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松の盆栽

2012年02月15日 | Weblog
我が家の近所には、写真のような立派な盆栽をそだてているお宅がある。松を植えてある盆栽の鉢を見ても、とても素人とは思えない玄人はだしの人のようである。
ところで盆栽と言えば大宮盆栽村が有名だが、最近のニュースによると好家が少なくなり、日本人より外国人の方が多くなったそうである。このような日本人の盆栽離れは、嘆かわしい次第である。
生け花などと同じように、様式美というか、一定の約束事がありながらも巧みに自然を表現する芸術だと思うが。


松(まつ)・松科。
・学名 Pinus : マツ属
Pinus(パイナス)は、
ケルト語の「pin(山)」が語源。

・花は茶色でちょっと変わってる。
・寒い冬にも耐え、常緑なので、
長寿の象徴とされている。
・神がその木に降りてくるのを「待つ」
ことから「マツ」になったとも、
葉が2つに分かれていることから
「股(また)」が次第に「マツ」に なった、ともいわれる。

・1本の小さな枝からふつうは2本の細い
葉っぱが伸びる。(二葉松(にようしょう))。
赤松や黒松は、この「二葉松」。
5本の葉っぱが伸びるのは、いわゆる「五葉松(ごようまつ)」。

・「茂岡に 神さび立ちて 栄えたる
千代松の木の 年の知らなく」 万葉集 紀鹿人(きのかひと)

「立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む」 中納言行平(ちゅうなごんゆきひら) 古今集 百人一首(16)

「誰をかも 知る人にせむ 高砂の
松も昔の 友ならなくに」 藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 古今集 百人一首(34)

「鶴の岡 あふぎて見れば 峰の松
梢(こずえ)はるかに
雪ぞつもれる」 金槐和歌集 源実朝

「名月や 畳の上に 松の影」 宝井其角

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:レンテンローズ  花言葉:熱情

  今日の一句:春めくといふ言の葉をくりかへし     阿部みどり女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

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