考える英語 (英作で英会話上達!)

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英作『イチゴは、風邪の予防に必須のビタミンCが多く含まれ、美肌効果もある』(英作問題・いちご13)

2023-08-16 16:58:21 | 英作 解答

英作問題『いちご 』

13. イチゴは、風邪の予防に必須のビタミンCが多く含まれ、美肌効果もある。

⇒ まずは、ビタミンCの箇所から見ていきたい。

イチゴには、ビタミンCが多く含まれている、ということである。

含まれている、ということは、イチゴがビタミンCを多く「持つ」ということである。have を使い

・Strawberries have a lot of vitamin C (inside).  (vitamin は、ヴァイタミンと発音)

含むは、ずばりの単語で言うと、contain である。 Strawberries contain a lot of vitamin C. のようにいう。含むと言われて contain を知らなくても、have を使えば問題がない。

『イチゴは、風邪の予防に必須のビタミンCが多く含まれ』

簡単な英語で言うために、情報を整理すると、上記は『イチゴは、ビタミンCを多く持ち、そのビタミンCは、風邪の予防になる』ということになる。情報を整理すれば、英訳は難しくはない。

今度は、風邪の予防になる、と言う箇所を考える。

風邪の予防になる、ということは、言い方を変えれば、

イチゴはビタミンを多く持つので、イチゴを食べたら、風邪に(あまり)かからないということになる。よって

・Strawberries have a lot of vitamin C, so if you eat a lot of strawberries, you will not get a cold easily. 

※風邪は、a cold と数えられる名詞である。get a cold, catch a cold, have a cold. 

・If you don't want to get a cold, you should eat more strawberries, because they have a lot of vitamin C. (かぜにかかりたくなければ、イチゴをもっと食べるべきですよ、イチゴにはビタミンCが多く含まれるから)

keep を使うのもよい。keep ~ away で~を遠ざけるという意味なので、

・Strawberries have a lot of vitamin C, so eating strawberries will keep colds away. 

An apple a day keeps doctors away. 一日一個のリンゴで医者いらず、という西洋のことわざがある。日本でいう、梅干しは医者殺し、といったところだろうか。英語にすると、

Pickled plums keep doctors away.  と言える。

梅干しというと、ついこの間、生徒様より梅干しを頂いた。ご自宅でつくられた梅干しとらっきょうを、毎年頂戴している。ラッキョウは、早速カレーを作って、おいしく頂いた。もう歳だと毎回おっしゃるが、課題の暗唱文の練習も毎回頑張っておられるし、エッセイも、お孫さんのことから、お料理や時事的なことまで、習った表現を使って頑張って書いて提出される。語学に歳は関係ない。It is never too late to learn. (学ぶのに、遅すぎることはない)

『美肌効果がある』

美肌効果があるということは、どういうことだろう。結果を考えると、イチゴを食べたら、美肌になるということである。have を使うと、美しい肌を持つと考えて、

・You will have beautiful skin if you eat a lot of strawberries. 

become (成る)を使うと

・Your skin will become beautiful if you keep eating strawberries. 

美肌ということであるが、柔軟に考えて、美しい=若いと考えてもよい。

・You will have young skin if~ . 

 good でもいいだろう。

・Your skin will look good if you eat a lot of strawberries. 

make を使うと

・Eating strawberries will make your skin look good.

 good for でもよい。

・Strawberries are good for you (your skin) if you want beautiful skin.

 give を使うと

・Eating strawberries will give you beautiful skin. 

効果というと、effect という語があるが、別に使わずとも、上記のように、簡単かつ自然な言い方でいくらでも言える。もし使うなら、have an effect on という形をとる。Eating strawberries will have a good effect on your  skin. 等。

effect =効果、と単語の意味を知っているだけでは使えないので、そこから一歩進んで、英和辞典、英英辞典を引いて、例文を読み、使い方を確認してから、使うことが大事である。

英作の立場から言うと、効果と言われるから、effect を使うというのではなく、むしろ効果とは何か、なぜ効果と言っているのかをこそ考えたい。少し考えれば、効果と言っても、ああすれば、こうなると言っているに過ぎない。もしこれをしたら、こうなる。しなければ、そうならない。端的に原因と結果(cause and effect) の話であるし、if (もし)を使えば、事足りる。

考えることで、我々は、自分が言いたいことが、本当は何を意味しているのかを、よく理解できる。理解しさえすれば、自分の知っている、ごく簡単な英語だけで、十分かつ正確に意図を伝えることができる。

考えなければ、自分の言いたいことが、本当は何を意味しているかを理解できない。理解できなければ、難しい日本語に振り回されたままで、自分の知っている英語が、まさか使えるとは夢にも思わず、直訳で不自然な英語で相手に意図が伝わらないという、悲しい結果となる。

英語の学習も、当然のことながら原因と結果の法則に支配されている。

正しいインプット(入力、学習)をしなければ、正しい結果(出力、上達)は生じ得ない。

正しい英語学習とは、何か。

英語の正しい学び方を見抜く、眼力(がんりき)が、問われている。

 

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