
■■■■■■■■■■■睦月の歳時記■■■■■■■■■■■
⬛️⬛️福壽の歳時記⬛️⬛️
(日本の習わし、元旦には、歳神様を迎え、御節料理をいただく)
●季句 (名だたる俳人や作家の新春の句)
一人居や思う事なき三が日 夏目漱石
初日さす硯の海に波もなし 正岡子規
●時候 淡雪 麗か 風光る 寒明 春陽 芳春 春の寺 冬暁
●祭事 歌会始め 拝賀式 御用始め 新年会 出初 お水取り
成人の日(11日) 十日戎、奈良の山焼き(27日)わ
大寒(20日) 初天神(25日)
●風物 年立つ、松の内、小正月、初日、初風、
●味覚 葵酒、晩三吉、鯖, 鰯、寒鰤、甘鯛、ひらめ, 牡蠣
●花木 寒菊、水仙、冬葵、カトレア、枯菊、枯連
●野菜 冬采、白菜、玉ねぎ、大根,人参,セロリ, パセリ,すずな せり、
●住い 春の炉、春暖炉、釣釜、春障
●遊楽 歌留多、双六、羽子板、蹴鞠、独楽、初芝居
●挨拶 春の候、寒冷の候、(冬は2月3日頃まで)
⬛️⬛️日本内外の主な行事⬛️⬛️(1月)
01日●元旦 初詣、書初め、お屠 年詞
01日●サッカー天皇杯全日本選手権決勝(国立競技場)
02日●初夢、書初め
02日●東京箱根往復大学駅伝
04日●東証大発会
04日●御用始
05日●小寒日
07日●七草
09日●大相撲初場
11日●成人の日(祝日)
11日●鏡開
15日●小正月 どんど焼き
15日●テニス全豪 オープン
15日●藪入り
15日●初の大学入学共通テスト
17日●阪神大震災から27年、湾岸戦争から32年
17日●通常国会招集予定
20日●バイデン米大統領就任から1年
20日●大寒
24日●国民体育大会冬季大会
25日●経団連労使フオ―ラム
27日●サッカーワールドカップW杯アジア最終予選,日本対中国
30日●ポルトガル総選挙
⬛️⬛️タイの主な行事⬛️⬛️(1月)ーーー
●ポーさん傘祭り(チェンマイ県)
■■■■■■■■■■新春往来■■■■■■■■■■
⬛️「2022年を読み解く」
⚫️牛が去り虎か来て、2022年令和4年が始まる。
毎年のことだが、新聞全国紙5紙の社説と今年の予測を具に読み
込む。折からのデジタル時代を迎え、毎年のごとく新聞の発行部
数は減り続け、昔のような迫力は無い。
しかし目先重視で軽量なデジタル媒体と違い、各紙の論説委員長
が直接筆をとる社説は、さすが読み応えがある。
特に私ども昭和一桁世代は、読み書きから知識習得まで毎日手に
する新聞から学んだと言っていい。だからどんなにスマホ文化が
発達しようとも、毎日のニュースをスマホから頂こうなどとは、
決して思わない。
と同時に、政局も世論も各社説の主張通りに動く確率が極めて高
いのに驚く。いわば世の中のいい意味での「道しるべ」的な役割
を果たしていると言っていい。
それだけに今年を占うに、各主要各紙各誌の元旦社説を讀む意味
がある。
⚫️早速、各紙の元旦社説から今年の予測をひも解いていきたい。
各紙、各誌の今年は、昨年同様コロナ対策が、中心課題の一つに
なるが、コロナの先行きと経済の再興、特に菅内閣にとって代わ
った岸田内閣の内外の施策や米中問題、逼迫する台湾問題に関連
しての国防問題が急浮上した。
■■読売新聞)
社説)「災厄越え次の一歩踏み出そう」(平和の方法と行動が問われる)
日本経済再生、好循環への明確な道筋を描け。
主な記事)
⚫️米高速炉計画に日本参加、
⚫️国際秩序の変動、「中国式」の拡張は放置できない。
⚫️災害災厄を超えて次の一歩を踏み出そう。
⚫️防衛予算で抑止力の強化を図れ。
⚫️EV戦略を強化して基幹産業の国際競争力を守れ。
■■産経新聞)
社説) 「さらば「おめでたい憲法」よ。」
主な記事)
⚫️2030への処方箋(主権回復)ビッグデータ時代の情報安全保障)
⚫️RCEP世界の3割巨大経済圏始動、
⚫️コロナ猛威、特派員から見た海外
■■日本経済新聞)
社説)「資本主義を鍛え直す年にしょう」
主な記事)
⚫️「成長の未来図」「資本主義創り直す」競走→再挑戦→成長の好循環」
⚫️「経営者が占う2022年度、「景気」オミクロンの行方読めず、」
⚫️「金融正常化コロナ下の模索」世界経済に逆風リスク、米国複数利上げ
⚫️「2022年参議院選予想顔ぶれ、1人区が勝敗左右」
⚫️「米中間選挙バイデン氏背水、反発と失望、民主過半数割れの危機」
■■朝日新聞)
社説)「憲法75年の年明けに」(データの大海で人権を守る)
主な記事)
⚫️「未来のデザイン1)」描き続け甦った森と村」ニッチな市場開拓、
⚫️「未来のデザイン2)」子孫にとって良き先祖であろう」
文化思想家ローマンクルツナリック氏
■■毎日新聞)
社説)「つなぎ合う力が試される」(民主政治と市民社会)
主な記事)
⚫️「オシント新時代、荒れろ情報の海、日米分断仕掛ける露」
⚫️「発信拡散増幅で連鎖。偽情報は安全保障問題」
■■週刊東洋経済」2022年1月1週新年号
標題)「未来の激変を全て先読み」2022年大予測
「22年に起こる「まさかのリスク」10の大胆シナリオで読み解く世界」
⚫️日米韓で選挙
⚫️習近平の中国」
⚫️新しい資本主義、脱アベノミクス求められる成果
⚫️GAFA解体し民主主義を守れ。日本は台湾危機に身構えろ、ジヤクアタリ)
⚫️新型コロナと異例の株高、目前の2大リスクに備えろ、
⚫️持続可能な資本主義実現へ、後回しにせず議論より実行、
■■週刊ダイヤモンド」2022年1月1週新年号
標題)「コロナに米中対立、政治イベント、乗り越えられるか。」
「日本企業を動かす8つの潮流」
⚫️脱炭素の揺り戻し
⚫️落ちた邦銀の復権
⚫️半導体欠乏の教訓
⚫️コロナ変異株ショック
⚫️「分厚い中間層」の嘘
⚫️資源高と中国脅威
⚫️デシタル敗戦のリベンジ
⬛️⬛️総括の言葉)
⬛️「貴重な指針」
⚫️新聞5紙と週刊経済誌2誌は、いずれも日本を代表する情報の
媒体だ。いずれもの新年冒頭の主題記事「新年の予測と課題」を
読み解くと、これから起こりうる今年の日本と世界の出来事が予と
測出来る。
中には、是非そうあって欲しい情報と、決して有って欲しくない
情報が混在する。あって欲しくない情報(出来事)は、日本の国
民がこぞって、そうならないよう努めれば、世の中は上手くいく
筈だ。そうゆう意味で各社の新年の社説は、貴重な指針になる。
⬛️「確信の年にしたい」
⚫️私は今年、卒寿を迎え戦後日本の復活を比較的、具に見て来た
世代の1人だ。
戦後の日本は、あの廃墟からわずか30年で復興を果たし,GDP
世界第2位にまで飛躍した。ところがいまの日本は, 平成不況を経
て更なる成熟化と少子高齢化で、世界先進国の中で最も長い停滞
に悩まされ続けている。何故なのか。
もう一度、戦後復興のプロセスを想起して、改めて国家的な経済
の基盤シナリオを根底から書き直し、国を挙げて再浮上を目指せ
ばいい。とどまっていてはだめだ。
⚫️そしてもう敗戦の事は、いささかも気に留める事はない。十二
分に贖罪したはずだ。それよりもソ連のプーチンを見習えばいい。
30年前にソ連は崩壊したにも拘わらず、あの国際的な押しの強さ、
あの厚つかましさである。いまや日本もある一面で、いささかも
引く事のない押しのある経済対策や、強力な外交姿勢が必要だ。
竹島や尖閣や北方四島の国境問題では、確かな自国領土にも拘わ
らず余りにも腰の引けが目立つ。そして国民に危機意識がない。
国を守るためにまず今年、憲法改正だけは実現しようではないか。
改めて私たちは、「日本人として何処から来て、何処へ行こうと
しているのか?」自問自答して確かめる年にしたい。
新型コロナと闘いながらの、日本の新しい1年が始まる。(山)
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