茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記26年6月20日「メニエール病と妊娠できる体造り。」

2014-06-20 04:02:14 | 日記
5回の治療でメニエール病と耳の閉塞感で鍼灸治療を受けていた患者さんの病状がすっかり良くなりました。

病院で検査の結果も左右の聞こえの差も無くなり目まいも完全に治まったそうです。

治療後に今後の生活の仕方についてについてお話したのですが『これからも妊娠できる体造りのため、体調管理に定期的に鍼の治療を受けたい。』と患者さんから申し出がありました。

現代医学的にはメニエール病は、内リンパ液の生産と吸収のバランスが崩れることで起こり、内リンパ液の過剰生産により、音を伝える「蝸牛」、平衡感覚を司る「半規管」「耳石器」に内リンパ液が溜まって腫れ上がる「内リンパ水腫」が原因だと考えられています。

内リンパ液の過剰生産の原因は不明ですが、一般的には、ストレス、疲労、あるいは睡眠不足などが引き金になって起こることが多い様です。また神経質とか凡帳面な人に多く見られます。

また東洋医学的には耳は「腎」と密接な関係があります。「腎気」が衰えると難聴や耳の閉塞感が起こります。

妊娠するためには「肝・腎・脾」の3臓が重要な要素を占めますし、これからも「腎気」を補う治療を続けることは「妊娠しやすい体を造る。」上で良い効果をもたらします。

また鍼灸治療はストレス、疲労の改善に効果がありますので定期的に鍼灸治療を受けて「妊娠」を目指すことは賛成です。

当院では妊娠を目指す女性の経済的な負担を軽減するために「ハッピーチケット」と言う回数券をご用意しておりますのでお気軽にお尋ねください。


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