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「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■令和、初の師走歳時記

2019-12-02 | ●歳時記1)

■■■■■■■■■■■季冬を往く■■■■■■■■■■■

■「78回目の128
●12月8日と言っても、殆どの人には伝わらないようだが、かって日本
が世界の超大国アメリカに
宣戦布告をした日である。 それは,今から
78年前の事になる。
結果はわずか4年で敗れた。しかしその後の日本
の復興の道のりは、極めて厳しかったが、反面、世界が驚くほど、ドラ
ステックで、しかもドラマチックなものだった。

 
●当時の日本の人々、そう、私どもの先輩たちは、負け戦の屈辱感が
漂う中で歯を食い
しばって、焦土と化した国土の復興に立ち上がった。
そして「戦後昭和」の長い道のりを、たゆまぬ英知と努力
で再興の軌道
に乗せ、オリンピックや新幹線、万博へと世界へ雄飛する王道を切り拓
いて
いった。
この国の戦後の復興を主導した世代といえば、総じて大正と昭和シング
ル前期の人たちだが、ほとんどの人たちはもういない。しかしこの人たち
が、営々と築いた 「戦後昭和」と「世界平和」は、今の日本の基盤とも言
えるもので、78回目の12月8日を迎えるにあたり、いまこそ現存する国民
挙げてその偉業を心から顕彰すべき時だと思う。


■「景気動向に注目
●国会も終盤を迎えて、慌ただしい。野党は、相変わらず、政治論争を
放擲して,些細とも言える桜の会などにこだわり続ける。これでは、ます
ます野党の存在が、なくなると思うが、ご本人たちは、気ずいていない
のだろうか。野党の平和ボケも、ここまでくると、腹だたしい。

●所で、今年の新年度の国家予算も決まり、執行が始まった。
国民は、増え続ける社会保障費の事は、気にするが、毎年の国家予算
について、その全容を見る人は、意外に少ないという。これもまた困った
ことだ。
特に高齢者の年金族にしては、この予算案が、年金の全ての出どころと
なる。また5年前、10年前の国家予算と比較すると、国の成長が数字で、
把握することができる。
やはり国も、企業も、家庭も、つまるところ経済に全てを依存している。
経済を支える景気がいいと、全てが上手くいくのである。

●12月2日、株価は今年の最高値を付けた。米中貿易摩擦や韓国問題
が揺れ動く中で、日本経済は堅調を保つ。そして政治の安定が、株価を
押し上げている。株価から政治を評価するのも一つの方法といえる。

 
●この予算と経済と景気がうまく絡んで、季冬から新しい令和2年の首歳に
スムーズに経過することを、ただひたすら祈りたい

 
■「ぬか漬けの妙味
5年ぶりに糠ずけを再開した。
理由は、平素ス-パーで仕込む漬物の味が、どうもしっくりこない事に
きずいたからだ。加えて知人から素晴らしいぬか床を紹介してもらった
このぬか床が、なんとも素晴らしい。普通,いいぬかずけを作るためには、
毎日手を入れ
ることが,必至の条件だったが、新しいぬか床は、3日に1
度でいい。いわゆる手抜きがで
きるわけだ。

なんといっても、一夜付けた浅漬けのなすを手で縦にさばき、生(き)醤
油を付けて、
あついご飯で食べる食感は、また格別である。



本来、漬物は、さまざまな食材を,食塩と酢、醤油、酒かす、ぬか,味噌な
どで漬け込み熟成させて、保存性を高めたうえで、、格別の風味を生み
出した、日本独自の食品だ。
特に野菜を漬け込むと,酵母菌や乳酸菌が発酵して、漬物独自の味わ
いが生まれてくる。
これを食すると,腸内の善玉菌を増やし、栄養価も高く、健康にすこぶる
良い。私の知る限りでは、京都の旧家で、江戸時代よりぬか床を受け継
ぎ、今もその糠ずけを
欠かすことなく、愛用しているという。

最近のテレビ報道番組では、パリの一流ワインバーで、ワインのあてとして、
日本のナスや
キュウリの漬物がたいへん好評だと伝えていた。
インバウンドの外国人が、食材に漬物を指名するケースが増えているという。
糠ずけは、日本人の伝統的な生活の知恵から生まれた、日本独自の食材
といっていい。
今年の冬は昨年と違い、冬野菜の値段が比較的安定しており、しかも安い。
健康のためにもぜひ、糠ずけに挑戦していただきたい。

   

■「師走の歳時記              
●季句  おでん酒くむや肝胆相てらし  山口誓子 
      咳をしても一人,          尾崎放哉

●時候  冬将軍、玄冬、冬暁、山眠る 雪明かり、寒夜、冬の暮、風花   
●祭事   ・針供養(関西では8日ごろ)  ・事始め(13日)・松迎え(13日)
             ・秩父祭(2日)・義士会(14日)・終天神(25日)・終大師(21日) 
             ・第2次大戦開戦記念日(8日) 終弘法(21日) 

野菜   冬菜 白菜 花キャベツ 葱 大根 蕪 
             果物   柑 冬林檎 晩三吉 柿落葉 
●魚介  鮪 かじき 鰤 寒鯛 甘鯛 寒鯔 むつ ひらめ 河豚 牡蠣   
●草花  寒菊 水仙 冬葵 カトレア 葉牡丹 枯芭蕉
●樹木  冬紅葉 木の葉 落葉 冬木 寒林 枯木 
情緒   風邪 湯冷め 咳 雪見 懐手 日向ぼこ

●挨拶   師走の候 寒冷の候 
  

■「日本内外の主な行事」

  1日 皇太子夫妻長女、愛子さま誕生日
  3日 米ソ首脳のマルタ会談、冷戦終結宣言から30年、
  6日 高知県知事任期満了
  7日 大雪
  8日 事納め  針供養
  8日 ●第2次大戦78回目の開戦記念日
  9日 皇太子妃雅子さま56歳の誕生日
10日  ●ノーベル賞受賞式
12日 EU首脳会談(ブリュッセル
13日 正月事始め すす払
15日 12月日銀短観
16日 歳の市
22日 冬至 ゆず湯
22日 福井市長任期満了
28日 餅つき 門松の準備
30日 東証 大納会
31日 大晦日  

   
■「タイの主な行事
 
5日  前国王ラーマ9世の誕生日(父の日)
10日 憲法記念日
31日 大晦日 

■■■■■■■■■■■■古都散策■■■■■■■■■■■
■「初冬の古都」
●12月2日初冬の古都東山の名刹「泉涌寺」を訪れた。紅葉が散り始め
歩む足元の地面は、満面、紅葉の絨毯である。この季節ならではの趣で
ある。

都の観光情報サイトによると、この時期は、内外の観光客で人垣が
できる という。比較的少ないという予測の月曜日で、小雨模様の2日を、
わざわざ選 んで出かけて来た。まさに正解だった。人はまばらで 東山
山麓の散りゆく紅葉を堪能した。

  初時雨これより心定まりぬ 高浜虚子

●泉涌寺は、古都京都東山七條界隈では、東福寺、智積院が程近い
由緒ある 名刹である。流れるような雄大な屋根の瓦に、心惹かれる。

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