常楽院

福島県南会津町 真言宗

しんごろう(郷土料理)

2012-12-04 | Weblog
今日は朝から雨模様。
昨日はすっきりと気持ちよく晴れ、青空がとってもきれいでした。
そんな気持ちよい大気の中で、我が常楽院職員(と言っても2人ですが)は相変わらず庭の落葉集め、やってもやっても次から次へと舞い落ちてきりが無い トホホ・・・
いや、きりがないことは無い、周りを見渡せば木々の枯れ葉はもう殆んど落ちている。ヤッター  後は強い風の日に杉の葉が散るくらいかな

  
枯れ葉は堆肥に 「油粕を入れるといいよ。」「粉糠を入れると良い堆肥が出来るよ。」「杉の葉は油があるので入れないほうがいいよ。」等等 皆さんいろいろ教えて下さいます。良い堆肥が出来るといいな!
と言うわけでご指導に基ずき、杉の葉は取り除いて・・・結構大変です。

先日町内のちゃんこやさんで今年初めてのしんごろ(しんごろうらしいのですが、私は小さい頃からしんごろと言っていたのでしんごろで)をいただきました。うまかったー
昔は新米が出来ると、どこの家でも半殺しにしたうるち米を俵型に握り、じゅうねん(えごま)のお味噌をぬって囲炉裏で焼いて食べました。
それぞれ自分の反対側のしんごろを見て「○○ちゃんの前のしんごろこげてるよ。」「アツ!それ落っこちそう。」 賑やかな声の中、味噌のこげる香ばしい匂いに食欲がそそられ競争で食べたものです。しんごろにはじやが芋、里芋、人参、大根、ねぎなど野菜が沢山入った鯨汁が付き物でした。今は鯨肉は高級でなかなか食べられません。
熱い鯨汁と香ばしいしんごろ、そして温かい囲炉裏の火と家族の笑い声で身体もこころも温かくなったものでした。懐かしいなー
今回はちゃんこやさんだけに、里芋、大根、白菜、海老、ホタテ、鶏肉等が入ったちゃんこ鍋でした。
 
こんがりと焼けたしんごろ とっても美味しかったです。最近は上品に皿に取り箸で食べる人も多いのですが、こうやって大きな口をあいて串のまま食べる方が美味しい気がします。昔はもっと大きくて、口をあくのがたいへんだったなー
食い気が逸り囲炉裏の鈎吊るしに吊るしたちゃんこ鍋を撮るのを忘れてしまいました。

アマデバリアは東京ドームの国際蘭展で数年前「インカの○○」(忘れちゃいました。)紹介されていて、小さくてかわいい蘭だなと思って見て来ました。それが昨年新潟県安田の蘭展で売っていたので求めた物です。昨年は咲いているものを買ったので楽しめましたが、今年も咲いてくれて嬉しいです。