茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記3月23日「腰痛+花粉症の鍼灸治療」

2012-03-23 21:09:46 | 日記
毎週金曜日は母校の付属治療室で鍼灸治療を担当しています。
今日は季節柄か「腰痛+花粉症」の人が多かったですね。
花粉症でクシャミをして、そのショックで腰痛になったり、結構背筋が攣ることがあるみたいです。
今日の患者さんは全て「積聚治療」の腎積腎虚症でしたが、東洋医学では「腎は腰の府」と言われていますので、セオリー通りと言うことになりますね。
東洋医学では「腰痛」の様な実際の症状は「標」と言い、「本=原因」である腎の気が虚しているのが原因で「腰痛」の症状が出ていると考え、「腎の気の虚」を補うことで「腰痛」も治ると考えます。
具体的には、五行の考え方に基づき「腎=水」とその母である「肺=金」を補います。ここで気づくのは、「花粉症」は鼻アレルギーで、鼻に関係の深い臓器は「肺」であると言うことです、「肺=金」の気が虚しているから、「腎=水」の気が虚して「腰痛=腎虚」が起きたと言うことも一つの見方であると思います。
「積聚治療」の腰痛の治療は前回ブログで御紹介の通りで、膀胱経2行線と脊際と督脈を使用し、最後に四総穴の一つである委中と太谿を遠部取穴し治療したら「腰痛」は直ぐに主訴が取れましたが、問題は「花粉症」でした。
「花粉症」も本治法で治療すれば「冷え=精気の虚」が取れて体が温まり、それだけで治る訳ですが、今日は補助治療で最近使っている、上星・上迎香・合谷・足三里を使用して治療してみました。患者さんから「鼻の通りが良くなった。」と好評でした。

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