茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記28年4月9日「腰痛の鍼灸+ビワの葉温灸治療。」

2016-04-09 06:04:29 | 日記

ことぶき堂鍼灸院では「鍼灸治療+ビワの葉温灸」の治療を行っております。

「ビワの葉温灸」と書きましたが、当院では「電気式のビワの葉温灸器」、ビワの生葉を使用し棒灸を使用した「ビワの葉灸」ビワの生葉を使用した「ビワの葉温こんにゃく湿布」の三種類の「ビワの葉療法」を行っています。

数的には「全体治療」後にビワの生葉を使用した「ビワの葉温こんにゃく療法」を受けられる患者さんが多数を占めます。

それには理由があります。最初に鍼を使用し「全体治療」で虚している臓の「気」を補うのですが、当院の接触鍼を主体とした治療を受けると肌の層理(=毛穴)が開きます。

「ビワの葉こんにゃく温湿布」はビワの葉が肌に直接触れる面積が大きく、またお灸ほど熱くない為、点では無く面で開いた毛穴から「ビワの生葉」の有効成分が熱によってじんわりと体内深く浸透します。

温める部位は「腎臓」「肝臓」が多いですが疼痛緩和の場合は痛みや凝りがある場所にも行います。

当治療院では腰痛・坐骨神経痛・肩こりから前立腺肥大・前立腺炎・膀胱炎など幅広い症状の方に鍼灸と「ビワの葉灸・ビワの葉温湿布」を併用した治療を行います。

今回は急性の腰痛の患者さんがお見えになりました。最初は歩くのもベッドに上がるのも難儀されている御様子で、脊柱起立筋が頸部から腰部まで緊張しており、下腿も凝りが強く委中の反応が顕著でした。

脊柱起立筋の緊張を緩める鍼をした後に腰部に「ビワの葉温灸」をして「ビワの生葉」の有効成分が熱によってじんわりと体内深く浸透した後に経絡に沿って丁寧に温灸器を掛けます。

治療後患者さんがベッドの上で起き上がり開口一番

『すごい!正座が出来る様になりました。』との事。座ることも出来ない位強かった痛みが劇的に引いたそうです。

「鍼灸治療+ビワの葉温灸」が体質に合っていたようですね。


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