
■■■■■■■■■■タイの政情■■■■■■■■■■
JTIRO NEWS&INFORMATION
●タイの政情が、再び緊張を呼んでいる。
バンコク都心では、スティーブ元副首相率いる反政府デモ隊が7ヶ所
で集結し 首都機能を麻痺させようと決起する。日系企業にも影響が
及ぶ可能性が出てきた。

(提供/MSN産経)
■「昨年以降の経過と現況」
●昨年、インラック首相が、追放中の元首相の免訴を求める法案を、
国会に提案。
●それに反発した反タクシン派が国会と官邸に波状デモを仕掛ける。
国会に提案。
●それに反発した反タクシン派が国会と官邸に波状デモを仕掛ける。
(本来、反タクシン派は、票田が首都バンコクと南部地方の約3割に
限られるため、デモで抗戦せざるを得ない苦しさがある。)
●12月反タクシン派のデモ解除を狙い、首相は下院(500人)を解散

●下院総選挙を2月2日に実施する事に決定、立候補受付を開始、
●年がかわつて2014年、
反タクシン派が強い南部地区で、反対派が立候補をボイコット。
●1月13日再び反タクシン派がバンコクに結集、大規模行為集会
を開始。
●タイの通貨バーツが、首都の混乱を警戒して小幅安に動く、
●タイの車販売が長引く政権混乱で37%減に、販売後退が続く、
●2月2日の総選挙に対し、政界の一部に延期説も出てきた。
●現在中立の国軍が、クーデターに動くという噂もある。

■「タイの日本企業の実情」
●日本のタイ進出企業数は1458社、
日本の投資件数は761件、1兆1千億円、これは日本の海外投資の
約6割にあたる。
●日本のタイ進出企業数は1458社、
日本の投資件数は761件、1兆1千億円、これは日本の海外投資の
約6割にあたる。
●バンコクの日本人小学校もついに休校に追い込まれた。
日本企業もタイへの出張を取りやめたり現地社員の引き上げを検討
し始めた。憂慮すべき事態のようだ。
日本企業もタイへの出張を取りやめたり現地社員の引き上げを検討
し始めた。憂慮すべき事態のようだ。
●在バンコク日本大使館も入国する日本人に、反対勢力がデモする
バンコクの都心部に近ずかないよう警告を出す。
バンコクの都心部に近ずかないよう警告を出す。
●2006,08,10年3回に及ぶ大型デモと、10年の大水害に次ぐ深刻
な事態とみる向きも多い
■「タイ政治はどうなる」
●ロングスティヤーの多いチェンマイの現況を,問い合わせてみた。
「現在は、平素と変わらず平穏」だが 2月2日の総選挙を目前にし
て、両陣営の動きは今後活発になるという。
●デモに参加する人たちには、両陣営とも平素の労賃より割増しの
特別報酬が全員に約束されるという。
だから我々が目にする何万人というデモは、実は両陣営の雇われ
デモの集団というわけだ。だから時としては、、家族で参加して楽し
むリクリエイションの場ともなるという。
まだまだ未熟なタイの民主政治の一端をかいま見たようで、興味深い、
(提供/MSN産経)
●もともと、反タクシン派の野党の人たちには、バンコクと南部地方
の富裕層や中間層の人達が多く、タイの約2割を占めるといわれる。
しかし南部の野党の人たち言わせると、貧民層の多い北部地方の
人たちは、税金も払わないで、タクシン派に買収され、票の力で政
権を取り国を動かしてきた。
反タクシン派のタックスぺィヤーにしてみれば、憤懣抑えがたい怨念
が渦巻く、 加えて旧くはバンコクの南部地方と、チェンマイの北部
反タクシン派のタックスぺィヤーにしてみれば、憤懣抑えがたい怨念
が渦巻く、 加えて旧くはバンコクの南部地方と、チェンマイの北部
地方とは、別の国だった歴史もある。
●どうあれタイは経済を伸ばし、新興国から中進国へ、今やアジア
のハブとして、世界の信頼を得るまでに発展を重ねてきた。
それだけに、良識あるタイ国民の努力で、この局面を早急に打開し
て欲しい。一日も早い解決を期待したい。
て欲しい。一日も早い解決を期待したい。

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