じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

阪南大高 明星 大阪桐蔭 四條畷

2018-07-16 19:02:03 | 高校野球

✳投手力

阪南大学高校:エース左腕祝原君、オーバーハンドから夏を制するに及第点なストレート投げてました。

明星:エース左腕の森本選手、オーバーハンドにしてはやや肘が下がりすぎて見えたのは気になりましたが、阪南大学高校のエースと少なくとも同レベルのストレートは投げていたように思います

大阪桐蔭:柿木君が7回完封。東海大相模との練習試合でも感じましたが覚醒の予感を感じさせます。高校時代の藤浪を凌ぐだけの迫力を感じます。以前ほど投げ終えたあと一塁側に体が流れることが少なくなった分、フィールディングも良くなって見えました。三振の数は特別なものではなかったように思いますから、ほどよい力加減で相手を威圧するストレートが投げられているものと思います。この日はストレートとスライダーだけで投げきって見えました。

四條畷:関西創価戦に続き2年生エース右腕坂井君が完投。9失点した関西創価戦同様、終盤は足の踏ん張りが効かずそのときと違い猛暑の日差しをもろに浴びている状況でしたから熱中症が懸念されましたが、6回のピンチを凌いで7回まで持ち込むなど、最後までよく投げきったと思います。

 

✳打力

阪南大学高校:特別なものは感じませんでしたが、そこそこのレベルにあると思われる相手エースを攻略。秋、春と続く公式戦全ての試合で4点以上をこの日も継続。派手さはありませんが南大阪を勝ち抜くだけのしぶとさはあると思われます

明星:チームとしての得点力に特別なものは感じませんでした。結果論かもですが先制して明星の流れにあると感じられたなかで先頭打者が仕掛けたセーフティーが、分岐点になったかも知れません。

大阪桐蔭:順調に9得点しましたが凡フライを相手が深く守り過ぎてヒットにしてくれた、相手のイージーミスがなければあの得点はなかった、など相手の力が上がればなかったと思われる得点がかなりあり、決して手放しで喜べる9得点ではなかったように思います。

四條畷:ただでさえ豪腕なうえに脱力感まで身につけた柿木の前に力負けは否めませんでしたが、各選手振りきることが出来ていた分、ヒットはわりかし出ていました。振りきっているからこそのしびれるテキサスヒットが多かったのもしびれましたね😃4回だったかの無死1,3塁のチャンスを活かせれば、もう少し長いイニング試合できたかもです。

 

✳阪南大学高校

守備走塁に特別な印象はありません。今季公式戦全試合4点以上は継続中だったと思われ、しぶとさを感じる得点力を武器に、南大阪を制し久々名門復活全国の舞台に、の可能性はあるかと思われます。

 

✳明星

秋は全試合3点以内に抑える。春は初戦で点の取り合いの末敗れるも、この試合で主戦格の投手は少なくとも先発はしなかったのでは?との仮説を元に投手中心の守りのチームと推察しながら見てましたが実際、どちらかと言えばそういうチームに見えました。それだけに4点目が相手に入った時点で厳しいかなとは思いました。こちらもチームとしての守備走塁に特別なものは感じませんでしたが、1番センターの右投げ左うちの井平選手は攻守に見るべきものがありました。強く振れますし肩も良く正確な送球。大学で活躍してるかもですし、ひょっとしたらその先のプロもあったりして❗ですね😃

 

✳大阪桐蔭

守備走塁、特に守備は今さら言うまでもなくこの日の4校のなかでは別格です。このチームが史上初の2度目の春夏連覇を成し遂げるには春同様、主戦投手が全試合3点以内に抑えることかと思われ、それを春同様、投手根尾が主にやることが出来るのかと言われれば、投手根尾、に、高校当時の投手藤浪、と同等のものを夏も求める事が出来るかと言われれば、体格と高いレベルでの力量という点で確率フィフティフィフティかと思われ、そういう意味でも、体格と投手としての雰囲気、オーラが感じられる柿木投手の仕上がり加減が鍵かと感じてましたが今のところ非常にいい感じできているかと思われます。予選決勝までの日程を逆算して考えると、この日柿木できたということは、やはり決勝など肝心要は根尾で考えてるかとの推察も出来るかと思われ、その場合はこの日の初戦も含めると柿木柿木柿木根尾柿木根尾、もしくは柿木柿木根尾柿木柿木根尾と決勝までの先発ローテーションでくることが推察されますが、私が知る限りでは、直近の試合で投手根尾、は聞かず、ひょっとしたらこの大会は柿木横川で先発回したいとの事情があることも考えられ、その場合は、柿木柿木横川柿木横川柿木、とかも考えられるかも知れません。現時点でまだそこまで決めていない可能性も十分考えられ、いずれにしても、時がくれば答えは分かるかと思われます。

 

✳四條畷

関西創価との我慢比べから中2日での大阪桐蔭との試合でしたが、特に心の疲れがとれないままに大阪桐蔭戦を迎えたように見えました。それまでは見られなかった守備のミスが多く見られ、相手の個々や学校名を過剰に警戒して平凡な外野フライを深く守りすぎてヒットにしてしまったり舞洲の広さや風を最後までつかめていなく見えましたので、経験の不足もこの日のような試合に影響を及ぼして見えました。もう少しやれた感があるだけにやや残念な結果、内容になってしまって見えましたが、最後まで集中切らさずゲームを壊さなかった点はよかったと思います。バッテリー含め下級生が多く残るだけに、この日の経験を活かして、深すぎた外野の守備位置など、どんな強豪相手にしても、相手を意識しすぎず普段の自分達の野球が出来るようになれば、きっと全国クラスの相手にももっと食らいつく事が出来るようになるかと思われます。守備の動きだけなら、あの大阪桐蔭相手にも決して負けていませんでした。



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