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石榴(ざくろ)

2013年09月24日 | Weblog
これは、石榴(ざくろ)科、 ザクロ属の石榴(ざくろ)という実である。この石榴のネーミングは、実が不規則にサックリ裂けるからだと思っていたが、その由来は必ずしもさだかでないようである。石榴(ざくろ)と言えば、幼いころの思い出が沢山ある。それは、他人様の石榴(ざくろ)を黙って頂戴し、餓鬼どもと一緒に頬張ったりしたからである。その味は、妙に酸っぱくて種ばかりだったようである。いま考えると、石榴(ざくろ)の実は、決して美味しいものではなかった。でも、それが扁桃腺の薬になり、はたまた下痢止めに効くとは意外である。


石榴(ざくろ)・石榴(ざくろ)科。
・学名 Punica granatum(石榴)
   Punica : ザクロ属
   granatum : 粒状の
 Punica(プニカ)は、
 ラテン語の「punicus(カルタゴの)」
 が語源。
 ザクロの原産地が
 カルタゴだったのかも。
 (カルタゴは、北アフリカの
  今のチュニジアあたり)。
 
・開花時期は、 6/ 5 ~ 7/20頃。
・西南アジア原産。
 日本へは10~11世紀頃渡来。
・若葉は赤いのでよく目立つ(4月頃)。
 なぜ若葉が赤くなるかは、
 紅要黐(べにかなめもち)ご参照。

・呼び名の由来は
 はっきりしないが、
 おもしろい説として、
 原産地近くの 
 ”ザグロブ山”の名前が由来、
 というのがある。 

・実(み)は食べられる。
 おもしろい形。
 不規則に裂けている。
 種(タネ)が多いことから、
 アジアでは昔から  
 子孫繁栄、豊穣のシンボルだった。
 また、実を煎じた液で
 うがいをすると
 扁桃腺炎に効き、
 陰干しした花や実を煎じて飲むと
 下痢止めになる。

・実に残る”帽子状”の
 ガクの部分は
 冠にも似ており
 王冠をいただく果物として
 権威の象徴にもなった。
 昔のソロモン王の宮殿の柱頭には
 このザクロが  
 デザインされたという。

・男性陣の中にいる、
 唯一の女性のことを
 「紅一点」というが、
 これは、中国の王安石が、
 石榴の林の中に咲く花を
 詠んだ詩から出た言葉。

・リビアの国花。

・「姫石榴(ひめざくろ)」は、
 ふつうの柘榴より
 花や葉っぱが小さく、
 花は少し遅めで
 夏から秋にかけて咲く。

・「柘榴」とも書く。

・「鈴なりの 石榴いろづき 埃風の
  なかに揺るるよ その赤き実が」  大橋松平

 「ざくろの実  いまだ青しと 待ちしより
  今日雨にぬるる 大き紅」    佐藤佐太郎

  (季節の花300から引用)

  今日の誕生日の花:オトコエシ(男郎花)   花言葉:野生味

  今日の一首:山の家の人訪ねゆく車窓よりオトコエシ雪のように咲く見ゆ  鳥海昭子  

  (NHKラジオ深夜便から引用)

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