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スポーツジャーナリストもどき

10月22日 智弁学園 京都翔英 大阪桐蔭 龍谷大平安  神戸国際大学付属 近江

2016-10-22 06:38:37 | 高校野球

※投手

智弁学園:背番号10の小柄な左腕岩井君10は思いのほか良い。ストレートは手元でよく伸び変化球も回を追うごとに切れてきた。ベース付近から曲がるため打者は見極めがしづらい。コントロールも良く先発として十分にゲームを作れる。終盤は本格派右腕の松本君1が登板。ストレートは球速そのものもかなり出ていそうで、ゆったりしたフォームから見た目の威力も十分に感じられるものだった。奈良県予選のほとんどを岩井ー松本のリレーで勝ち上がったというのもうなずける両投手の内容だった。
京都翔英:最後に投げた主将の阿部君6が本職遊撃手ながら投げてものびのあるストレートを、短いイニングながら投げていた。
大阪桐蔭:右腕の徳山君1はストレートの走り、変化球もベース付近からよく切れていたが、右肘に死球を受けた影響が懸念される。
龍谷大平安:1年生右腕小寺君1は好投手でした。伸び、威力あるストレートにスライダーの切れも抜群、制球も良く先頭打者になど内をつきにくい場面でも膝元をズバズバ突くことができていた。同じく1年生右腕の島田君10も粗削りながら力がある。
神戸国際大学付属:スリークオーター左腕黒田君1は聞きしにまさる素晴らしい投手。特にストレートの切れが素晴らしい。見てて惚れ惚れする左腕は広島新庄の堀、いやそれ以上のものを彷彿とさせるものがあり、来年のドラフト上位で消える可能性も感じさせた
近江:滋賀学園を9イニング換算で3点に抑えた継投は、近畿大会では残念ながら実を結ばなかった。
 
※打力
智弁学園:春全国制覇した旧チームより打線は上との印象を受けた。強力打線である。
京都翔英:打線は近畿レベルで見ても及第点、単に振れるだけでなく、捉える能力の高い打者が多かった。投手のところで少し触れた阿部君のシュアなバッティングにドカベン捕手川本君2左打ちの振りの強さが印象に残りました。
大阪桐蔭:好投手小寺君を攻略。調子は上向いているとみていいか。この日は福井君が外れ福島シニア出身の1年生中川君18左打ちがファーストに入り2番。貴重な追加点となる3ランを右中間にぶち込んだ。
龍谷大平安:1年生のリードオフマン松岡君8左打ちが、徳山君から2安打と気を吐いた。
神戸国際大学付属:誰が特別どうのこうのではなく、チームとしてしっかり振れる良い打線だった。
近江:1年生の4番打者北村君7は大柄で雰囲気あり、バッティングそのものも怖さがあった。
 
智弁学園:チームとしての守備は動きは鋭い。走塁も及第点か。旧チームからの主力の遊撃手太田君6やファースト畠山開君3の守備の動き、太田君に関しては華麗なだけでなく堅実なグラブさばきも印象的だった。これまた旧チームからの主力福元主将9左打ちの走塁の鋭さも印象的でした。
京都翔英:阿部君は遊撃の守備でも動きの良さが光る好選手。ドカベン捕手川本君は体に似合わず俊足だった。守備次第では旧チームの捕手石原君のように、ドラフトにかかるかもしれませんね。チームの課題は投手力の向上か。
大阪桐蔭:この日はファーストに本職セカンドの1年生中川君18が入り外野はレフトから1年生の藤原君8,センターに同じく1年生の根尾君9,ライトに山本君7といった布陣。走塁は近畿初戦ということもあったのか手堅くいっているように見えた。
龍谷大平安:守備は個々の動きや一つ一つのプレーは決して悪くなかった。課題は打力向上、各選手の体作りか。
神戸国際大学付属:守備走塁も及第点のものがあった。
近江:試合前ノックの動きは良かったです。課題は軸になる投手の育成と打力向上か。


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