サザエさんと女子アナ

各新聞社説を読んでおりましても、非常に今の状況はまずいのではないかという筆者の提言も受け入れてもらえている感じも致します。

いまのマスメディアの状況が、芸能などの雰囲気に流されて、秩序破壊的な方向に流れていたのは確かなのかと思います。

本日の朝日の天声人語でサザエさんのことが記されておりました。

以前、フジテレビにもっとサザエさんの価値を見直して、テレビのプログラム全体にサザエさん的な指向を取り入れるべきではないのか？と進言したことがありました。

天声人語によりますと、サザエさんの主題歌を聴くと、翌日の仕事を思って気分がふさぐというのを「サザエさん症候群」というらしいですね。

そんな経験は誰にでもあるのでしょう。


今のテレビの方向として、社会秩序破壊の傾向があるのは間違いないが、その中で異彩を放っているのが、サザエさんであると言えないでしょうか？？

サザエさんは非常に道徳的であるが、押しつけがましくもなく、それに多くの視聴者が引きつけられて、いまだに数ある番組の中で、トップクラスの視聴率を誇るお化け番組でもあるわけです。

そんな、秩序があったころの懐かしい番組がいまの若い視聴者をも引きつけるという理由はなんなのか？？

それを各マスメディアにも考えていただきたいわけです。
いまのメディアの番組はそれとは全く反対の方向に進んでいるというわけです。

　
テレ朝が資本提携する新日本プロレス。
秩序破壊的な暴力団興行の花形だ！


社長！まいった、まいった。

MACO

猪木さんのサイン入り手形は宝物や！

秩序というと、高圧的な国家に個人が封殺されてしまうような、そんな方向にばかり考え勝ちでしょうが、サザエさんのような、みんなが少しずつ我慢して、少しずつ意見をいうといった、民主的な秩序もかつての日本の大衆はもっていたのかなと思います。

いまの日本社会をみておりますと、我欲を優先して、それぞれの欲望を満足させるべく、排他的になって、建設的な議論も行われずに、攻撃的論調に終始し、結果社会秩序の破壊が進んでしまっているといえるのではないでしょうか？？

サザエさんのような、穏やかで民主的な秩序というものをどこか視聴者が求めていて、それがいまの社会に欠けているものであるとしたら、サザエさんを視ることで一時の幸福を味わい、また翌日からの秩序無き世界に備え気分がふさいでしまうということが、「サザエさん症候群」であると言えるのではないのか？？



メディア企業が、新聞やテレビ番組を作ることは、社会の規範を作っていくような誇りのある作業である時代もあったと思います。
昔は新聞社やテレビ局は大学生の憧れの就職先であったと思います。

いまなぜ、社会の活力が失われてしまったのか？
女子アナの自殺だけでなく、年間３万人といわれる多くの日本人がなぜ自死をえらばなければならないのか？？

メディアの皆さんはサザエさんをみながら考えていくべきではないのでしょうか？？


　





古館プロジェクト代表古館氏

税務調査したってうちは何もでねぇよ。
有能な税理士に一任してる。