考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『盗作4(ブランド信仰)』答と考え方

2015-09-17 19:33:24 | 英作 解答
【盗作】

4. 日本では依然、ブランド信仰が根強い。

→言葉はサインである。又はきっかけ。ある人がある事象を言い表す為にその言葉を使ったにすぎない。言葉の字面にとらわれることなく、その発言者の思いをどこまで共有できるか。

昭和を代表する批評家として名高い、小林秀雄氏の言葉に『その魂と共振できるかどうか、そこなのだ。そこだけなのだ』というものがある。

これこそ英作の要諦である。

『ブランド信仰が根強い』これをどう料理するか。ある人が観察した結果をたまたま、こう
言葉に表現したに過ぎないことから考えると、『みんなブランドが欲しい』という意味に他ならない。よって、

・Everybody wants expensive bags.

ブランド品=厳密にはbrand name items辺りが訳語であろうが、知らなくても簡単に言える。上記のようにブランドといえば、高いバッグに代表させればよい。

別にバッグでもスーツでも何でも良い。要は現代の日本の憂うべき現状を伝えたいのだ。常にポイントを押さえることが大事である。 中国古典の易経にある『時中』(じちゅう)と言う教えの通りである。中庸も同じ。その時その時本当に大事な事は何かを見抜く必要がある。

いや本当は誰しも直感的にわかっていると思う。しかし的確に訳すことを阻害する要因がある。それは枝葉末節にとらわれ、細かく見すぎることで大局観が失われるからだろう。不要な枝葉は剪定することで植木はよく生育する。

ここまで考え及べば、様々に英語で表現できるだろう。

ブランドを『信仰する』とは、狂気の沙汰であると考えれば crazy が使える。

・Everyone is crazy about expensive bags.

・They are all crazy. They pay a lot of money for very expensive things like bags and clothes.

・They don't care how much money they spend on really good and expensive things such as bags, clothes and cars.

・信仰→盲信。恋は盲目である。英語でLove is blind. love を使おう。

・They really love things like Louis Vuitton or Gucci.

良いからとはいえ、似合うか似合わないかを考慮せず、ステータスとして、もしくは見栄として、老いも若きも同じものに走る、ということがあるならば、それは少し奇妙であろう。要はそれが伝われば上記英作の答えとしては合格であろう。正しい英語であれば。

最後に、故・小林秀雄氏の言葉が載っている本の帯の画像をお見せする。私はこの言葉がいたく気に入っており、この本の帯をラミネートしていつも持ち歩いている。語学とは何か。人間にとって言葉とは何か。考えさせられる。





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