茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記25年7月9日「胆嚢の腹腔鏡による摘出体験記。」

2013-07-09 19:12:41 | 日記
腹腔鏡による胆嚢摘出手術を受けて来ました。

入院期間は7日間で、水曜日に入院して初日はエコー、胃カメラ等の各種検査で終わり、2日目の木曜日の午後からの手術となりました。

Drの説明では血管の癒着等の状況で開腹手術になるか腹腔鏡手術になるか分からないと言う事でしたが何回も胆石発作を起こした私には切らないという選択肢はありませんでした。

手術室で先ず硬膜外麻酔のために腰椎付近を穿刺して麻酔のチューブを固定、その後に全身麻酔を受けた訳ですが、当然ながら手術の間全然意識がありません。

妻の話によれば手術は2時間程で終了し、その後に麻酔が醒めるのに1時間位掛かったそうです。
私自身は目が覚めたらICUのベッドに寝ていた訳ですので「あれ!もう終わった。」という感じです。

手術でメスを入れたのは胸骨体下端と臍の中間付近と胆嚢部と臍と右の帯脈穴付近の4箇所ですが、右の帯脈穴付近はドレンの穴らしい。

一番大きく切ったのが臍の部分で切除した胆嚢をそこから取り出しました。他の部分の切り口は本当に小さくDrに聞いたら縫合はしていないというのです。切り口が小さいと自然に塞がるらしいのですがシートが貼ってありました。臍だけは縫合してありますが溶ける糸だそうです。

手術後の痛みなのですが、手術当日は、臍の手術痕が引き攣れる感じが一番痛く感じました。

当初の予定通り手術の翌日の金曜日には歩いて一般病室に戻りましたが、Drから『出来るだけ歩いてくださいね。』と言われていましたが、硬膜外麻酔のチューブと尿道カテーテルが入った状態で点滴台を持って歩くのは少し難しい感じです。

熱も手術の翌日は37.6℃出たので、本格的に歩き出したのは尿道カテーテルと硬膜外麻酔のチューブが外れた術後3日目の土曜日からでしたが、その頃には熱も下がり痛みも治まり、偶に臍の縫合が痛むくらいでした。

術後4日目の日曜日は歩行も楽になり、術後5日目の月曜日に回診に来たDrから『もう退院しても良いですよ。』と言われましたので術後6日目の火曜日の午前に退院しました。

摘出した胆石を後で見せて貰いましたが、胆石と言うと丸いイメージがありますが、私の胆石は平たい板の様な感じで最大の物は一辺が6~7mm位ありました、その様な石が大小取り混ぜて10個位ありましたので胆石が出来やすい体質なのかも知れません。

ブログ上部の画像が摘出した胆嚢の中から出た胆石ですが見て分かるとおりゴツゴツした角があり胆管に落ち込むと痛そうです。

石が胆管に落ちるたびに胆石発作が起きる可能性があったので胆嚢摘出を手術して良かったと今では思いますし、腹腔鏡で手術出来たのは幸いでした。

腹腔鏡手術でなく開腹手術であれば入院7日「術後6日」で退院は無理ですし体の負担が全然違います、医学の進歩は素晴らしいと本当に思いました。





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