常楽院

福島県南会津町 真言宗

お寺のクリスマス

2012-12-24 | Weblog
今日の天気予報はホワイトクリスマスの所が多いとか。
巷ではクリスマスケーキやご馳走をたべ、プレゼントの交換をしていることでしょう。

常楽院は やっぱりホワイトクリスマス と言っていいのかな?
クリスマスはイエズ様のお誕生を祝う日、お寺とは関係ないのでクリスマスは祝わないのが普通ですが、常楽院の境内にあるお堂の一つ「子安観世音様」は別名「マリア観世音」と言います。
小さな石の観世音様ですが、額に十字がきってあり腕に赤ちゃんを抱いています。子の赤ちゃんがイエス様だと言われています。
キリシタン禁止の頃、この地域のキリスト教の人はこの石像に深く頭巾を被せ十字を隠し、子安観世音としてお参りしていたのだそうです。そしてその頭巾は決して外してはいけないきまりだったそうです。

今でもこの地域では、妊娠したり赤ちゃんが生れたりするとお参りをします。
中には着物や頭巾を作り観世音様に着せて、子供の健やかな成長を祈念する人もいます。
でも残念な事に最近は子供が少なくなり、お参りする人も少なくなってしまいました。

で、常楽院では盛大にクリスマスを祝うことはしませんが、毎年クリスマスリースを飾りささやかにイエス様の誕生日を祝います。
仏様でもキリスト様でも神様でも信じることが出来る、そんな信じられる気持ちが大事だと思っています。


このリースは知的障がい者の施設の方が作ったものです。綿が入った優しい手触りのリースです。

  
ホワイトクリスマスです。
このリースは同じ職場で働いていたTさんが2年前に作って下さったもので、蔓や松ぼっくりなどの材料も旦那様と二人で山で採取した物です。それを今年も少し手直しをして飾りました。

明日は御詠歌の練習日、お茶菓子はいちごショートにしたいと思います。


あやなみさんのお家は花園のようですね。花のある居間 暖かい幸せな気持ちになりますね。