連日暑い日が続きますね。
治療院に『夏バテで元気が出る鍼をして欲しい。』と言う患者さんがお見えになりました。
「元気が出る鍼」は東洋医学的な考え方として補胃益脾・補益気血・強腎壮陽などの種類があり患者さんの体の状態で治療方針がことなります。
今回の患者さんは頭痛・目眩・倦怠・食欲不振・不眠などの症状があり四診して脾虚証で治療しました。
脾虚証で本治法を行い補助治療で補益気血を図ることとし「虚労」治療の配穴を使いました。
「虚労」とは過労のため肉体が衰弱し、精神の困憊した状態の事でストレス・働き過ぎ・過飲過食・SEX・病後の失調で陰陽・気血・臓腑の機能低下を起こしたものを言います。
今回の配穴は
・気海
・関元
・膏肓
・足三里
・公孫・内関
漢方成分入りの棒灸で穴内に熱が染み透るように行いました。
治療すると患者さんから『熱が染みてきて気持ちい良いです。元気が湧いてきます。』との感想があり内関穴にお灸をすると『熱が気持ちが良くストレスが抜けていく感じがします。』とのことでした。
公孫・内関の組み合わせは八総穴と言われ胃腸や心疾患の症状にとても効果があります。