「ことぶき堂鍼灸院」では東洋医学的な人体観に基づき鍼灸による「妊活・不妊症」治療を行っております。
鍼灸治療で母体となる女性の体調を管理・調えることは妊娠するために非常に重要な要素です。
妊娠に関係が深いとされる臓腑は肝・腎・脾であるといわれています。
肝は過度の怒り(怒る・イライラするということ)が起きると、精神上の激しい刺激を受けてその正常な働きができなくなり、酷いときは吐血まで引き起こすことがあるといわれ肝はストレスが影響を与えやすい臓腑であると考えられます。
肝経の血の流れ、特に、骨盤内の流れが悪くなることにより、冷え症・お血が出現します。
女性の場合、骨盤内に子宮という血液を集めたり、出したりを繰り返す臓器があるために、月経がスムーズに繰り返さなければ、血という形で滞った悪い血が溜まってきます。
このお血の状態が進むと、軽い症状としては頭痛・肩凝り・月経前のイライラ・めまい・足の冷えとして現れます。
卵巣・子宮の存在する骨盤腔の中の血流を良くすることは当然のことながら、生殖に関係するホルモンの分泌を調え、消化器系の機能を調える事が卵の発育には欠かせません。
鍼灸治療は気・血・水の流れ・陰陽バランスを調える治療であり、また自律神経の興奮を鎮静化させる効果があります。
鍼灸を用いて、経脈上のツボを刺激することによって女性が本来持っている力を引出し、卵巣と子宮の機能が高まると、妊娠し易い体質へと改善されていきます。
当院では東洋医学だけに全てを頼るのではなく、症状によっては現代医学との併用が有効と考えます。
当治療院では鍼灸治療により不足している五臓の気を補い、「ストレス」「お血」「体の冷え」を治療し妊娠し易い体を造ることを目標とし治療をしております。