「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■令和の春

2021-04-02 | ●歳時記2)

■■■■■■■■■■春が来た■■■■■■■■■■■■
 
四月の歳時記■■
春句   目出度さもちう位也おらが春  小林 一茶
    島々に灯をともしけり春の海  正岡 子規

季節 弥生、清明、春暁、山笑う、麗らか、春色、風光る 花冷え
祭事 清明祭(5日ごろ) 釈尊(湯島) 河豚供養、灌佛会(8日) 
    浅間祭(静岡)山王祭(14日滋賀)高山祭(14日飛騨)

魚  桜鯛、白魚、飯蛸, 蛤、赤貝、
草花 梅の花、盆梅、、山桜、八重桜、沈丁花、パンジー、
食物 木の芽田楽 筍 夏蜜柑 春大根 春奈 桜餅 蕗

情緒 春風邪、朝寝、春の夢、春意、春愁
挨拶 陽春の候、風光る候、春たけなわのこの頃ですが

 

■■日本と世界の主な行事■■
 1日  新年度始まる 
 3日     競泳日本選手権(日本アクアティクスセンター) 
 4日  秋田県知事選 秋田市長選投開票
 7日  G20財務相・中央銀行総裁会議 ●韓国ソウル市長,釜山市長の補欠選挙
 8日     花祭 
 8日   ゴルフマスターズ(米国ジョージア州オーガスタ)
● 9日   国際通貨基金(IMF)世界銀行春季総会(ワシントン)
11日  ペルー大統領選、  
13日  十三参り
14日  春の高山祭
16日  熊本地震本震から5年 
17日  春の土用入り
18日  富山市長選、松江市長選投開票
19日  日米首脳会談の予定(ワシントン)
20日  穀雨
21日  上海国際自動車ショウ
25日  アルバニア議会選
27日  名古屋市長任期満了
29日  祝日(日)昭和の日  
上旬   ・全国的に桜満開  
・企業統治指針
・将棋、名人戦

  
■■「タイの主な行事](4月)■■
●12日ソンクラーン(水掛け祭り)12~15日

 
  (タイの旅情、古都チェンマイの花売り娘

■■■■■■■■■■有為転変■■■■■■■■■■■■

■「10年後に確実にくる現実世界とは
先がみえにくい世界情勢ながら、確実に、しかも着実に世界を変えつつ
あるのが
世界の人口問題である。
特に先進成熟国を阻む少子高齢化の波は、確実にその国の生産性と経済力
蝕みつつある、その一方で若年層を多く抱える後進の人口大国は、人口
力と生産性
で、順次、経済国にせり上がりつつあるように見える。しかし
果たして10年後の実際世界
はどうなるのか。

予測1) 日本は、3人に1人が65歳以上の高齢者に
高度な高齢化が進む日本では、現在1億2千5百万人の日本の人口が、
10年
後の2030年には1億1600万人、実に人口の3分の1が65歳以上の高齢者
なり、労働力人口は2000年の5848万人が, 16%減の4926万人になるとい
う。
(国立社会保障・人口問題研究所の推計)

予測2)[アジアとアフリカの人口が増大、都市へ集中
国連は, 2030年の世界人口を11億人増の84億人と予測する。
主な地域は、アジアとアフリカで, 人口の約50%はアジアに15%はアフリ
カで、
そのほとんどが都市に集中すると予測する。

予測3)[国境を越える経済が拡大し日本の存在感が低下
世界のグローバル化が進み、世界がつながる。
総じて、人口が大きい国、中国や印度などいわゆる若い国が台頭し、反面
英国やECや
日本など高齢化が進む大国が、益々衰退してゆく。

グローバル化が進む中、日本の中間所得層の購買力は世界の約10%から
3%まで急速に
落ち込む。逆に印度や中国など人口大国の中間所得層の購
買力が全体の40%を占めると
予測される。

以上は人口問題を基本にした政府関連の研究機関や、権威ある民間の経済
予測機関の予測
である。但しこれには昨年来起きたコロナ・ウィルスの影響
は加味
されていない。

■「アフターコロナの東アジア情勢
⚫️いまは世界的なコロナバンデミックで、大国といえどもそれどころの話
では無い。
やがてコロナがおさまったアフターコロナでは、まず凄まじい
米中経済戦争が始まる
に違いない。問題は、それに続く事態がどう展開す
るかだ。

戦略国家としては、さまざまな局面を想定して、打つ手を予め用意すべき
だろう。
その中に台湾を挟んでの米中の戦いが想定できる。

今週冒頭のNTVの「日曜報道」徹底討論ではスタジオに管総理を迎えて、
キャスターの橋本徹
(前大阪府知事)が、今回の首脳会談について質した。
尖閣の米軍支援を確かにした日本が、中国の台湾攻撃で米軍が出動する
に際し、米大統領
から日本自衛隊の参戦出動を要請されたらどうする」 
応えは「政治決断としては、実に難しく
苦しい」と言葉を濁した。それを
聞いた橋本は、いつになく笑みを返して黙認した。
それにしても台湾有事で、自衛隊出動となれば 日本有事になりかねない。

決断しない政治も確かにあやふい。それ以上に、それを支える民意もいい
加減だと思えた。
架空の話で合って欲しいが、ありうる事として、政治は
取り組むべきだろう。

憲法改正にしても、戦争反対がゆえに自衛しなくていいという論拠は何処
にもない。
このようなご時世だけに、絶対の自衛力だけは持つべきだろう。
しかも野党は、憲法の戦争規定の論議に触れようともしない。時代錯誤で
はないのか。

見識ある筋の話では、米中にしても軍拡はすれど、それは抑止的な意味
であって、いざに
備えるため  極地的な小競り合いはあっても、かっての
世界大戦のような戦争は
起きないという 学者意見が大勢を占めた
これからは戦争ではなく、地球規模で気候を正し、紛争や飢餓をなくす。
そして貧困を是正し格差をなくして、デジタルな新しい価値観の世界に
必然的に向かうという楽観論も多い。そうあって欲しいと望むばかりだ。

 
近代における米中の交易と交流の足跡
最近、様々な文献や資料を探っていると、実に面白いものに出会った。

米国は1776年独立後すぐ、当時の中国と交易を始めたという。
 帆船のエンプレス オブチャイナが、何度も米国と中国広東を往復する。
    日本は鎖国状況にある,寛政の改革が始まる直前、天明の大飢饉の頃で
 ある。
1927年,蒋介石が南京に国民政府を樹立。
    その直後の1930年に米国シカゴのロイ家では、アンドリュウが宣教師と
     して中国に
渡る。

1946年、中国では国民党と共産党の全面内戦が始まる
    米国が支援する国民党は、共産党に
破れて 蒋介石総統は台湾に逃れる。
    そして蒋介石とその妻の宋美齢は、死後台湾と米国に眠るという。

  前年の1945年、広島に原爆が投下、日本はボツダム宣言を受けて敗戦
中国共産党と台湾との分断とその確執は、今も続く。歴史の因縁か。
     米国が、台湾支援にどこまでもこだわる理由は、実は此処にある。
  

2013年に中国は、中東の原油輸入量で、米国を抜き世界一になる
    その後のエネルギーの
輸入急増で、中国は,中東諸国に極めて強い影響力
  を
 持つようになる。
●中国の外交専門家、達魏,中国現代国際関係研究院, 米国研究所長は語る
  中国は、米国との間に「新型の大国関係」の構築を求めている。
     中米間には、本来構造的な矛盾がある。
     思想や文化の違い、台頭する国とそれを守る国の違いである。
     両国は、核大国で あり、戦争はできない

  しかも中国は、米国に大量の商品を輸出し、米国の国債を大量に持つ。
     経済で深く依存している

  いま12万人の中国人留学生が米国にいる。また中国には、米国の留学生
     が2万人いる.   
米国との敵対関係はない。

   しかし日中関係は, なお緊張が続くそこには領土と歴史問題がある
      東シナ海で衝突すれば、米国は巻き込まれるだろう。
      米国は必ず介入する。
      中日の衝突がない限り  中米がぶつかる事はない(出典    Globe129)

   
■「恒久平和は、知恵をつくさなければ手元にこない
戦争回避、即ち平和維持のためには外交努力だが、戦後徹底的に4大国か
芽を摘み取られた日本の外交力や、閉鎖的な戦後の国連外交には、さして
期待出来ない。

第二次大戦を日本と共に戦い、そして負けたドイツとイタリアだが、いまは
日本と、その立ち位置が違うように見えてならない。
戦後76年を経て時代は移り変わり、日本を取り巻く国際環境も大きく変った。
そして
日本の国内環境も人的環境も限りなく変貌した

益々高齢化が募る中で、果たして平和を探る日本の格別の知恵は、あるのだろ
うか。コロナパンデミックが去った後、国民の聡明な総意が試される所以だ

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