昨日「排卵誘発剤」による副作用についてブログに書きました。
誤解されるといけないので当院では「排卵誘発剤」を使用した「不妊治療」を否定しているわけではありません。
私は現代医学と伝統医学が協力して「妊娠できる体を創る」ことが最善であると考えます。
昨日の例ですと「ホルモン剤」の副作用による「帯下」などの症状や「虚労」「気虚」の回復に鍼灸治療は有効であると考えます。
現代医学による「不妊症」の治療を受けておられる方、伝統の東洋医学の「不妊症」の治療を受けて見ませんか。
昨日はブログを読まれた患者さんが東洋医学による「不妊症」の治療を受けてみたいとお見えになりました。
症状を伺うと、冷え性・生理不順・生理痛が強く、現代医学による「不妊症治療」を受けているとの事です、併せて東洋医学で体の陰陽バランスを調えて妊娠を目指したいと言うご希望でした。
刺さない鍼の「積聚治療」で治療を進め、腹部接触鍼・脈調整後に「腹診」したところ、左下腹部に圧痛とザラザラした冷感域があります。
東洋医学では「小腹急結」という典型的な「瘀血」の証です。
不妊症の治療では「肝・腎・脾」の3臓が大切です。
「瘀血」の関係が深い臓も「肝・腎・脾」となりますが、肝は血を蔵し(肝蔵血)、肝血が不足すると月経量が少なくなりひどい場合は閉経したりします。
また肝不蔵血の場合は月経量が多くなりひどいと不性器出血が起きます。
肝の血流調節の機能は蔵血と疏泄機能のバランスが保たれて初めて正常に行われるもので、肝の疏泄機能が衰えると生理不順・生理痛が起きやすく、「瘀血」が出来やすいのです。
肝は血を蓄え、体の血量を調節する働きをしています。
東洋医学では「肝は血を蔵する」と言われています。
肝は過度の怒り(怒る・イライラするということ)が起きると、精神上の激しいストレスを受けてその正常な働きができなくなり、酷いときは吐血まで引き起こすことがあるといわれています。
つまり肝経の血の流れ、特に、骨盤内の流れが悪くなることにより、冷え症・瘀(お)血が出現します。
女性の場合、骨盤内に子宮という血液を集めたり、出したりを繰り返す臓器があるために、月経がスムーズに繰り返さなければ、瘀(お)血という形で滞った悪い血が溜まってきます。
この瘀(お)血の状態が進むと、軽い症状としては頭痛・肩凝り・月経前のイライラ・めまい・足の冷えとして現れます。
今回は「腎虚証」で治療を進めましたが、治療の流れとしては通常の「積聚治療」と変わらず仰臥位での治療を終えて、伏臥位になって頂いて、指標を確認しながら背部に接触鍼を行いその後に膀胱経に鍼を押し当て気が至るのを待ちます。
治療を進めて行くと、患者さんから
『胸から手の先に暖かいものが流れて行きます、こんな感覚は初めてです。』
『足先にも暖かいものが流れて行きます。足湯に入っているみたいです。子宮内から溜まっていた物が流れ出していく感じがします。』
と言葉がありました。
「瘀(お)血」を下す経穴としては「血海」が有名ですし「三陰交」も生理に関する経穴としては有名ですが、今回は「腎虚証」の本治法で治療して「瘀(お)血を下す。」ことができました。
肝と腎の関係については「肝腎同源」と言う言葉があり「腎陰虚証」を治療することで「肝陰虚証」も治療出来ます。
当院の「不妊症」の治療に対する考え方は現代医学と伝統の東洋医学が力を併せて妊娠しやすい母体を創ると言うことです。
現代医学による「不妊症」の治療を受けておられる方、伝統の東洋医学の「不妊症」の治療を受けて見ませんか。
誤解されるといけないので当院では「排卵誘発剤」を使用した「不妊治療」を否定しているわけではありません。
私は現代医学と伝統医学が協力して「妊娠できる体を創る」ことが最善であると考えます。
昨日の例ですと「ホルモン剤」の副作用による「帯下」などの症状や「虚労」「気虚」の回復に鍼灸治療は有効であると考えます。
現代医学による「不妊症」の治療を受けておられる方、伝統の東洋医学の「不妊症」の治療を受けて見ませんか。
昨日はブログを読まれた患者さんが東洋医学による「不妊症」の治療を受けてみたいとお見えになりました。
症状を伺うと、冷え性・生理不順・生理痛が強く、現代医学による「不妊症治療」を受けているとの事です、併せて東洋医学で体の陰陽バランスを調えて妊娠を目指したいと言うご希望でした。
刺さない鍼の「積聚治療」で治療を進め、腹部接触鍼・脈調整後に「腹診」したところ、左下腹部に圧痛とザラザラした冷感域があります。
東洋医学では「小腹急結」という典型的な「瘀血」の証です。
不妊症の治療では「肝・腎・脾」の3臓が大切です。
「瘀血」の関係が深い臓も「肝・腎・脾」となりますが、肝は血を蔵し(肝蔵血)、肝血が不足すると月経量が少なくなりひどい場合は閉経したりします。
また肝不蔵血の場合は月経量が多くなりひどいと不性器出血が起きます。
肝の血流調節の機能は蔵血と疏泄機能のバランスが保たれて初めて正常に行われるもので、肝の疏泄機能が衰えると生理不順・生理痛が起きやすく、「瘀血」が出来やすいのです。
肝は血を蓄え、体の血量を調節する働きをしています。
東洋医学では「肝は血を蔵する」と言われています。
肝は過度の怒り(怒る・イライラするということ)が起きると、精神上の激しいストレスを受けてその正常な働きができなくなり、酷いときは吐血まで引き起こすことがあるといわれています。
つまり肝経の血の流れ、特に、骨盤内の流れが悪くなることにより、冷え症・瘀(お)血が出現します。
女性の場合、骨盤内に子宮という血液を集めたり、出したりを繰り返す臓器があるために、月経がスムーズに繰り返さなければ、瘀(お)血という形で滞った悪い血が溜まってきます。
この瘀(お)血の状態が進むと、軽い症状としては頭痛・肩凝り・月経前のイライラ・めまい・足の冷えとして現れます。
今回は「腎虚証」で治療を進めましたが、治療の流れとしては通常の「積聚治療」と変わらず仰臥位での治療を終えて、伏臥位になって頂いて、指標を確認しながら背部に接触鍼を行いその後に膀胱経に鍼を押し当て気が至るのを待ちます。
治療を進めて行くと、患者さんから
『胸から手の先に暖かいものが流れて行きます、こんな感覚は初めてです。』
『足先にも暖かいものが流れて行きます。足湯に入っているみたいです。子宮内から溜まっていた物が流れ出していく感じがします。』
と言葉がありました。
「瘀(お)血」を下す経穴としては「血海」が有名ですし「三陰交」も生理に関する経穴としては有名ですが、今回は「腎虚証」の本治法で治療して「瘀(お)血を下す。」ことができました。
肝と腎の関係については「肝腎同源」と言う言葉があり「腎陰虚証」を治療することで「肝陰虚証」も治療出来ます。
当院の「不妊症」の治療に対する考え方は現代医学と伝統の東洋医学が力を併せて妊娠しやすい母体を創ると言うことです。
現代医学による「不妊症」の治療を受けておられる方、伝統の東洋医学の「不妊症」の治療を受けて見ませんか。