ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

新井田 豊vsエリベルト・ゲホン(会場観戦)

2005年09月30日 01時05分38秒 | ボクシング
▼WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
新井田 豊 対 エリベルト・ゲホン
結果:新井田 10回負傷判定勝ち(2-1…96-95、96-95、93-97)

この挑戦者は長身で不用意に入ると強烈なカウンターがあるため、新井田は苦戦する(最悪は敗戦もありえる)だろうと感じていた。


入場した両者、新井田はすでに王者の風格、落ち着きをみせる。対するゲホンはやや表情が硬い。1Rゲホンの左ジャブがうるさい。新井田は相手を見ている感じで、冷静にパンチをよける。ラスト10秒になり新井田がラッシュを仕掛けた。2Rには新井田が早くもスイッチしてみせる。ゲホンは新井田のパンチを警戒してか重心を後ろにおき左ジャブで近づけない戦術。4Rにはゲホンの右ボディアッパーがヒットし、一瞬新井田の動きが止まる。しかしラウンド終盤には新井田がラッシュを仕掛け右フックを好打。もこみちさんも「すごい」の一言。


7Rゲホンと新井田のリーチ差15cmを感じさせないほど新井田の左ジャブがよい。右も数発当てた。8R後半勝負の作戦をたてていた新井田が勝負をかけ、得意の左フックが当たる。9Rにはワイルドなフックをジャストミート。完全にゲホンの動きを見切った様子だ。そして10R新井田がこのままポイントを取るかと思われた時、両者バッティングでゲホンが目の上を流血。続行可能と思われたが、レフリーが試合を止めた。

ゲホンは挑戦者なのにチャンピオンになるという意気込みを感じられなかった。10回も戦おうという仕草はみせず、新井田ペースだった試合をまるで逃げるように放棄したように見えた。そんな気持ちではチャンピオンにはなれない。試合後挑戦者はいろいろ言っているようだが、そんなんで勝てたら「攻め続けた坂田はどうなんだ」と言いたくなる。

対する新井田には感心した。ディフェンスが良くほとんどのパンチをガードやスウェイでかわした。会場ではそれが当たっているように見え、引き分けかなと感じたが、TVで観ると新井田のテクニックがよくわかった。強敵相手に新井田の完勝である。

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