始末をしながら元気をいただいています。大変ですが、大変さを楽しみましょう。 

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1 コメント

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冬至 (あやなみさん)
2013-12-13 20:05:18
あまりに恐れ多い画像に言葉が見つかりません・・。
六十数年振りですか! 豊山派恐るべし!

冬本番を迎え、夜明けが遅くて起掛けが辛い朝、    早く冬至が来ないかなあ と思う今日この頃。
どうか雪にも負けず、寒さにも負けず、
お健やかによい御歳をお迎えくださいませ。
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