じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

第96回全国高校サッカー選手権大会展望

2017-11-25 16:14:17 | 高校サッカー

※組み合わせ

  青森山田 青森
  草津東 滋賀
中京大中京   愛知
長崎総合科学大附   長崎
清水桜ケ丘   静岡
高川学園   山口
北陸   福井
日章学園   宮崎
関東一   東京A
佐賀東   佐賀
  流通経済大柏 千葉
  大分西 大分
     
  遠野 岩手
  作陽 岡山
日本文理   新潟
立正大湘南   島根
旭川実   北海道
宜野湾   沖縄
秋田商   秋田
神村学園   鹿児島
昌平   埼玉
広島皆実   広島
  三重 三重
  矢板中央 栃木
     
  大阪桐蔭 大阪
  羽黒 山形
明秀日立   茨木
高知西   高知
星陵   石川
松山工業   愛媛
実践学園   東京B
滝川第二   兵庫
帝京可児   岐阜
徳島北   徳島
  上田西 長野
  京都橘 京都
     
   桐蔭学園 神奈川
  一条 奈良
山梨学院大附   山梨
米子北   鳥取
仙台育英   宮城
髙松商   香川
富山第一   富山
東海大星翔   熊本
尚志   福島
東福岡   福岡
  初芝橋本 和歌山
  前橋育英 群馬

 

インターハイや各都道府県予選から察せられる県のレベル、ここ一番での勝負強さ、攻守に決め手があるかどうか。またプレミア、プリンス、各都道府県のリーグ戦から察せられる地力の高さといった観点に基づいて、優勝候補や各ゾーンの行方を占ってみたいと思います。

 

※青森山田~大分西のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:流通経済大柏

インターハイとの夏冬2冠を狙う流通経済大柏、選手権予選でも市立船橋など強豪ひしめく千葉県予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは守備が決め手となるだけのものを誇るかと思われ、さらには同大会だけでなくプリンスリーグでも、最終節で勝利し逆転でプレミアリーグ参入戦への進出、さらには参入戦では大阪桐蔭との激闘を制するなどして来期のプレミアリーグ参入を決めたあたりに半端ない勝負強さを感じるだけでなく、地力も相当なものがあるかと思われ、トータル的に見て優勝候補の筆頭に挙げても良いだけのものを誇っているかと思われます。一発の力を秘めていそうな日章学園に地元の関東一あたりが序盤の関門になってくるか。準々決勝の相手はメディア予想として優勝候補NO1に挙げられて見える青森山田かと推察される。冬2連覇を狙う同校は地力では今大会NO1かと推察される。プレミアリーグでユースの強豪に交じって学校のチームが優勝争いをするというのは簡単にできることではない。決め手、勝負強さというものが大会中に感じられるようになれば、連覇も現実味を帯びてくるであろう。プリンスリーグ九州で2位に入った長崎総合科学大学付属、さらにはサッカーどころ静岡代表の清水桜ヶ丘(かつて清水市立商通称キヨショウ)あたりがまずは立ちはだかってくるかと思われます。

 

※遠野~矢板中央のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:矢板中央

インターハイ出場こそ逃したが、そこからチーム力を上げて見える学校が矢板中央以外にも存在する県予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手であり勝負強さの証明。さらには地域リーグでも首位であることから地力も高いと推察され、注目度は低いが、いわば隠れ優勝候補的な存在かと思われます。このゾーンでメディア的に注目度の高い昌平や広島皆実、作陽、神村学園、旭川実など名門、常連が多く名を連ね、混戦も予想されるかもしれません。

 

※大阪桐蔭~京都橘のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:大阪桐蔭、滝川第二

大阪桐蔭はインターハイ出場こそ逃すもその後選手権予選まで無敗で突っ走る。激戦の大阪府予選を全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手及び勝負強さの証明。さらにはプリンスリーグ関西を独走で制した地力は総合的に見て優勝候補に推せるだけのものを十分に誇るかと思われます。プレミアリーグ参入戦で流通経済大学柏相手に激闘の末PK負け。悔しさと全国でもやれる自信を掴んだかと思われ、首都圏開催になって以来初の、大阪代表の全国制覇への期待がさらに高まった。滝川第二もインターハイ出場こそ逃すも選手権予選ではプレミアリーグに所属する神戸弘陵を下すなど全試合1失点以内に抑えたディフェンスは決め手、勝負強さの証明と思われ、県のリーグも制し来季のプリンスリーグ関西参入を果たしたことから地力も高いことが推察され、こちらもまた今大会それほど注目されてないながらも、優勝候補に推せるだけのものは十分にあるかと思われます。初戦の相手となる地元の実践学園戦を乗り切ることができれば、波に乗ることも十分考えられるかと思われます。この2校に京都橘も加えた近畿勢中心の争いが予想されるゾーンですが、近畿以外での注目は明秀日立かもしれません。注目度は低いですが、茨城県予選を全試合スコアメイクしての選手権出場、さらには県のリーグでも上位をひた走り高い地力を誇ることが推察され、決め手、勝負強さが大会中に出てくれば、優勝争いに割って入る可能性を秘めているかと思われます。他、名門星陵がどんな戦いを見せるかも注目かもしれません。

 

※桐蔭学園~前橋育英のゾーン

当ブログ推薦の優勝候補:前橋育英、東福岡、

前年度準優勝校であり今年のインターハイでもベスト4に進出した前橋育英は、選手権予選でも全試合1失点以内に抑えたディフェンスで決め手と勝負強さを証明。さらにはプリンスリーグ関東を制し高い地力を証明。プレミアリーグ参入戦でpk負けして来期のプレミアリーグ参入を逃すなど、惜しい戦いがここ数年続いている。選手権初優勝をこの大会で果たし、歓喜の和を作ることができるかに注目が集まる。。東福岡もプレミアリーグでユースの強豪に交じって上位をキープ、選手権予選では全試合1失点以内に抑え地力の高さと決めて、勝負強さいずれも兼ね備えていることを証明。前橋育英同様、優勝候補に推せるかと思われます。さらにはプリンスリーグ北信越を独走で制し来期のプレミアリーグ参入も決めた富山第一、プレミアリーグでユースの強豪に交じり来季の残留を果たした米子北も地力は高いものがあるかと思われ、決め手、勝負強さといったものが大会中に出てくれば、優勝争いに割って入る可能性もひめるかと思われます。この米子北と山梨学院大学付属の対戦は1回戦屈指の好カードかと思われます。他、レベルの高い神奈川を制した桐蔭学園は勝負強さはありそうで勢いに乗ると怖い存在。対する一条も一発の力は秘めていそうでこちらも予断を許さないカードかと思われます。このゾーンが最激戦区であるかと思われます。

 

大阪の高校サッカーの戦いを見る限りでは、サッカーという消耗の激しいスポーツにおいては、いかに強豪との潰しあいを避けることが出来るかも、ト━ナメントを戦い抜く上では大事かと思われ、それが全国の戦いでも当てはまるなら、いかに巡り合わせに恵まれるかといった、運の要素、も、ト━ナメントを勝ち抜く上では必要になってくるかもしれません。どこが運を掴むか?にも、注目かもしれませんね🎵