さよなら・・・

「もう、お別れなの？」
彼女はうつむいて呟いた。
私は背を向けてうつむいた。
「やっぱり若いコの方がいいのね？」
「そうじゃない、君が嫌いになったわけじゃないんだ。」
私は振り向いて下を向いたまま口ごもった。
「じゃあ、どうして？奥さんよりも一緒にいる時間は長いのに・・・気に入らないところがあったら直すから。」
彼女の目は涙に輝いていた・・
「君のつぶらな瞳も、大きな体も、その声も、小食なのも、みんな今でも好きなんだ、ただ・・」
私はやはり彼女を正視することが出来なかった・・・

と、なんだかよくわからない文章になってしまいましたが、
通勤の友、自動車を買い換えることになったのです。

つぶらな目・・・



大きな体・・・


通勤に往復で４時間近くかかる事もあるワタクシ。
必然的にオクサマと顔をあわせるよりも車上にあることが長い日も結構あります。

社会人になってからは、上州ナショナリストとして、スバルの車にお世話になってきました。
四駆はやはりスバルです。
水平対向エンジンの、独特の音も好きです。

この車は・・
６年弱で１６万キロメートル近く、走ってくれました。
通勤だけではなく、山登りの友として、平ヶ岳や皇海山への道も走破してくれました。
雪道も何の心配もなく走ってくれました。
意外と小食で１リットルあたり１２．５キロほど走ってくれました。
ありがとう。
そして、さよなら・・

さらばスバルよ・・・