考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『この季節が待ち遠しい』(いちご2後半)

2023-02-23 18:08:00 | 英作 解答

英作問題『いちご 』

2. 私は、イチゴに目がないので、この季節が待ち遠しい。(後半)

⇒ 前回の英作『イチゴ』2の続き。

『この季節が待ち遠しい』

イチゴに目がない人にとって、このまだ少し寒さが残る季節が『待ち遠しい』。

この『待ち遠しい』という表現を考察する。

待ち遠しい、ということで、待つという語があるので、wait を使うとよい。待ち遠しいということは、この季節が待てないということなので、wait until や wait for を使い

・I can't wait until this season comes.  (until ~まで待つ)

・I can't wait for this season to come.   (wait for ~を待つ)

待ち遠しいということは、この季節が早く来て欲しいということである。want を使うと

・I want this season to come soon.  

 want 人 to という形式で、人に~をして欲しい、という型だが、人でなくても物や事象等にも使える。使い勝手がよい構文なので、ぜひ使いこなして頂きたい。

この季節、ということであるが、具体的に言うと、1月2月ということだろう。もしくは春が来る直前となる。もしくは、冬の終わり。

・I want January or February to come soon. 

・I can't wait until January or February to come. という具体である。

 hope を使うと

・I (always) hope this season comes soon. 

 

この季節が待ち遠しい、ということは、言い換えれば、この季節の到来を待ち焦がれているということ。要するに、春が大好きということ。もっと言えば春が一番好きということ。よって

・I like this season the best. 

でもよいだろう。別に待ち遠しいだからと言って、wait にこだわる必要はない。言葉を超えた想いを観ることが大切だと思う。

他にも

・I always look at the calender and count how many days we have before this season comes. なんて言うと、この季節の到来を指折り数えるということになり、待ち遠しいという感じが出る。

 

待ち遠しいということは、その季節が近づいてくると、嬉しいので

・I am happy when this season is coming. 

その季節が来るとhappy であるということは、それ以外の季節は悲しいということになるので

・I am happy when this season comes / is coming. I am sad in other seasons. 

happy とsad を並べて対比として使うことで、その季節に対する思いがよくわかり、ひいては『待ち遠しい』ということが意味として伝わると思う。

 

イチゴに目が無く、この季節が待ち遠しい。ということは、この季節が近づいてきたら、興奮で眠れない(?)と考えたら

・I can't sleep at night when I think about this season, because I am so excited. としても面白い。

そんなわけない、と思うが、こういうものは、いかに自分がその対象を『好きか』ということを表現しているのである。

イチゴが好きで、この季節の事を考えたら、仕事も手に付かないという状態が『待ち遠しい』ということだとしたら、

・I love strawberries. I always think about this season. I cannot concentrate on my work. 

 

待ち遠しい、というと、look forward to (楽しみにする)という表現がある。これを使うと

・I look forward to this season. というのでもよいのだが、決まり文句は便利だが、それを知らなければ言えないし、そしてそれを言ったらそれで、自分の思いが、それだけで伝わると安心してしまう。本当に私がイチゴに目がなくて、この季節の到来を心の底から待ち焦がれていたならば、look forward to だけでは、その情熱、想いを表現し尽せないだろう。

決まり文句を活用するのはよいが、それに安住することなく、自分で考えて、自分の表現の限りを尽くして表現に努める姿勢が、英会話能力の向上につながることとなる。

 

『この季節が待ち遠しい』ということは、他にも miss という語を使うと

・I really miss this season. となる。

miss は、その人がいない、それがないからゆえに、生じる感情である。『寂しい』という意味。英英辞書(Oxford learner's dictionary)では to feel sad because you can no longer see sb (=somebody) or do sth (=something) that you like  とある。

 

『この季節が待ち遠しい』ということは、I am so excited about this season ということであるし、その想いを根源レベルにまでさかのぼるならば、結局『私は、イチゴに目がないので、この季節が待ち遠しい。』というのは、

・I love strawberries. I love this season.  ということになる。

 目が無い、待ち遠しいも、共にイチゴとその季節への愛を語っているのである。考えればそうなる。

 英語で表現するにあたり、本当にイチゴに目がない人の気持ちを想像したならば、日本語の字面にとらわれることなく、自然と上記のような英語になると思う。

語彙の不足を嘆くより、我々に必要なのは、ほんの少しの想像力である。

 

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