
■■■■■■世界の生産拠点アジア、メコン諸国の実像■■■■■■
(写真提供:AFPBB)
●21世紀は、「わが国にとってアジアとの時代」と言はれて久しい。しかし、欧州危機や
先進国の少子高齢化の進展が顕著になるにつれ、中国をはじめメコン流域諸国の進展など、
アジア諸国の台頭は現実のものになりつつある。
先進国の少子高齢化の進展が顕著になるにつれ、中国をはじめメコン流域諸国の進展など、
アジア諸国の台頭は現実のものになりつつある。
●折も折日本政府は、去る4月22日タイをはじめ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミヤンマーなど
メコン地域首脳5ヶ国首脳を招き、東京会議を開催し「東京戦略2012」を採択した。
●日本政府は、東南アジアメコン流域諸国へのインフラ投資を強化、港湾、道路、
発電所、高速鉄道など事業規模約2兆3000億円にのぼる主要案件のリストを提示し、
発電所、高速鉄道など事業規模約2兆3000億円にのぼる主要案件のリストを提示し、
2013年から3年で約6000億円の政府開発援助(ODA)を約束した。
特に目玉は、ASEAN経済の動脈と言はれる東西経済回廊の改良事業など、官民
上げて取り組む事になった。
特に目玉は、ASEAN経済の動脈と言はれる東西経済回廊の改良事業など、官民
上げて取り組む事になった。

●いまや、タイやインドネシアは、東南アジアの供給拠点になっているが、さにあらず、
昨年のタイの水害による生産中止で、実は電子機器などの世界的な生産拠点である事が
明確になった。
そのために、日本や米国などの先進国の景気が後退し、需要が減退した場合には、
アジアの輸出基地であるタイや韓国の輸出が、最も影響を受けることがデータでわかってきた。
●開発から資金、生産そして供給までますます国境なき一体的な生産供給体制が望まれる
時代になってきた。 (山)
【アジア諸国の輸出状況】2010年
・ 億ドル (輸出先) ・
(国名) (輸出合計) (日本) (米国) (欧州) (中国) (アジア)
●タイ 1,954 10,5 10,4 7,4 11,0 21,8●
●韓国 4,664 6,0 10,7 8,2 25,1 12,4
●中国 15,783 7,6 18,0 14,8 10,7
●インドネシア 1,578 16,3 9,1 9,2 9,9 20,3
(出所:CEIIC)
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