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■■話題のタイ最新情報■■
●タイ軍事政権の新工程表発表、民生復帰は17年7月を予定
●タイ前副首相が、軍事政権副首相に復帰、経済低迷の救世主に。
●タイ暫定政府、前政権が参加表明のTPPを急遽、再検討を表明
●タイ国の車生産輸出、年間120万台、世界第9位の規模に
●JR貨物,豊田通商連合、バンコクとカンボジア国境を結ぶ貨物輸送の
運営事業化に着手、鉄道インフラの輸出を目指す
■■話題の日本最新情報■■
●ノーベル生理学・医学賞に北里大学特別栄誉教授大村智氏受賞。
抗生物質イベルメクチンを発見、マラリア感染症患者3億人を救った。
●ノーベル物理賞に東京大学教授梶田隆章氏が受賞
●環太平洋経済連携協定(TTP)交渉、参加12ヶ国が合意
GDP合計85%以上を占める6ヶ国以上が2年内に合意すれば発効。
参加12ヶ国のGDPは世界の36%8億人を占める巨大市場を形成。
●2014年日本の医療費は40兆円、65歳以上1人当たり71万7200円に
●「マイナンバー制度」準備完了、今週から個人に通知
●郵政3社上場承認、時価総額6,2兆円、1,4兆円が復興財源に、
●日本郵便,ファミマと提携、郵便局で通販受け取り実現、拠点全国5万ヶ所
●介護ロボットに先導する大和ハウスの「ヒューマンケアの時代」に注目
●世界経済【フォーラム発表「世界経済力2015」日本は第6位
順位) (国名) 【地域の経済力】
1位 スイス
2位 シンガポール
3位 米国
4位 ドイツ
5位 オランダ
6位 日本 ●
7位 香港
8位 フィンランド
9位 スエーデン
10位 英国
18位 マレーシア
26位 韓国
28位 中国
32位 タイ ●
37位 インドネシア
45位 ロシア
47位 フイリピン
55位 インド
●訪日外国人、8月末現在1340万人を突破、今年2000万人達成現実
●「訪日外国人2014年訪問先」大阪ダントツ1位175万、京都73万人
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■■「日本人のプレゼンスが危ない」■■
■「盛り上がらない」
●昨年の軍事クーデター以後、ロングスティはもとより、マッサージ研修や、
観光など、日本の一般人のタイへの関心が、一向に盛り上がらない。何故か。
(JTIRO・クッチャン村ホームステイ) (JTIRO・マッサージ研修留学)
●雰囲気としては、2008年の反政府軍によるスワンナプーム国際空港占拠
の時や、2011年のバンコクの大規模水害の時と同じように、一時的な低迷
現象と見ていたが、1年半近くたっても材料に欠けるし、日本の人達の鼓動
が、全く伝わってこない。
●現地、チェンマイに尋ねてみた。
チェンマイは、いま乾季の観光シーズンを迎えて、昨年あたりから日本人に
代わって中国の観光客が倍増、観光地は活況を呈しているが、マナーの悪
さがたたって、評判はよくない。
チェンマイのある団体の代表は、今後の大きな課題だと嘆いていた。
●タイ全体から見ると
訪タイ日本人は、2013年154万人、2014年には17%減の127万人、
2015年の今年は、100万人程度に激減するのではないかと危惧される。
●反対に中国人観光客は、2014年462万人、今年2015年は560万人を超
すという、なんと日本人の5倍のマンパワーである。
■「いま日本退潮の理由」
●日本人退潮の理由は、為替問題である、
円高の3年前には、10000円をタイバーツに換金すると、約4000バーツあった、
それが円安の現在、10000円を換金すると、3000バーツにしかならない。、
加えてタイ経済が停滞する中、物価が上昇して、日常生活を苦しくしている。
●そのために、古くからタイで年金暮らしする日本人ロングステイヤーが、相次
いで帰国するという悲しい情報がある。私どもにとっても、初めての経験である。
だからいま、日本からチェンマイにロングステするという、明るい環境ではない。
●「低迷する大きな理由」―――――――
・「為替リスク」 急激な円安、バーツ高(1バーツ3,3円) 旅とロングステイの後退
・クーデター後の軍事暫定政権による政情不安
・それに伴う、ロングステイ先の他国へのシフト(タイから、マレーシアへ)
・介護ロングステイや終活への政府施策に対する問題提起(マレーシアの台頭)
・日本の世代交代(団塊世代)に伴う ロングステイ・トレンドの変化
・日本の景気低迷、円安による国内旅行へのシフト傾向
・中国の経済不安定要素がもたらすアジア諸国の景気後退要因
・中国人のタイへの爆買ツアーの顕在化の悪影響(年間600万人)
(チェンマイ國際ロングステイ フォーラム)
●一方、日本での不思議な現象がある、
毎年日本各地で開催される「タイフエスティバル」や 日本の「タイレストラン」は、
アウトバウンド(タイ渡航)不況とは無関係に、盛況である。
このような現象を市場専門用語でなんと言うのか知らないが、これは、タイ本国
の不振要因とは関係なく、日本人特有のベント好きから、本国に行かなくとも
手軽にタイを楽しむという事なのか、
(タイフエスティバル2015)
■「今求められる國際交流活動」
●われわれの日タイ国際交流活動は、ロングステイはじめ、両国の人の交流や活動
によって 活性化し、轍が広がっていく。
しかし為替などの理由で、人の交流が停滞すると、いくら公的な国際交流活動とはい
え、活気を失う事によって、「ごく少数のタイ好き人間」だけの交流の場になリ下がって
しまう恐れがある。
●日タイ国際交流の活動を絶やさないためには、日タイ両国の今までにない国を挙げ
ての発想と根気と努力が、いま、真摯に求められる所以である。 (山田)
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