
■■■■■■■■■■いま何をすべきか■■■■■■■■■■
(東北地方太平洋沖地震特集・第3弾)
「逆境に負けない」
●東北巨大地震から1週間がたった。毎日の様に、被害者が増え続ける。
火山列島に住まう日本人にとって、地震は避けて通れない環境条件だが
被災者の人達が、じっと耐えて救難を待つ姿に、海外から驚きと賞賛
の声があがつている。
日本人には、逆境にも負けない共通した哲学が存在するのではないかと
高く評価する海外メディアも多い。
「いま日本のために何をすべきか」
●被災地救済の後には、想像を絶する国土と地域社会と経済の復興が
待っている。 改めて 日本国民の結集と英知が真摯に求められる所以だ。
全世界の人々が、日本国民の英知と再興を見守っている。
●日本には、世界に誇る技術と経済力、高いモラルと勤勉と忍耐力が
ある。65年前、戦後の廃墟から見事に再建を果たした前世代の人たち
の情熱と努力にならって、戦後昭和後の3世代が結集する絶好の好機と
捕えたい。
「国が日本人を救うのではなく、日本人が国を救う気概が必要」
いま、すべての日本人に問いかけられている最大の命題だ。
「困難は克服されるためにある」
●比較文明学の権威、梅棹忠夫さんは、
「生きることは挫折の連続である」
「困難は,克服されるためにある」
人生,決して「諦めたらあかん」と説き続けた。
●廃墟から立ち上がった戦後にあって、日本の行く末を見つめ、
ともすると揺らぐ日本の世論を正してきた一人である。
そして 「諦らめたらあかんのです」と、死の直前まで語り通した
と言う。日本民族には、そんな見事な死生感が脈々と流れているの
かも知れない。