ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「レストラン おっくす」(日暮里)

2014-12-15 15:19:51 | 荒川区
ステーキ漂流記
12月15日「レストラン おっくす」和風ステーキセット?g(日暮里)

一週間以上間が空いてしまった。こういうこともある。行こうと思えば「ペッパーランチ」に行けたが、駆け込んでステーキを食べるのはやっぱり嫌な物だ。だから、ブランクが空く。ただ食べればいいって物じゃない。その後こうやって書いて、有難いことに読んでくれる方がいるんだから、ペッパー、いきなり!、ビリー、サイゼ、デンジャーでローテーションっていうのもなんだかね。

ということで、せっかくステーキを食べるなら今まで行かなかった区でステーキを食べたい気分になったので、なんとなく荒川区日暮里をチョイス。本当、なんとなくだが、これが店をチョイスするのに悪戦苦闘。意外にもないんだよね。まったくないわけじゃないけど、駅ビルにあるDはサーロインステーキが1100円という、あまりの安さに怪しく思ってね。危険回避ですよ。

なので街を練り歩くが、本当にない。居酒屋や焼肉屋はあるけど、洋食屋がない。ビリーを見つけたがやっぱり夜から出し。サイゼリヤもあるけど、わざわざ日暮里まで来てサイゼリヤはないでしょ。「もうないかな……」と思い、気持ちが駅ビルのDに傾きつつあった矢先にレストランの看板を発見! その名も「レストラン おっくす」。おそらくチェーン展開してない個人経営店だ。しかもランチメニューにステーキがある。これは入るしかないでしょ!

店内は異様に広く、テーブルとかはレストランの雰囲気があるけど、午後イチのお昼時にもかかわらず客はポツポツしかいなくて、どこかうらぶれた感じがする。どーんとあるテレビといい、土日競馬中継をやるギャンブラーの溜まり場のような店だ。

ランチメニューに和風ステーキセットがあったが、それ以上のピンのステーキがある、と睨みおばちゃん店員にメニュー表を頼む。すると、案の定、シャンピニオンステーキという2800円のメニューがあり、これとランチのステーキが同じか、と訊くと……同じメキシコ産の肉であることがわかり、素直にランチの和風ステーキセットを頼む。

それにしても、日暮里の駅周辺のお洒落な駅ビル&駅前ビルや表通りの居酒屋やラーメン屋、ファーストフード店と比べても、「レストラン おっくす」の時代に取り残され具合、というか昭和の佇まいは只者ではない。っていうか、よくぞ生き残れたとしか言い様がない。なのに、ぶっちゃけ、この不人気ぶり。錦糸町にもあるよ。そういう喫茶店。●ク●の経営店ね。おばちゃん店員は垢抜けたその辺のスーパーのレジ打ちと変わらないけど、どこかキナ臭さがあるんだよ。

そんなことを考えてるうちに和風ステーキセットが来る。まず、一口。やや硬めの肉だが、和風のタレが効いているおかげでメキシコ産のステーキのわりには食べやすい。肉をゆっくり楽しみたいのでサラダとライスを急いで片付ける。で、ゆっくり肉を食べる。明らかに「ビリー・ザ・キッド」のメキシカンステーキより美味い。理由は簡単。和風のタレをベタベタつけたおかげで地味なメキシコ産ステーキにインパクトを与えた。「シラツユ」の黒毛和牛ステーキはタレがベタベタなおかげでステーキが死んだが、「おっくす」のステーキは幸いにも生きた。1+1が3、いや2.5になるメキシコ産ステーキ。

だが、付け合わせのサラダにドレッシングがなかったり、味噌汁用の箸がなく、フォークで食べさせられたり、残念なアンサービスぶり。アンサービスというか、ひょっとこな対応というか。まあ、そこも含めてザ・昭和なわけか。

とりあえず、メキシコ産にしては悪くなかったが、ワインの不味さも含めて残念な点が多い。

★★


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