茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記26年11月3日「がんの疼痛緩和ケア」

2014-11-03 06:33:53 | 日記

新聞に「がん」に関する特集記事がありました。

現在「国民の2人に1人はがんに罹り」「国民の死亡原因の第一位」であり死亡者総数の役3割を占めます。

生存率の上昇から「がん患者の6割が完治」すると考えられ「死に至る病」から「長く付き合う慢性病」へと病の性格が変わりつつあります。

当院では「鍼灸」と「ビワの葉温灸」と各種療法を組み合わせ、「がんの疼痛緩和ケア」を行っております。

国民の2人に1人が生涯に一度はがんになる時代ですので治療院に来院される患者さんの中にもがんの体験者はおられ、術後の疼痛緩和・体調管理・化学療法の症状の緩和など様々な理由で治療を受けに来られます。

鍼灸治療は「がんの疼痛緩和」のためアメリカ国内では広く行われており、米国食品医薬品局(FDA)は、アメリカ国内におけるがん治療での鍼灸の使用を承認しています。

鍼灸を行うことで、神経細胞、下垂体、脳各部に身体的反応が起き、これらの反応が起きることで、様々な身体機能を調節する蛋白やホルモ ン、脳内化学物質を体が分泌するようになります。

このようにして、鍼灸を行うことで、血圧や体温に効果が現れ、免疫系の機能を活発化させるとともに、エンドルフィンのように、体が本来持っている痛み止め成分を分泌させます。

術後の疼痛緩和・体調管理・化学療法の症状の緩和などにお悩みの方は、一度鍼灸治療を受けてみる事をお勧めいたします。


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