じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

11月19日 大阪桐蔭 大阪朝鮮 東海大仰星 関大北陽 常翔学園 大阪産業大学付属

2017-11-19 08:55:39 | 高校ラグビー

※FW

体格
大阪桐蔭:プロップの1番木村くんは準決勝では途中出場だったと思います。1人メンバーが違うだけでチ━ム全体の印象が変わるくらい、大きさを感じるFW陣でした。
東海大仰星:前五人は大型。第3列は大きさはやや物足りないも骨太感はあり、体格に穴はなし。
常翔学園:2月より大きくなっておりサイズに穴がほとんどなしという春の印象と変わらず。1から4はでかく5から8はでかさはやや物足りないも骨格はしっかりして見えました。
大阪朝鮮:一列目は大型でした。
関大北陽:なかなかの大型FWでした。特に前五人は全国レベルの体格でした。
大阪産業大学付属:特別大きくはないですがサイズに穴はなし。という新人戦の時と印象変わらず。
 
スクラム
大阪桐蔭:先週と違って相手ボ━ルは常に押し込んでおり、マイボ━ルでも相手に圧力をかけることができてました。
東海大仰星:相手が大型だったこともあり、ほぼがっぷり4つでした。押し込めなかったのか無理にそうしなかったのかは何とも。
常翔学園:どちらかと言えば優位に進めてました。
関大北陽:全国クラスのFW相手にほぼがっぷり4つに渡り合えてました。
 
モール
大阪産業大学付属:敵陣では巧みに組んで、自陣でも巧みに守ることができてました。
 
 
ラインアウト
 
 大阪桐蔭:先週に続きマイボ━ルで奪われる場面が目立ち、課題として残ったかと思われます。スロワ━とジャンパーの呼吸が合ってないように見えました。
東海大仰星:安定していたように思います。
常翔学園:相手に絡まれたときの対応に課題が残って見えました。相手ボ━ルにはよく絡めていたと思います。
大阪朝鮮:相手ボ━ルによく絡めていたと思います。
大阪産業大学付属:マイボ━ル奪われてましたが相手ボ━ルにはよく絡めてました。
 
 
集散の速さ
大阪桐蔭:まずまずだったと思います。 
東海大仰星:例年通りの全国クラスの出色の速さです。
 常翔学園:例年どおりの速さだったと思います。こちらもこの部分は全国クラスの出色の速さ
関大北陽:相手の速さに必死でついていってる感じに見えました。
大阪産業大学付属:こちらも相手の速さに必死でついていってる感じに見え、決して負けてませんでした。
 
※BK
体格
大阪桐蔭:一部にはまだまだ線が細い選手もいますが、そうした選手をなるべく相手の圧力がかからないポジションで起用し、彼らの能力を活かす工夫を感じる布陣に映りました。
東海大仰星:縦目のでかい選手が多かったのが、やや気になりました。
常翔学園:SO高桑君、FB山川君の骨太感が印象に残りました。
大阪産業大学付属:特別なものはないですが、サイズに目立った穴は感じなかったという、新人戦の時と同様の印象をもちました。
 
展開力
大阪桐蔭:スピードは全国レベルで見ればややもの足らないも、ハンドリングには見るべきものはありました。
東海大仰星:春先同様、当然のごとく相手についてこさせない場面が多々あり、スピードは今季も全国トップレベル。ただ、そのスピードに自分たち自身がついていけず、ノックオンが多発していたのは気になりました。
常翔学園:今季も展開スピードは出色。1980年代から1990年代中盤にかけての、かつての天理や熊谷工業、俗に言う軽量商業(西陵商業)高鍋といった小柄なチームの華麗なハンドリングラグビーを観ているようという新人戦の時と印象は変わりません。
大阪産業大学付属:SO松永主将を中心としたハンドリングラグビーには見るべきものがあり、この選手の突破力が、最後まで効いてました。
 
 
キック
大阪桐蔭:CTB恵良12はこの日も、安定してました。PGは難しい角度を決めてくれれば大きいですが、まずは決めれる角度を確実に決める。これを日によってではなく安定させること。そういう意味では、このキッカ━の存在は大きいと思います。
東海大仰星:ウイングの選手が努めてましたがこの日は今一つでした。春先と同じ選手が蹴っていたかと思われます。
常翔学園:SO高桑君が蹴ってましたので、これまでと同じ選手が蹴っていた可能性が高いかと思われます。これまでよりも随分精度が上がって見えました。難しい角度も含め全て成功でした。
大阪産業大学付属:先制トライ後のほぼ正面のを外す。こういうことをしていると、いくら勝利が迫っていても勝てません。来季以降の課題となったかと思われます。
 
 
タックル
大阪桐蔭:好タックルが見事に刺さった場面もありましたが、全体的にはこの日も甘い場面が見え、しばし相手のロングゲインを許していたのは気になりました。
東海大仰星:出足の鋭さには見るべきものがありましたが、それがために相手に穴を与えることにもなってしまっていたのは気になりました。
常翔学園:相手の核になる選手を最後まで止められず。飛び道具をもつ相手への対応が、課題として残りました。
 
 
大阪桐蔭:大勝にも課題が多く残る内容だったかと思われます。相手のあたりが特別なものには見えなかったにも関わらず接点でノックオン多発。不安定なラインアウト、タックル等々。おそらくBシ━ドには選ばれるかと思われ、となると初戦は12月30日、まだまだ時間はありますので、それまでにどこまで仕上げることができるかかという印象は先週から変わらず。FL6番、第一列でもおかしくない体格の選手の縦に突っ込んでいく動きの強烈さが先週も今週も印象的でしたが、奥井君、一年生なんですね🎵全国では今季もまた、奥井君などFWの強さを試合に、大会に色濃く反映させることができるかどうかが、上位進出の鍵かと、思われます。全国ではシード校同士の戦いになかなか勝てない同校ですが、今年は1月3日までは来る力があると思います。
 
東海大仰星:BK陣の今後の成長が全国での上位進出のかぎとのこれまでのの印象から未だ変わりなし。展開力は今季も出色なだけに、全国初戦となりそうな12月30日までに、どこまで各選手の体格に骨太感が出てくるかかと思われます。こちらもまた、Bシ━ドには選ばれるかと思われます。まるで野球の大阪桐蔭ばりに、背番号とポジションが違い、ゲ━ム中もどんどん変えていく戦いぶりが、特徴的でした。現状の全国での立ち位置は大阪桐蔭同様、1月3日までは来る力があるはずかと思われます。
 
常翔学園:春先から大きく印象は変わりません。実績ないから珍しくノーシードになるのかな?との印象も変わらず。Bシ━ドに選ばれるには、9月に公式戦で大阪桐蔭に勝ったことを評価してもらえるかどうかなのかとも思いますが、過去にその時期の公式戦が評価された例は、私自身は聞いたことがありません。ただ、力的には、元旦までは来る可能性が高いかと思われます。
 
※大阪朝鮮
強敵を撃破し大きな目標を達成するには、ここぞの場面で待っていては、それは叶いません。そうした場面で向かっていく力を身に付けることが、来季以降の課題かと思われます。
 
※関大北陽:完敗喫したとはいえ、全国クラスの強敵相手に、野球で言うところのコ━ルドを免れ9回までやりきった内容には、見るべきものはありました。同校は毎年、体格には見るものがあるだけに、今後台頭してくるかもという印象は、例年同様変わりません。
 
※大阪産業大学付属
新人戦の頃よりチ━ム力を上げて、これまでで最も全国に近づく戦いぶりでしたが一方で負けるべくして負けた部分もあり、接戦のスコアほどの惜しかった感はなし。先制後の簡単な角度を外して二点をふいに。終盤追い上げさあ逆転と機運が高まった直後にノックオンなど、ここぞの場面でミスをしたり何でもない場面でもミスをしたりしていては、いくら競っても全国にはたどりつけません。いかにひとつひとつのプレ━を大事にするかが、来季以降の課題かと思われます。それがプレ━から見てとれたとき、全国へとたどり着くのかと思われます。