
■■■■■■■■■極上の選択■■■■■■■■■
■■「日本の開国」
●明治維新の鎖国開国から近代化,そして大東亜戦争の敗戦に至る
苦悩の77年、その敗戦から国を挙げての再建、そして平和の軌跡を
辿りながら令和の今に至る77年, それは奇しくも同じ77年である。
歴史がなせる生業とは言え、不思議としか言いようがない。
明治維新開国後の154年は,日本にとってまさに近代化のための軌跡
であったが,世界の列強と出会う事によって,さまざまな政治や経済
や時には戦争に巻き込まれることもあった波動の年月であった。
●それは、伝統と革新の狭間に起承転々,
日本近代化と世界でも希有な戦後平和を手にするための154年に
及ぶ日本国民の挑戦の足跡だと思いたい。
●戦前(77年前迄)のアジアは、
日本とタイを除き全て欧米列強の植民地だった。
前半の第1次77年のアジアは,日本とタイを除いてほぼ欧米列強の
植民地支配に屈して、このころ世界の覇権国家の優劣がほぼ決ま
ったといっていい。
■「失意泰然」(敗戦の屈辱)
●日本は,米国はじめ欧米の屈強を相手に戦い、最後は非道にも
広島と長崎に原爆を見舞われ,1945年8月15日 遂に敗れた。
後半の第2次77年は,ここから始まる。
この第2次77年は,第2次世界大戦後の平和復興期に当り,世界の国々
は競って協調と協働で、大きく国力を伸ばす事になる。
これによって日本は、遅ればせながら世界の自由陣営の中で重責を
担うに足る経済と文化の先進国の地位を確保することが出来た。
1980年代の日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
世界市場を席巻して戦後経済の寵児といわれるまで上り詰めた。
●しかしその後は新興国が台頭する中,少子高齢化が進み経済が
成熟化するに際し,円高不況や国際的な金融危機に見舞われ,日本
経済は大きく後退する。
しかしながら多様化する国際情勢の中で,いつの間にか思想信条は
もとより地政学的な覇権争いがあらわになり,世界の国々の経済や
外交の分断化が進む。
特にデジタル化という情報革新の波動の影響は大きく,通信や情報
はもとより,生産部門の革新は,世界の経済や流通の仕組みまでも、
根底から変革することになる。
加えて脱炭素やSDGsを標榜する継続性のある新しい経済の仕組
み改革などは,次に来る「第3次77年」への布石として新しい世界
経済の希望をもたらしてくれるはずだ。
核の傘による戦争回避は、確かに実現化したものの,その後の世界
を2分しての大掛りな2極化は「米中経済の覇権争い」と[ロシア
によるウクライナ侵攻」を惹起した。
(出典:ニッセイ経済総合研究所)
■「極上の選択」
●いよいよ次の第3次77年が今年からスタートをきる。
当然,経済が主体の展開が予測されるが, 当面する日本の課題は,
少子化や高齢者問題など、
・まず国の根幹をなす人口問題がある。
・累積した国の超債務問題もある。
・米中問題を絡めた国防問題や、
・懸案の尖閣,竹島,北方4島問題もある。
今後世界経済を日本がリードするためには,少なくとも新しい世界
のレジュームの
・「デジタル・トランスホーメーション」
・「脱炭素、気候変動対策」
・「サプライチェーンの再構築」
など喫緊の課題と言える。
・2022-1945=77
・1945-1868=77
この数列の「差」は同じ「77」である。
●第1次77年は「明治維新の年」に始まる。
1868年、 黒船来航、江戸幕府から明治政府へ.侍が平民に変る。
●次の77は「敗戦の年」に始まる。
1945年、敗戦、軍国主義から平和主義へ世界雄飛の契機となる。
●最後の77は「現在」から始まる。
2022年、私どもが生を受ける利便に富んだ近代世界の中の日本。
果たしてこれからの第3次77年で、日本はどのように変貌する
のか、楽しみだ。
●日本の行方は、
🔵あくまで偶然のなせる業とは言え77の周期に 何か不思議な
意味を感じる。世界に古くから「77年周期説」があるという。
世界規模でのパラダイムシフトを予兆する折から、今年2022年を
「第3次77年」のスタートの年として,日本国民の総力を挙げて
取り組むことにしてはどうだろう。
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